ロックウェル‐かたさ【ロックウェル硬さ】
ロックウエル硬さ
ダイヤモンドのコーン、または鋼球を圧子として用い、試験荷重を加えて生じる永久くぼみの深さを基準荷重の状態においてはかった値から算出される硬さであって、試験条件によって同一試料の硬さが異なった数値で示される。自動車の製造現場でもっともよく使われるのがCスケールで、ベアリング鋼や焼き入れされた鋼の硬度測定に用いられる。ロックウエル硬さは試験力、圧子の組み合わせによりスケールを選択することが必要ではあるが、ブリネル、ビッカースのようにくぼみを目視ではかる必要がなく、測定値が試験機に表示されるので迅速かつ簡便に測定できることが特徴である。試験力が比較的大きいため、厚さの薄い試料には適さない。
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