諏訪兼位とは? わかりやすく解説

諏訪兼位

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/12 01:56 UTC 版)

諏訪 兼位(すわ かねのり、1928年5月15日[1] - 2020年3月15日)は、日本地球科学者。専門は岩石学地質学学位は、理学博士名古屋大学論文博士・1962年)(学位論文「領家変成帯の岩石学的及び地質学的研究」)。名古屋大学名誉教授[2]日本福祉大学名誉教授日本アフリカ学会元会長。

経歴

鹿児島県鹿児島市生まれ。鹿児島県立第一鹿児島中学校 (旧制)第七高等学校造士館 (旧制)を経て、1951年東京大学理学部地質学科卒業[3]

1962年学位論文「領家変成帯の岩石学的及び地質学的研究」で、名古屋大学より理学博士の学位を取得[4]

その後、名古屋大学理学部地球科学教室教授、名古屋大学理学部学部長日本福祉大学情報社会科学部学部長、日本福祉大学学長を歴任。1962年名古屋大学アフリカ調査団に参加し、それ以降アフリカ大陸の地質に関心をもち、大地溝帯などの研究を行った[3]

日本地質学会賞渡邉萬次郎賞(日本岩石鉱物鉱床学会)、朝日歌壇賞受賞。

2020年3月15日、多臓器不全のため名古屋市の病院で死去。91歳没[2]

エピソード

  • 諏訪は短歌をよくし、朝日新聞の歌壇に投稿しては取り上げられ、全国版に印刷となっている。このため経歴欄にあるように、朝日歌壇賞も受賞している。著書の欄にあるように、歌集も発行している。
  • スケッチも得意であり、幾つかの著書の中には、アフリカの大地のスケッチなども載っており、地球科学者の似顔絵を載せているものもある。自著の出版物の帯にスケッチを載せた例もある。

著書

共著

脚注

  1. ^ 『現代物故者事典2018~2020』(日外アソシエーツ、2021年)p.305
  2. ^ a b “諏訪兼位氏死去/名古屋大名誉教授”. 四国新聞社. (2020年3月17日). https://www.shikoku-np.co.jp/bl/news/national/okuyami-detail.aspx?kid=20200317000795 2020年3月18日閲覧。 
  3. ^ a b 諏訪兼位、「名古屋からアフリカへ」『アフリカ研究』 2015年 2015巻 86号 p.35-43, doi:10.11619/africa.2015.86_35, 日本アフリカ学会
  4. ^ 博士論文書誌データベース。

関連項目

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