Majicaとは? わかりやすく解説

majica

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 05:09 UTC 版)

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majica(マジカ)はパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス (PPIH) グループが導入している電子マネーである。ここではmajicaへ移行にともないサービスを終了したunikoも取り扱う。

概要

ドン・キホーテは、独自のプリペイドカード「マジカ (majica)」を2014年3月18日から導入している。全国のドン・キホーテ、MEGAドン・キホーテ、長崎屋、ドイトグループなどグループ全店で利用可能で、チャージ金額の1パーセント (%) がポイントとして付与される。会計時にマジカカードを提示すると、購入金額が1001円以上の場合に2020年7月1日以前は10円未満を切り捨て、以降は4円以下を切り捨て9円以下は5円と会計される。年間購入金額に応じたランク別特典や、対象品の割引購入など優遇があり、カード利用者が優遇特典を利用するためには、ClubDonpenモバイルかmajicaアプリでユーザ登録を要する。

登録会員に割引クーポンを発行し、モバイルサイトかアプリに表示されるQRコードかmajica磁気カードを発券機に認識させると、店舗が設定した割引クーポンが1商品につき1枚発行される。商品ごとに設定された発行上限に達すると商品選択ボタン上に「上限に達しました」と表示され、発行されない。1人が同じ商品について複数枚のクーポンは発行できない。まる得クーポンはメルマガ登録会員向けのサービスであったが、majica開始以降はmajica登録会員向けのサービスとなっている。

アピタ・ピアゴ各店(MEGAドン・キホーテUNYに転換した店舗を除く)では自社電子マネーのユニコ(uniko)を展開していることもあり、2019年にグループ入りした後もmajicaの利用が出来なかったが、2020年4月6日からmajicaの利用が出来るようになった[1]。unikoの利用終了によりmajicaへ移行を受け付け、残高などを引き継ぐ。なお円満快計はアピタ、ピアゴでは対象外である。

uniko

uniko(ユニコ)は、PPIH子会社のUCSが日本国内で展開するプリペイド方式の磁気型電子マネーである[2]

2013年11月21日からサービスを開始して2020年4月30日に終了した。

アピタピアゴ、およびアピタ・ピアゴ・MEGAドン・キホーテUNY内の一部専門店で利用ができた[2]。2016年8月21日に廃止となったユーホームや2017年10月31日までピアゴ関東が運営していたベンガ・ベンガでも利用が可能であった。ユーホームから改装したDCMカーマやフレスコ関東の運営になったベンガベンガは利用不可で、miniピアゴも導入されなかった。カードの申し込みは店頭のみで、ネット上では受け付けていなかった。

チャージ上限額の5万円を超えて支払う場合は、ユニコ残高からチャージ残高全額を引き、差額を現金、ユニー・ファミリーマートグループ商品券、UCSカードのいずれかで支払い、商品券やクレジットカードと併用可否は一部専門店は異なった。2020年4月2日以降はチャージ終了に伴い、ユニコ残高不足となる場合も同様だった。majicaと併用払いやunikoを含む支払いで、majicaのランク対象金額加算は一切出来なかった。

ポイントは200円につき1ポイント付与され、ファミリーマートをのぞいて即時還元されていたMEGAドン・キホーテUNY、ドン・キホーテUNYは専門店も含め2020年1月4日から、閉店店舗は閉店前からそれぞれ実施された。2020年5月1日時点で保有するポイントは当面majicaポイントへ移行可能である。

名称の由来は、あなたの「ユー」とユニーグループの「ユニー」、お客様の笑顔「ニコッ!」を足したもので[2]、公式キャラクターは公募で「ゆにぴょん」とされた。

ユニー・ファミリーマートホールディングス発足後の取り扱い

ユニー・ファミリーマートホールディングス[3]発足後、ユニコカードはアピタ、ピアゴで利用が可能であった。

MEGAドン・キホーテUNYへ業態転換店舗は2020年1月31日まで利用可能であったが、アピタは毎月9日、19日、29日、ピアゴは毎週金曜日に行っている5%OFF感謝デーなど特典の対象からUCSカード、majicaとともに除外されたが、ドン・キホーテグループの電子マネーであるmajicaは適用されている、1000円以上の買い物で支払い金額の1円単位の額を切り捨てる、円満快計などの特典がほぼ同等で受けられた。現在はmajicaの他にUCSカードでも受けられる。カードへのチャージもチャージ機のみの取り扱いとなっていた。2019年12月31日にチャージの取り扱いを先行終了し、通常のドン・キホーテは利用不可となる。

