ICカード乗車券の歴史
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「乗車カード」の記事における「ICカード乗車券の歴史」の解説
「交通系ICカード全国相互利用サービス」も参照 日本国内では1996年度から1999年度にかけて、ICカードを使用した汎用電子乗車券の開発プロジェクトが官民一体となって行われ、政府(国土交通省)と民間の鉄道事業者や機器メーカーなどにより共同研究が行われた。その結果を踏まえ、旧国鉄の流れを汲む日本鉄道サイバネティクス協議会により、2000年3月に交通系ICカードの共通規格(通称「サイバネ規格」)が制定された。これはソニーが開発した非接触型ICカード規格「FeliCa」(フェリカ、Type-C)を採用した規格であり、翌2001年にはサイバネ規格に準拠した交通系ICカードであるSuicaが登場した。その後はサイバネ規格が日本の交通系ICカードの事実上の標準となり、交通系ICカード全国相互利用サービスへつながっていく。 1997年9月1日、香港の公共交通機関に八達通(オクトパス)が導入された。これは鉄道を含む公共交通機関のICカード乗車券として世界初のものであり、FeliCaを搭載した初の交通系ICカードでもあった。
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