検査体制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 15:19 UTC 版)
「中国本土における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の記事における「検査体制」の解説
「COVID-19の検査#中華人民共和国の検査体制」も参照 2020年2月5日に中国疾病制御センターは「無症状感染者を確定患者数に含める指示したが、2月7日に無症状感染者は単独で別途の人数とすると変更した。 2月12日以前は、症状、CTスキャン、PCR検査の3つの条件がそろわないと「確定患者」には分類されていなかった。 しかし、防疫案第四版で、無症状感染者と確定患者を分けて管理するという方針を採用した。PCR検査キット数が不十分だった湖北省に限り「症状とCTスキャン」で診断されれば患者とみなすようになった。こうして感染者の分類は以下のようになった。 確定患者(症状+CT+PCR陽性) 臨床診断患者(症状+CT)(湖北省限定)(この内PCR陽性者は1に分類) 疑似感染者(症状+CT)(湖北以外)(この内PCR陽性者は1に分類) 無症状感染者(PCR陽性) この基準の採用を開始したのが2月12日だったため、湖北省ではその日だけ患者数が激増した。 2月14日、国家衛生健康委員会が「無症状感染者に関しては対外的に公表しないと決定した」と公言した。
※この「検査体制」の解説は、「中国本土における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の解説の一部です。
「検査体制」を含む「中国本土における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の記事については、「中国本土における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の概要を参照ください。
検査体制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 14:44 UTC 版)
「アメリカ合衆国における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の記事における「検査体制」の解説
「COVID-19の検査#アメリカの検査体制」も参照 2020年3月12日の連邦議会下院公聴会で、アメリカ国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ博士は、現在の検査システムは我々の必要に即していない、「他の国のように、誰もが簡単に(検査を)受けられるという体制になっていない」と述べた。また、ハーバード大学の医療専門家アシシュ・ジャー(英語版)は「アメリカは主要国の中で、唯一、感染者がどこで誰と接触したのかを調べるための追跡システムを持っていない」と指摘している。 CDCによると、アメリカでは1月以降、1万1079個の検体が調べられた。ただ、患者1人が少なくとも2つの検体を提出するのが一般的なため、検査を受けた人数は検体数より少ないとされる。民間の病院での検査はCDCに報告されないケースもあり、当局は全体の把握が難しいとしている。一方、米誌『アトランティック』はこれまでの検査人数を約8000人としている。 韓国では21万人以上が検査を受け、現在も毎日約2万人を検査しており、イギリスでは2万9700人以上が検査を受け、1日の検査人数は1000人を超える。 アメリカは1月、世界保健機関(WHO)が承認した検査キットの使用を断り、CDCが独自に検査を開発したが、その製造過程において欠陥が見つかり、多くの検査結果が判定不能となった。検体を取るための綿棒や手袋も不足している。CDCは「十分な器具も人も内部能力もない」「公衆衛生の研究所に対する投資が少な過ぎた」と述べた。 ワシントン大学病院のアレックス・アダミ博士は、今回の感染症の予防、検査、治療法について「誰も実際に訓練を受けた人はいなかった」と述べ、その結果、院内感染が発生したという。病院は当初、新型ウイルスに対応するスタッフは少ない方が、感染のリスクを限定できると判断していた。アダミ博士は、同じ過ちはアメリカのどこででも起こり得るもので、「他の病院は私たちの例を見て、『どうすれば、もっとうまくいく?』と考えてほしい。国民には私たちの例から、後手後手に回るのではなく早め早めの対応が必要だと学んでほしい」と述べた。
※この「検査体制」の解説は、「アメリカ合衆国における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の解説の一部です。
「検査体制」を含む「アメリカ合衆国における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の記事については、「アメリカ合衆国における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」の概要を参照ください。
- 検査体制のページへのリンク