サークルKサンクスは、ファミリーマートへ移行していない店舗は、統合当初から移行直前まで利用が可能で、カードの販売を継続する店舗もあった。ファミリーマートへ移行した店舗、以前からファミリーマートとして営業していた店舗、サークルKやサンクス以外からの転換店舗は、それぞれ利用できなかったが、2018年4月24日から全店舗で取り扱いを開始した[4]。毎週土曜日、日曜日の2倍デーは対象外のほかポイント数の表示がされなかった。この他ファミリーマートではユニーグループのライバルに当たるイオングループ が手掛けるWAONを2009年10月より導入してきた。ユニコカードと競合する形になるが統合後も引き続き利用可能なほかサークルK、サンクスについても統合2日前の2016年8月30日より導入し両方が利用可能となっていた。のちのユニコ廃止後もファミリーマートではWAONが利用できる一方で、majicaは導入していない。

ファミリーマートは2020年3月31日23時に取り扱いを終了し、他店舗は2020年4月1日に入金を、2020年4月30日にサービスをそれぞれ終了し、以降はmajicaへの移行扱する。アピタ、ピアゴ、MEGAドン・キホーテUNY内の専門店は2020年秋の導入を予定し、2020年5月1日から当面の間ユニコ、majicaのいずれも利用出来ない。移行に際して2020年4月1日から12月31日まで、アピタ・ピアゴ(UDリテール転換店をのぞく)でuniko所持客にUNYmajicaを無償で配布する[5]。2020年4月6日からアプリで、5月1日からアピタ・ピアゴ店頭で[5]、それぞれ残高をmajicaへ移行できる

