滑石とは? わかりやすく解説

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かっ‐せき〔クワツ‐〕【滑石】


滑石(Talc)

滑石 滑石
長崎県西海市大瀬戸町
Mg3Si4O10(OH)2 画像の幅約4.5cm、3cm

淡い緑色をした葉片状の鉱物が滑石です。
独特のスベスベした触感のある鉱物で、モース硬度計硬度1の
鉱物としても知られています。

滑石 (かっせき)

やわらかい石なので、加工しやすいのが特ちょうです。弥生時代には紡錘車ぼうすいしゃ]の材料として使われました。中世には、保温性がよいという利点生かして、滑石でなべが作られたりもします


滑石 (かっせき)

●分類:  
●倉番: 北倉 113 
●寸法: 1塊 重1175 粉末重48.75 
●説明: 塊の一部に墨で 「滑石」と書かれている実体加水ハロイサイトである。用途利尿薬など。 

滑石

読み方:ナメイシ(nameishi)

所在 熊本県玉名市


滑石

読み方:ナメシ(nameshi)

所在 長崎県長崎市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

滑石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/27 14:48 UTC 版)

滑石(かっせき、: talcタルク)は、珪酸塩鉱物の一種でフィロケイ酸塩鉱物に分類される鉱物。あるいはこの鉱物を主成分とする岩石の名称。世界的にはタルク(talc)のほか、ステアタイト(凍石)、ソープストーン(石鹸石)、フレンチチョーク、ラバとも呼ばれることもある[1]


  1. ^ a b c d e 北原愃夫. “日本の滑石の現状と問題点”. エネルギー・資源学会. 2023年10月27日閲覧。
  2. ^ a b c d e 須藤定久. “篆刻用印材(ろう石・滑石など)の話”. 地質調査総合センター. 2023年10月27日閲覧。
  3. ^ 食品添加物ADI関連情報データベース
  4. ^ 厚生労働省行政情報 添加物使用基準リスト 2
  5. ^ Current EU approved additives and their E Numbers英国食品基準庁、26 November 2010
  6. ^ a b 34 タルク等石綿含有物を使用する作業”. 厚生労働省. 2023年10月27日閲覧。
  7. ^ 小学校理科ハンドブック”. 大阪府教育センター. 2021年3月9日閲覧。
  8. ^ 石綿による疾病の認定基準の運用上の留意点について 2「石綿ばく露作業」について 厚生労働省労働基準局(2003年9月19日)2020年11月2日閲覧
  9. ^ アスベスト混入タルク問題・ベビーパウダー問題の原点1987年そして1975年”. 全国労働安全衛生センター連絡会議 (2020年5月24日). 2021年7月19日閲覧。


「滑石」の続きの解説一覧

滑石(鉱物)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 05:35 UTC 版)

「滑石」の記事における「滑石(鉱物)」の解説

滑石は、水酸化マグネシウムケイ酸塩からなる鉱物で、粘土鉱物一種である。 組成式Mg 3 Si 4 O 10 ( OH ) 2 {\displaystyle {\ce {Mg3Si4O10(OH)2}}} である。蛇紋石( Mg 3 Si 2 O 5 ( OH ) 4 {\displaystyle {\ce {Mg3Si2O5(OH)4}}} )が熱水変質、あるいは苦灰石( CaMg ( CO 3 ) 2 {\displaystyle {\ce {CaMg(CO3)2}}} )が接触変成してできる。 2 Mg 3 Si 2 O 5 ( OH ) 4 + 3 CO 2Mg 3 Si 4 O 10 ( OH ) 2 + 3 MgCO 3 + 3 H 2 O {\displaystyle {\ce {{2Mg3Si2O5(OH)4}+ 3CO2 -> {Mg3Si4O10(OH)2}+ {3MgCO3}+ 3H2O}}} 3 CaMg ( CO 3 ) 2 + 4 SiO 2 + H 2 OMg 3 Si 4 O 10 ( OH ) 2 + 3 CaCO 3 + 3 CO 2 {\displaystyle {\ce {{3CaMg(CO3)2}+ {4SiO2}+ H2O -> {Mg3Si4O10(OH)2}+ {3CaCO3}+ 3CO2}}} 色は一般に白で、ろうそく真珠のような光沢持っているために、これを主成分とする岩石後述)はろう石呼ばれることもある。微細な薄片状の結晶集合し固まっている産状呈することが多く大きな単結晶状態で産出することはまれである。不純物により灰色緑色したものもある。 滑石はモース硬度1の基準となる標準物質で、鉱物の中で最も軟らかいものの一つである。爪で傷つけることもできる(爪の硬度2.5度)。純粋なものは安定した硬度を示すが、不純物含まれる場合硬度高くなる

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「滑石(鉱物)」を含む「滑石」の記事については、「滑石」の概要を参照ください。


滑石(岩石)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 05:35 UTC 版)

「滑石」の記事における「滑石(岩石)」の解説

滑石は、輝石角閃石カンラン石といったマグネシウムケイ酸塩主成分とする鉱物から成る岩石熱水変成して生じ変成岩であり、前述鉱物主成分とし、他の鉱物混ざった状態で産出することが多い。

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