スナバ回路とは? わかりやすく解説

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スナバ回路

読み方スナバかいろ
別名:スナバ
【英】snubber circuit

スナバ回路とは、電子回路における急激な電圧の上昇を抑えるための回路のことである。スナバsnubber)とは「急停止させるもの」という意味の英語である。スナバ回路を単にスナバと呼ぶこともある。

一般的に、スナバ回路は、小さな抵抗(R)コンデンサ(C)直列接続されただけのシンプルな構成となっている。この組み合わせは特にRCスナバ呼ばれダイオード構成されたダイオードスナバなどと区別されることがある。スナバ回路が急激な電圧の上昇を抑えることによって、トランジスタ制御デバイス破壊されてしまうのを防ぐことができる。


スナバ回路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 00:22 UTC 版)

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スナバ回路(スナバかいろ、Snubber circuit)とは、電気回路中にあってスイッチの遮断時に生じる過渡的な高電圧を吸収する保護回路のこと。

回路の電流を突然遮断すると自己インダクタンスによって電圧が急上昇するが、スナバ回路がこのスパイク状の高電圧を抑制することで、スイッチ自身や周囲の電子部品の損傷を防ぎ電磁ノイズを最小化する。

スナバ回路は機械的なスイッチだけでなく、スイッチング・トランジスタや高周波整流用ダイオードからの高電圧抑制でも使用される。コンデンサ(キャパシタ)と抵抗を直列に接続したものをスイッチに平行して取り付けるものが多く、これは「RCスナバ回路」と呼ばれる。同様な機能の実現に、ツェナーダイオードを使って過剰な電圧をショートすることで一定の電圧を維持するものがある。

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関連項目


スナバ回路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 01:02 UTC 版)

電磁両立性」の記事における「スナバ回路」の解説

スナバ回路はコイルコンデンサにより電荷残留する回路スイッチングする際に、発生するスパイク電圧dV/dtを抵抗により熱として消費させる保護回路で、機械的スイッチ電子的スイッチ使用される

※この「スナバ回路」の解説は、「電磁両立性」の解説の一部です。
「スナバ回路」を含む「電磁両立性」の記事については、「電磁両立性」の概要を参照ください。

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