ステッピング‐モーター【stepping motor】
ステッピングモーター
ステッピングモーターとは、一定の間隔で瞬間的に電流量を変動せるパルス状の入力電流によって駆動するモーターのことである。
ステッピングモーターは、パルス電流が入力されるごとに、一定の角度ずつモーターが回転するよう制御されている。この時の回転角はステップ角と呼ばれる。ステップ角を小さくすることで、モーターの位置を決める精度を向上することができる。
ステッピングモーターの基本構造は、回転軸に取り付けられた磁石(ローター)と、その外側に固定された電磁石(ステーター)とで構成される。ステーターに巻きつけられたコイルにパルス電流を流すと、磁力が発生し、ローターが引きつけられることで回転する。
ステッピングモーターは、他のモーターに比べて構造が簡単で長寿命である。また、システムコストが安く、フィードバック制御が不要であり、デジタル制御回路に向いている。一方で、高速回転が困難で、消費電力が比較的大きい。
ステッピングモーター
パルス入力信号に応じてステップ状に変位するモーターで、NCサーボの要素部品。10W以下の、精度や脱調による誤差の集積に影響されないシステムに使用する。ステップモーター、DCバルスモーター、あるいはステップモーターとも呼ぶ。可変ショックアブソーバーの制御や電子制御スロットルなど、採用例が増えている。
ステッピングモーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/20 04:41 UTC 版)
ステッピングモーター(Stepper motor)は、ドライバを介して直流のパルス電圧を印加して駆動するモーターである。したがってパルスモーター(Pulse motor)ともいわれる。簡単な回路構成で、正確な位置決め制御を実現できるので、装置の位置決めを行う場合などによく使われる。
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