スパイク【spike】
スパイク
スピーカー全体を床から浮かせるための先端の尖った小さな足のこと。キャビネット下面に装着する。支点が明確になるため、設置が安定する。さらにキャビネットの振動をフリーにできるため、より豊かな響きが得られる効果がある。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 細谷信二)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
【スパイク】(すぱいく)
Spike.
- 鋭い突起を持つ物体、または突起そのもの。いわゆる「くさび状」の形状をしているもの。
一般的には、杭や釘など「何かに刺して保持するための器具」を指し、刃物や弾丸は含まれない。
靴やタイヤに使う滑り止めとしての短いスパイクを指す事もある。
軍事においても一般的には建物やコード類などを固定する釘や、障害システムを支えるための杭を指す事が多い。
変わった所では、車両を待ち伏せする際に道路の幅全体にスパイクを敷き詰める事がある。
走行中の車両がここを通過すれば全てのタイヤが同時にパンクし、横転やスリップなどの危険を避けつつ車両を停止させて人質救出や誘拐を行える、という寸法である。
歴史を見る場合、おそらく軍用のスパイクとして最も有名なのは、突き刺して人間を殺傷する武器だと思われる。
火器が発明されるまで、戦争における殺傷能力の基本は鋭い矢尻や槍の穂先などといったスパイク類であった。
これは「鋭い先端を突き刺す」という行為が、人間の筋力をもっとも効率的にマンストッピングパワーに変換できる動作であった事と関係する。
刃物で切り裂く場合は血管や筋肉を正確に切り裂く技術か時間的余裕を要する上、頑丈な鎧を貫通する能力は期待できない。
このため、刀剣類はもっぱら無抵抗な相手や非武装の相手を始末するために、または槍や弓などを持ち込めない屋内で戦うために用いられてきた。
一方でスパイク状の鋭利な先端であれば、素人が使っても突いて胴体に当てさえすれば重傷になり、鎧を貫く事も容易である。
扱いの単純さのため重量の許す限り大型化でき、密集隊形で長大な槍を携えて待ち伏せ、突き刺したり殴り倒すと同時に槍自体を即席の壁として利用する事も多かった(いわゆる"槍衾")。
同様の理由から、障害物や落とし穴にスパイクを仕掛け、乗り越えようとした者に突き刺さるようにしておく事も多い。
人間が静止した器物に衝突しても滅多に致命傷にはならないが、衝突先が鋭利な先端を持っていれば話は別である。
スパイクに体重をかければ皮膚は容易に突き破られ、筋肉や血管を傷つけられた人間は事実上行動の自由を失ってしまう。
また、艦載砲の発展以前の艦艇では「衝角(ラム)」と呼ばれるスパイクが船首に設けられ、白兵戦に先んじて船ごとの体当たりで敵船に穴を開けて沈没させる戦法が取られることがあった。
- レーダースパイク(RADAR spike)の略。
敵からミサイル誘導用レーダー波の照射を受け、ロックオンされたことを示す符丁。
由来は、理科の分野で「スパイク」という言葉が「ひときわ大きな振幅を持つパルスを検知した」という意味を持っていることにある。
平時においては重大な国際問題になりうる。
関連:レーダー警戒受信機
- イスラエルのRafael Advanced Defense Systems社で開発された対戦車ミサイル。
第三世代の対戦車ミサイルで、ミランやドラゴンの後継として開発された。
ミサイル本体と三脚付き発射台と射撃管制システムで構成される。
撃ちっ放し能力を持ち、誘導方式は赤外線画像シーカーによる赤外線誘導を持つ。
弾頭はタンデムHEATを採用している。
歩兵による携行の他、装甲車やヘリコプターに発射機を搭載することが出来、スペイン陸軍ではティーガー攻撃ヘリコプターに搭載している。
各種派生型も開発されている。
【スペックデータ】
全長 167cm 砲身内径 17cm 弾体直径 17cm 重量 スパイク-ER(ヘリコプター搭載時):
34kg(ミサイル本体とキャニスター)
55kg(ランチャー)
187kg(ランチャー+ミサイル4発)
スパイク-MR/ER(地上発射時):
13.3kg(ミサイル本体)
5kg(発射制御装置)
3kg(三脚)
1kg(バッテリー)
4kg(赤外線照準機)推進方式 固体燃料ロケットモーター 発射速度 発射準備に30秒、再装填に15秒 最大射程 800m(スパイク-SR)/2,500m(-MR)/4,000m(-LR)/8,000m(-ER)/25,000m(-NLOS) 照準装置 光学照準機(倍率10x) 弾頭 タンデムHEAT弾頭 信管 着発信管 誘導方式 赤外線誘導(CCD/赤外線画像(IIR)併用式シーカー)
【派生型】
スパイク-SR:射程200~800mの短射程型。
スパイク-MR:射程200~2,500mの中射程型。射撃管制装置、バッテリー、サーマルサイトは他のスパイク派生型でも用いることが可能。
スパイク-LR:最大射程4,000mの長射程型。歩兵か軽装甲車両が使用する。
通信用の光ファイバーケーブルが追加されている。装甲貫徹能力はRHA換算で700mm。
スパイク-ER:最大射程8,000mの超長射程型。かつては NT-Dandy あるいはNT-Dとして知られていた。
通常は装甲車やヘリコプターなどに搭載して使用する。
フィンランド軍沿岸防備旅団では対舟艇ミサイルとしても使用されている。
装甲貫徹能力はRHA換算で1,000mm。
スパイク NLOS:最大射程は25kmといわれている超々長射程型。
スパイク
分子式: | C9H16N4OS |
その他の名称: | スパイク、ペルフラン、テブチウロン、SPIKE、Spike、EL-103、Perflan、Tebuthiuron、プレフラン、Spike-80W、Graslan、Preflan、E-103、スパイク-80W、グラスラン、1-(5-tert-Butyl-1,3,4-thiadiazol-2-yl)-1,3-dimethylurea |