沿革

  • 2013年11月21日 - アピタ(精華台店は除く)・ピアゴでサービスを開始。
  • 2014年
    • 2月21日 - アピタ精華台店でのサービスを開始。
    • 7月18日 - サークルK・サンクスでサービス開始。
    • 7月22日 - アピタのインターネットショッピングでサービス開始。
    • 8月1日 - アピタ・ピアゴのショッピングセンター内の専門店(78店舗)でサービス開始。
    • 8月21日 - アピタ田富店内の専門店でサービス開始。
    • 9月3日 - ナガイ(現:フレスコ関東)が運営するベンガベンガの店舗へ導入開始(2017年10月31日利用終了)。
  • 2015年
    • 2月20日 - UCSカード提示による現金支払いでの割引を終了(これをもってユニコに完全移行)。
  • 2018年
    • 4月24日 - ファミリーマートでも当カードの取り扱いを開始。
  • 2019年
    • 10月1日 - ファミリーマートの店舗(一部店舗を除く)にてキャッシュレス還元の対象となる。(即時2%還元)
    • 12月2日 - アピタ市原店、アピタ大口店の翌年1月3日の改装閉店に伴い、支払時の残存ポイントが即座にオートチャージされる[6][7]
    • 12月8日 - アピタ岐阜店(現:MEGAドン・キホーテUNY岐阜店)での支払先行終了
    • 12月9日 - アピタ富士吉原店、アピタ魚津店の翌年1月12日の改装閉店に伴い、支払時の残存ポイントが即座にオートチャージされる[8][9]
    • 12月10日 - アピタ小牧店(現:MEGAドン・キホーテUNY小牧店)での支払先行終了。同日にリーフウォーク稲沢にあったアピタ稲沢東店を改装して開店したMEGAドン・キホーテUNY稲沢東店での取扱を中止。(同月3日に改装オープンした、MEGAドン・キホーテUNY福井店、佐原東店での取扱が再開された)
    • 12月14日 - アピタ市原店、アピタ大口店における、販売(新規入会)・チャージの先行終了。
    • 12月18日 - アピタ富士吉原店、アピタ魚津店における、販売(新規入会)・チャージの先行終了。
    • 12月31日 - ユニコカードの販売(新規入会)を終了[10] 。MEGAドン・キホーテUNY、ドン・キホーテUNYの店舗における、チャージの先行終了。
  • 2020年
    • 1月3日 - アピタ市原店、アピタ大口店での支払先行終了[6][7]
    • 1月4日 - MEGAドン・キホーテUNY、ドン・キホーテUNYの店舗にて、支払時の残存ポイントが即座にオートチャージされる。(4月30日まで決済可能な専門店も含む)
    • 1月12日 - アピタ富士吉原店、アピタ魚津店での取扱先行終了[8][9]
    • 1月26日 - MEGAドン・キホーテUNY、ドン・キホーテUNYにて日曜日ユニコポイント2倍特典を終了。同時に通常のドン・キホーテを含めUCSカードでの日曜日Uポイント2倍も終了。
    • 1月29日 - アピタ本庄店における、チャージの先行終了。
    • 1月31日 - MEGAドン・キホーテUNY、ドン・キホーテUNYの店舗にて支払い終了(ただし専門店は4月30日まで利用可)[5]
    • 2月5日 - ピアゴ豊明店における、チャージの先行終了。
    • 2月10日 - ピアゴ ラ フーズコアアラタマ店にて、支払時の残存ポイントが即座にオートチャージされる。
    • 2月16日 - アピタ本庄店、ラ フーズコア納屋橋店での取扱先行終了。
    • 2月17日 - UCSカードのUポイントからユニコへの交換終了
    • 2月23日 - ピアゴ豊明店、恵那店での取扱先行終了。
    • 2月29日 - アピタ、ピアゴ店舗でのボーナスポイント特典終了(同時にUCSカードのクレジット払いでもボーナスポイント特典を終了)
    • 3月1日 - アピタ、ピアゴの直営、専門店(対応店舗のみ)にて、支払時の残存ポイントがオートチャージされる。(2020年2月29日に失効のポイントは対象外)ファミリーマートは対象外。(MEGAドン・キホーテUNY、ドン・キホーテUNYの専門店(ユニコ対応店舗のみ)はそれらの直営と同じ1月4日より対応している)
    • 3月8日 - ピアゴ・ラ・フーズコアアラタマ店での取扱先行終了。(ただしダイソーは3月20日まで利用可)
    • 3月15日 - アピタ砺波店での取扱先行終了。
    • 3月29日 - アピタ、ピアゴ店舗での日曜日ユニコポイント2倍特典終了。(同時にUCSカードのクレジット払いで日曜日Uポイント2倍特典も終了)
    • 3月31日 - 23時00分にファミリーマート店舗でのチャージ、取扱先行終了[5]。これに伴い6月30日まで実施されるキャッシュレス還元もユニコは対象から外れる。またmajicaの導入予定はない。ユニコポイントのオートチャージは非対応であったほかmajicaへの交換も出来ない。
    • 4月1日 - アピタ、ピアゴ店舗でのチャージ終了[5]。またアピタ、ピアゴ店舗にてユニコ提示(返却不要)でmajica配布開始[5]。(アピタンデザインは無料配布の対象外)ユニコと現金の併用払いによる5%引き特典開始。(アピタ宇都宮店など一部店舗では先行実施していた。他社クレジットカード、他社電子マネーの併用払いは割引対象外。)
    • 4月3日-majicaアプリにてユニコからmajica(UNYmajica以外も含む。)への残高の移行を開始。
    • 4月5日-アピタ、ピアゴ店舗のセルフレジでの取扱先行終了
    • 4月6日 - アピタ、ピアゴ店舗の直営レジにmajica導入(専門店は2020年秋に対応予定、5月1日~当面の間ユニコ、majicaのいずれも利用不可)。majicaアプリでのunikoの残高移行開始[5]
    • 4月19日 - ユニコ(UCSカードも含む。)でのPOSAカード購入終了。アピタ宇都宮店の衣料品・暮らしの品売場での取扱先行終了。(新型コロナウイルス感染症の流行に伴い食品売場は6月7日まで営業を継続した為ユニコも他店同様4月30日まで利用可能であった。)
    • 4月24日-ピアゴ店舗での5%引き終了。
    • 4月29日-アピタ店舗での5%引き終了。
    • 4月30日 - アピタ、ピアゴ店舗(ラスパ、ウォーク専門店も含む)、 MEGAドン・キホーテUNY、ドン・キホーテUNYの店舗内に出店している専門店での支払い終了[10][5]。これに伴い全ての加盟店での取扱を終了する。
    • 5月1日 - アピタ、ピアゴ店舗のサービスカウンターにてユニコからUNYmajicaへの残高の移行を開始[5]
    • 5月17日-アピタ掛川店、ピアゴ香久山店でのユニコ提示でのmajicaの無料配布及びユニコからmajicaへの残高の移行先行終了。
    • 8月23日-アピタ会津若松店、アピタ精華台店、アピタ高森店でのユニコ提示でのmajicaの無料配布及びユニコからmajicaへの残高移行先行終了。
    • 9月6日-ピアゴ吉良店でのユニコ提示でのmajicaの無料配布及びユニコからmajicaへの残高移行先行終了。
    • 12月31日 - アピタ、ピアゴ店舗でのユニコ提示でのmajicaの無料配布終了[5]。(一部店舗は閉店に伴う先行終了あり。)

