スナバ回路
スナバ回路
別名:スナバ
【英】snubber circuit
スナバ回路とは、電子回路における急激な電圧の上昇を抑えるための回路のことである。スナバ(snubber)とは「急停止させるもの」という意味の英語である。スナバ回路を単にスナバと呼ぶこともある。
一般的に、スナバ回路は、小さな抵抗(R)とコンデンサ(C)が直列で接続されただけのシンプルな構成となっている。この組み合わせは特にRCスナバと呼ばれ、ダイオードで構成されたダイオードスナバなどと区別されることがある。スナバ回路が急激な電圧の上昇を抑えることによって、トランジスタや制御用デバイスが破壊されてしまうのを防ぐことができる。
スナバ回路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 00:22 UTC 版)
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この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2016年5月)
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スナバ回路(スナバかいろ、Snubber circuit)とは、電気回路中にあってスイッチの遮断時に生じる過渡的な高電圧を吸収する保護回路のこと。
回路の電流を突然遮断すると自己インダクタンスによって電圧が急上昇するが、スナバ回路がこのスパイク状の高電圧を抑制することで、スイッチ自身や周囲の電子部品の損傷を防ぎ電磁ノイズを最小化する。
スナバ回路は機械的なスイッチだけでなく、スイッチング・トランジスタや高周波整流用ダイオードからの高電圧抑制でも使用される。コンデンサ(キャパシタ)と抵抗を直列に接続したものをスイッチに平行して取り付けるものが多く、これは「RCスナバ回路」と呼ばれる。同様な機能の実現に、ツェナーダイオードを使って過剰な電圧をショートすることで一定の電圧を維持するものがある。
外部リンク
- マキシム社の「スナバ回路に適したRC値の算出手順」解説ページ
- 日立製作所の「スナバ回路定数」解説ページ (PDF, 11 KiB) - ウェイバックマシン(2016年12月13日アーカイブ分)
- 富士電機株式会社の「保護回路設計方法」(RCDスナバ設計)解説ページ
関連項目
スナバ回路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 01:02 UTC 版)
スナバ回路はコイルやコンデンサにより電荷が残留する回路をスイッチングする際に、発生するスパイク電圧dV/dtを抵抗により熱として消費させる保護回路で、機械的スイッチや電子的スイッチで使用される。
※この「スナバ回路」の解説は、「電磁両立性」の解説の一部です。
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スナバ回路と同じ種類の言葉
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