非接触型決済
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/04 14:34 UTC 版)
非接触型決済(ひせっしょくがたけっさい)は、決済(電子決済)の方式のうち、非接触ICを搭載したカード(ICカード)・携帯電話・ウェアラブルコンピュータと、店舗などの決済端末との間を無線通信して決済する仕組みである[1][2][3]。本項目ではいわゆる「タッチ決済」[4]について記述する。
注釈
- ^ ただし、高額取引を行う場合など、コンタクトレス決済の動作に失敗する場合には旧来の方法で行う必要がある。
- ^ この理由はVisaによる翻訳から始まり、他社にも広がっているためである。
- ^ 近年は専らVisaのタッチ決済と呼ばれている。
- ^ 近年は専らMastercardコンタクトレスと呼ばれている。
- ^ ダイナースコンタクトレスは規格自体はD-PASである。日本では基本的にJCBが取次。
- ^ 銀聯は接触処理はEMVではなくPBOC仕様ではあるものの、非接触決済はEMV準拠である。QuickPassは日本国内ではおもに三井住友カードとJCBが取次。
- ^ なお、店舗内の決済端末上のタッチ面にEMVコンタクトレス決済のシンボルが表示されていても、店舗としては対応していない場合もあり注意が必要である。
- ^ ただし系列であっても未採用の場合があるので注意が必要である。
- ^ また一部の地域では導入が進んでいる。例えば、「知られざるVisaのタッチ決済王国、石川県珠洲市 普及のワケ」
- ^ Android 5.0以降の端末でNFC Type-A/B(MIFARE)に対応していれば、ハードウェア上はアクセス可能である。ただ、アクセス可能と言ってもカードとの無線通信に対応しているだけで、MIFAREほか非接触決済等におけるセキュリティ等の要件をハードウェアが満たしていなければ利用できない場合もある。
出典
- ^ 高橋隆雄『センサーの基本と仕組み』2011年、52-53頁。
- ^ 『非接触型端末』 - コトバンク
- ^ 『非接触型ICカード』 - コトバンク
- ^ スマホ非接触決済の利用率は8.7%、トップは「モバイルSuica」 - MMD研究所 | マイナビニュース
- ^ a b c d e f “コンタクトレス決済とは?世界各国での普及状況まとめ”. ピピッとチョイス. 2018年11月4日閲覧。
- ^ a b c 中田真佐男「我が国における小額決済手段のイノベーションの現状と課題 (村本孜教授退任記念号)」『成城大学社会イノベーション研究』第12巻第1号、成城大学社会イノベーション学会、2017年2月、323-352頁、ISSN 1880-6414、CRID 1050282677566271744。
- ^ 『月刊 消費者信用(2021年9月号)』金融財政事情研究会、2021年、31頁。
- ^ 京浜急行電鉄|報道発表資料 - ウェイバックマシン(2008年3月9日アーカイブ分)
- ^ 報道発表資料 : ケータイクレジット「iD」と「Suica電子マネー」の共通インフラを運用開始 - NTTドコモ
- ^ 2007年春『 nanaco(ナナコ)』誕生!
- ^ “QRコードの普及と「おサイフケータイ」の末路”. Newsweek日本版 (2018年2月8日). 2020年9月27日閲覧。
- ^ “「QRコード決済」利用率は年初から約2倍、格安スマホで優勢に”. MONEYzine. 2020年9月27日閲覧。
- ^ a b c d e “モバイル決済の現状と課題”. 日本銀行決済機構局. 2021年1月9日閲覧。
- ^ “iモードのdカード(iD)/dカード miniの提供終了のお知らせ”. 2020年5月18日閲覧。
- ^ 『「Kei-Credit(ケイクレジット)」トライアルの試験機でのテスト開始について』(プレスリリース) 。
- ^ “「LINE Beacon」でお買い物をする”. 2018年7月8日閲覧。
- ^ 『スマホアプリ「Coke ON」キャッシュレス決済機能「Coke ON Pay」を開始』(プレスリリース) 。
- 1 非接触型決済とは
- 2 非接触型決済の概要
- 3 概要
- 4 非接触決済の利用
- 5 脚注
非接触型決済と同じ種類の言葉
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