出典

  1. ^ PPIH の電子マネー「majica」に「UNY majica(ユニーマジカ)」が新登場! アピタ・ピアゴ全店でご利用可能に 2020年4月6日(月)よりサービス開始!”. 株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(2020年1月6日作成). 2020年1月15日閲覧。
  2. ^ a b c ユニーグループ電子マネー「uniko(ユニコ)カード」誕生! (PDF)”. ユニーグループ・ホールディングス (2013年10月8日). 2013年11月3日閲覧。
  3. ^ 2016年9月1日付でユニーグループ・ホールディングスが(旧)ファミリーマートに吸収合併。
  4. ^ ファミマでもユニコカード 来春、1万7000店に対応拡大”. 中日新聞 (2017年10月14日). 2017年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月14日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j ユニコ会員さまへ大事なお知らせ”. アピタ・ピアゴの電子マネー ユニコ. 株式会社UCS (2019年10月24日). 2019年11月3日閲覧。
  6. ^ a b アピタ市原店(2020年1月3日(金)18時をもちまして直営売場は一時閉店致します。 ※一部専門店は引き続き営業致します)│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ”. web.archive.org (2020年1月3日). 2020年5月8日閲覧。
  7. ^ a b アピタ大口店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ”. web.archive.org (2019年8月15日). 2020年5月8日閲覧。
  8. ^ a b アピタ富士吉原店(2020年1月12日(日)18時をもちまして直営売場は一時閉店致します。 ※一部専門店は引き続き営業致します)│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ”. web.archive.org (2020年1月3日). 2020年5月8日閲覧。
  9. ^ a b アピタ魚津店(2020年1月12日(日)18時をもちまして直営売場は一時閉店致します。 ※一部専門店は引き続き営業致します)│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ”. web.archive.org (2020年1月3日). 2020年5月8日閲覧。
  10. ^ a b “ドン・キホーテの電子マネー「majica(マジカ)」 アピタ・ピアゴ全店でご利用可能に! 2020 年春よりサービス開始 publisher=株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス” (プレスリリース), (2019年10月23日), https://ppi-hd.co.jp/news/pdf/news_191023.pdf 2019年11月3日閲覧。 
[脚注の使い方]

関連項目

外部リンク


majica

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UCS」の記事における「majica」の解説

当社発行する電子マネーカードとしては、uniko以外にmajicaも存在する詳細は「ドン・キホーテ (企業)#majica」を参照

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「majica」を含む「UCS」の記事については、「UCS」の概要を参照ください。

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