邂逅
邂逅(かいこう)とは、「思いがけず出会う」ことを意味する表現です。「巡り逢い」「巡り会う」とも言い換えられます。英語では「encounter」が最も近い意味合いの語といえます。
邂逅は多くの場合、名詞として、「邂逅を果たす」「旧友との邂逅」といった言い方で用いられます。「~する」を加えて動詞として活用することも可能であり、「5年の歳月を経て邂逅した」というような言い方もできます。
「邂逅」の用例として使える典型的なシチュエーションとしては、「何年も会っていない、すっかり疎遠になっていた旧友と、街中で偶然に出会った」というような状況が挙げられます。ただの遭遇ではなくて「思いがけない・予期しなかった・偶然的な」遭遇を表現するニュアンスが多分に含まれますが、会うべくして会ったという状況について「邂逅」の語が用いられる場合もあります。
「邂逅」は多少ならず「感動的な出会い」というニュアンスを込めて用いられる場合がままあります。
あるいは、「邂逅」が、単に「遭遇」「対面」を格好よく表現する語彙という位置づけてして用いられていると思われる使用例もあります。
「邂逅」には「かいこう」の他に「わくらば」という読み方もあります。ただし「わくらば」は、もっぱら古典文献に見出される例であり、現代日本語の中で用いられることはまずないといってよいでしょう。「邂逅」を「わくらば」と読む場合は形容動詞として、主に「わくらばに~」という使い方で用いられます。意味合いは「たまたま」「偶然に」といったところで、「かいこう」と読む「邂逅」と同じです。
古語においては「わくらば」は「病葉」の読みとして用いられます。「病葉」は病害虫などに冒された葉のことであり、「邂逅」とは無関係といえる語彙です。
わくらば【邂=逅】
かい‐こう【×邂×逅】
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作者フセヴォロード・ミハーイロヴィチ・ガルシン
収載図書ガルシン短篇集
出版社福武書店
刊行年月1990.3
シリーズ名福武文庫
収載図書ガルシン全集 3 赤い花外十一篇 オンデマンド版
出版社ゆまに書房
刊行年月2006.2
シリーズ名昭和初期世界名作翻訳全集
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/06 21:13 UTC 版)
『邂逅』(めぐりあい、原題:Love Affair)は、1939年に製作・公開されたアメリカ合衆国の映画である。レオ・マッケリーが監督、アイリーン・ダンとシャルル・ボワイエが主演。
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