ディスク‐アレイ【disk array】
RAID
読み方:レイド
別名:ディスクアレイ
RAIDとは、複数台のハードディスクを全体でひとつの記憶装置として扱うことにより、アクセス処理のパフォーマンスや信頼性の向上を実現する技術のことである。または、そのように構築されたシステムのことである。
RAIDを構成する複数台のハードディスクは並列に接続され、他のシステムからは論理的に一つのディスクとして認識されるようになっている。高速化や耐障害性の向上など、実現される機能の違いによって、RAID 0からRAID 6まで7種類の構成に分類される。中でも特にRAID 0、RAID 1、RAID 5がよく利用される。
RAIDは、1987年にカリフォルニア大学バークレー校のDavid A. Patterson氏、Garth A. Gibson氏、Randy Katz氏らによる論文において定義された。当初はRAID 5までの6種であったが、後にRAID 6が追加されて7種類となった。
ディスクアレイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/01 15:31 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動
ディスクアレイ(米:Storage Array)とは、外部記憶装置のひとつであり、主にサーバ用の外部記憶装置である。ストレージ (Storage) とも呼ばれる。
概要
ディスクアレイは複数の外部記憶装置を搭載し、それらでRAIDを構成して、信頼性の向上や性能の向上を図った装置である。一般的には、外部記憶装置としてハードディスクドライブ (HDD) が用いられる。また、複数台のHDDを構成しているため、大容量であり大型の装置となると一台でペタバイトクラスのデータを保存できる。小型のディスクアレイは、小規模事業者や一般家庭においても徐々に普及しつつある。
ディスクアレイの接続(ネットワーク)にはDAS接続、SAN接続、NAS接続がある。DAS (Direct Attached Storage) は、サーバと一対一で接続するタイプである。インタフェースには主にSCSIが使われる。SAN (Storage Area Network) は、複数のサーバとディスクアレイを接続するタイプであり、このネットワークはディスクアレイ専用となる。インタフェースには主にファイバーチャネル (FC) が使われる。NAS (Network Attached Storage) は、iSCSIやFCoEインタフェースを利用して、イーサネット上にストレージアレイネットワークを構築できるため、SANと比較して比較的安価かつ管理がしやすい。
ディスクアレイの種類にJBODがあるが、近年のJBODはRAID機能の有無にかかわらず、収納箱に入ったディスクを示している。
関連項目
参考資料
ディスクアレイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 08:36 UTC 版)
「ストレージ (曖昧さ回避)」の記事における「ディスクアレイ」の解説
外部記憶装置の一種であり、制御ソフトウェアを用いて結合された外部記憶装置の集合。RAIDも参照
※この「ディスクアレイ」の解説は、「ストレージ (曖昧さ回避)」の解説の一部です。
「ディスクアレイ」を含む「ストレージ (曖昧さ回避)」の記事については、「ストレージ (曖昧さ回避)」の概要を参照ください。
- ディスクアレイのページへのリンク