こう‐ど〔カウ‐〕【硬度】
硬度
水中に溶存するカルシウムイオンおよびマグネシウムイオンの量を,これに対応する炭酸カルシウムの量に換算して示したもので,単位はmg/Lで表します。10~100mg/L程度の水が「おいしい水」であると言われています。硬度が高すぎると石鹸の泡立ちが悪く,よごれが落ちにくくなることが知られています。また,飲み水としては,高濃度であると下痢を起こしたり,胃腸障害を起こすと言われています。
軟水 | 0~60mg/L | |
中程度の硬水 | 60~120mg/L | |
硬水 | 120~180mg/L | |
非常な硬水 | 180mg/L以上 |
硬度
水中のカルシウムイオンおよびマグネシウムイオンの量を、これに対応する炭酸カルシウムの量に換算したもの。または換算した質量(mg/&) のこと。通常、材質や塗面の表面硬度を指す場合は硬さと表現する。硬さとは物体の硬軟の程度を示す量であって、一般的にはほかの、より硬い物体を試料へ押し込む、あるいは引っかくときに示す抵抗をもってはかる。金属材料では使用試験によってブリネル硬さ、ビッカース硬さ、ロックウェル硬さ、ショア硬さなどという。
硬度
硬度
硬さ
硬度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/21 16:10 UTC 版)
ロンズデーライトはダイヤモンドよりも 58% 硬い可能性が示唆されている。ネバダ大学ラスベガス校と上海交通大学の研究者らは第一原理計算により、切れ込み状の非常に大きな負荷をかけるとロンズデーライトの抵抗力が 78% も増大するというシミュレーション結果を2009年2月に発表した。 その研究結果から、純粋なロンズデーライトは 152 GPa(ギガパスカル)の鋭利な圧力に耐えると推測されるが、これはダイヤモンドの 97 GPa より高い。
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硬度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 15:45 UTC 版)
水の硬度は、酒の味に影響する要素の一つである。おおざっぱに言えば、軟水で造れば醗酵の緩いソフトな酒、硬水で造れば醗酵の進んだハードな酒になる。理由は、醸造過程で硬水を使用するとミネラルが酵母の働きを活発にしてアルコール発酵すなわち糖の分解が速く進み、逆に軟水を使用するとミネラルが少ないため酵母の働きが低調になり発酵がなかなか進まないからである。
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硬度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:42 UTC 版)
ダイヤモンドは最も硬い物質であることが知られているが、「硬度」は、ある物質で引っ掻いた時の傷付きにくさを最も軟らかい数値の「1」から「10」までの鉱物を定義したモース硬度のことであり、ダイヤモンドのモース硬度は最も硬い「10」である。合成ダイヤモンドの硬度は、純度、結晶完全性、結晶方位に依存する。欠陥がなく結晶がより完全に近い程、また立方体型のダイヤモンド格子の対角線に沿った[111]方向の結晶面が硬い。CVD法により合成したナノ結晶ダイヤモンドは、単結晶ダイヤモンドの30% - 75%の硬度を持ち、特殊な方法で硬度を調節することも可能である。高温高圧法により生成したナノダイヤモンド(ハイパーダイヤモンド)は、全ての天然ダイヤモンドよりも硬いことが知られている。
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硬度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 18:04 UTC 版)
1000℃以上で焼成される黒鉛芯と異なり、色鉛筆芯は50℃程度の乾燥によって仕上げられるため、多くの顔料が使用でき、ソフトな描き味を持つ。また蝋を含むため紙への定着性がよいが、消しゴムで消しにくい。 JIS S 6006での硬度には硬質・中硬質・軟質があり、硬質は製図用途、中硬質は筆記や図画用途、軟質は紙以外への使用に適する。メーカーの説明によれば、実用上の摩耗性は黒芯鉛筆と比較すると硬質でB - 2B相当、中硬質で5B - 6B相当、軟質で10B(JIS規格外)以上とされる。 なお、日本における硬質色鉛筆は2000年代以降生産が縮小されており、大手メーカーのトンボ鉛筆・三菱鉛筆はいずれも、現行製品では赤1色のみのラインアップとなっている。
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硬度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 15:50 UTC 版)
傷の付きにくい材料は「硬い(hard)」と表現され、標準物質と擦り合わせた傷の有無で判定するモース硬度や、ダイヤモンド針を押し当てた傷の大きさで判定するビッカース硬さなどの指標がある。おおむね変形抵抗と一致する。
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硬度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/01 20:34 UTC 版)
超硬度材料の物質としてダイヤモンドや立方晶窒化ホウ素などが挙げられる。ナノテクノロジーの進歩によりダイヤモンド以上の硬さの物質も発見されている。また、立方晶窒化炭素(β-C3N4)も理論上はダイヤモンドより硬い物質と考えられている(合成が難しく、安定して存在していられない為、実測されていない)。それぞれの物質の硬さは以下の通り。 超硬度材料の硬度表物質名ハイパーダイヤモンドロンズデーライトダイヤモンド超硬度ナノチューブ立方晶窒化ホウ素硬さ (GPa)350-260 152(理論値) 150-70 150-62 62
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硬度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/14 21:24 UTC 版)
「ティップ (ビリヤード)」の記事における「硬度」の解説
ティップの性能は硬度が主な指針となっており、5段階、あるいは10段階の指標値により硬度が示されている。この硬度と材質、ティップの構造などから手球を撞いた瞬間にティップがボールへ接触する時間や反発力、チョークの付着しやすさなどを判別し、購入の目安とすることができる。ただし、チョークの付着しやすさはチョーク自体の性能にも左右されるため、一概には判断できない。
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「硬度」の例文・使い方・用例・文例
- この金属の硬度はダイヤモンドに次ぐ
- ダイヤモンドの硬度は非常なものなのでガラスが切れます。
- ダイヤモンドの硬度は10である。
- 硬度計
- ダイヤモンドの硬度を持っている
- 硬度のように鋼鉄に類似している
- 適当な硬さまたは硬度にされた
- 金剛石の硬度から成る、または、金剛石の硬度を持つ
- (色または硬度などが)真鍮で作られた、または、真鍮に似ている
- 硬度が大きくて緻密な方解石の一種
- 研磨剤として用いられる非常に硬度の高い鉱物
- 水または油に浸して冷却するこにより硬度が増した鋼鉄
- 水の硬度を下げてもっと十分に石鹸の泡が立つようにする物質
- 硬度が大きいガラス
- 水の硬度の単位
- 物の硬度の尺度としての引っ掻き硬さ
- モース硬度という,鉱物の硬度を表す数値
- ショア硬さ試験機という,金属の硬度を測定する装置
硬度と同じ種類の言葉
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