交通系ICカード
公共交通機関などで導入が進んでいる非接触ICカード。各地の交通機関がそれぞれ発行している。多くはプリペイド式で、事前にチャージしてから利用する。
交通系ICカードは、自動改札システムによる改札通過の迅速化、乗車券の廃棄コスト低減、電子マネーとの一体化や交通機関の相互乗り入れの利便性向上といった様々な利点がある。1990年代半ば以降、官民一体となって規格開発のプロジェクトが進められ、2000年頃からバス等で導入が開始、2001年にJR東日本が「Suica」を本格的に導入したことを皮切りに、全国各地のJR、私鉄、市営地下鉄などで導入が一挙に進んだ。
交通系ICカードは各交通機関がそれぞれ発行しており、当初は互換性が乏しかった。首都圏では2007年に「Suica」と「PASMO」の相互乗り入れが可能となっている。2011年5月に、交通系ICカードを発行する11の事業者が協議して、各社の発行する交通系ICカードで相互利用に対応することが発表された。
交通系ICカード10種の相互乗り入れの実現は2013年春以降と発表されている。対応するICカードの一覧は以下の通りである。
関連サイト:
交通系ICカードの普及と設備投資の状況について - 国土交通省
こうつうけい‐アイシーカード〔カウツウケイ‐〕【交通系ICカード】
交通系ICカード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 00:58 UTC 版)
「ジェイアールバス関東」の記事における「交通系ICカード」の解説
近距離高速バス及び土浦・東関東・長野原・佐野・宇都宮・西那須野の各支店、古河営業所の各一般路線ではSuica並びに相互利用カードで乗車できる。 当初は利用できるカードはSuica・PASMOに限定されていたが、2013年3月23日の交通系ICカード全国相互利用開始と同時に10種類の相互利用に拡大した。 土浦支店の一部路線で交通系ICカード割引運賃も設定されている。IC定期券は未導入。 高速バス路線では、つくば号、みと号、かしま号、はさき号、東京駅 - 匝瑳市役所線、マイタウン・ダイレクトバスTDR・新浦安ルート、新宿 - TDR(TDR発のみ)、エアポートバス東京・成田(空港行きのみ)、マロニエ東京号、マロニエ新宿号、境町 - 東京線の車内で交通系ICカードを使用して運賃支払いが可能。一部の路線ではICカード割引運賃も設定されている。 宇都宮市内の一般路線ではICカードを使用した日中帯の運賃上限制度がある。
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