体系名: | 1-(5-tert-ブチル-1,3,4-チアジアゾール-2-イル)-1,3-ジメチル尿素 |
スパイク
スパイク
スパイク(Spike)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 00:28 UTC 版)
「スポンジ・ボブの登場キャラクター一覧」の記事における「スパイク(Spike)」の解説
日本国外の名称では「スパイク・ザ・ブリー・スネイル(Spike the Bully Snail)」と表記される。
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スパイク(トムとジェリー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 15:13 UTC 版)
「トムとジェリー魔法の指輪」の記事における「スパイク(トムとジェリー)」の解説
ペットショップにいる犬。容姿は他のトムとジェリー作品と変わらないが、体は灰色から黄土色になった。指輪により檻が開けられ、パトカーやタイクとともにトムを追いかける。ブルさんとも呼ばれている。
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スパイク(プッチーニ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 01:18 UTC 版)
「へんてこなオペラ」の記事における「スパイク(プッチーニ)」の解説
今回は偉大なるオペラ歌手「プッチーニ」として登場。高慢な態度が災いして赤っ恥をかかされる。
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スパイク(Spike)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 03:24 UTC 版)
「スヌーピー」の記事における「スパイク(Spike)」の解説
帽子と髭がトレードマークのスヌーピーの兄。スヌーピーは兄弟の中で彼と一番親しい。他の兄弟と比べるとひょろひょろでかなり痩せているが、本人いわく、痩せているのではなく「スッキリしているんだ」とのこと。ニードルス近辺の荒野に独りで暮らしている。話し相手はサボテンのジョーと岩。サボテンの集会、サボテン・クラブでは会長を務める。不動産事務所を営んでいる。かつては猟犬として人間に飼われていたこともあったが、追いかけていたウサギが道路に飛び出し車にはねられてしまったことにショックを受け、誰も傷つけず、誰にも傷つけられない荒野へ引っ込んだという。スヌーピーの婚約者と駆け落ちしたことがある(その後、当の婚約者はコヨーテと駆け落ちしてしまった)。ミッキーマウスと知り合いで、靴をもらったことがある。お気に入りのテレビドラマは『OK捕虜収容所(Hogan's Heros)』。実はスヌーピー以外でウッドストックの言葉を理解できるキャラでもある(ウッドストックが月と間違ってニードルスに着いた際、ちゃんと彼と話ができていることから)。スヌーピーの第一次世界大戦の空想世界では一歩兵を務める。ちなみに、彼の名前はスヌーピーのモデルとなった作者少年時代の飼い犬の名前をそのまま使用している。
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スパイク(アタック)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 02:50 UTC 版)
「バレーボール」の記事における「スパイク(アタック)」の解説
跳躍しながらネット越しにボールを打つ動作がスパイクである。相手コートに叩きつけるように下向きに打つことが基本だが、相手のブロックにボールをわざと当ててコート外にボールを出したり、タイミングをずらして相手のブロックを避けてプレイする場合もある。
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スパイク (SPIKE)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/19 08:26 UTC 版)
「Dance Dance Revolutionの登場キャラクター」の記事における「スパイク (SPIKE)」の解説
『5thMIX』にて登場。本名Scott G.parke。25歳。身長179cm。出身地はイギリスのグラスゴー。
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スパイク(のようなブルドッグ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 18:51 UTC 版)
「勝利はいただき」の記事における「スパイク(のようなブルドッグ)」の解説
トムとジェリーに登場していたブルドッグ。ネズミに釣られた猫の人形に引っ張られたオオカミの尻を噛んでいる。スパイクはスパイクでも、ドルーピー作品によく登場するスパイクとは耳の色が違う。
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スパイク (spike)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 09:06 UTC 版)
「アメリカンフットボールの用語集」の記事における「スパイク (spike)」の解説
スナップ直後にクォーターバックがボールを足元の地面に投げつけること。パス・インコンプリートとして扱われ、1プレーを犠牲にする代わりに、時計を止めることができる。試合最終盤にタイムアウトを使い切ってしまったがどうしても時計を止めたいという場合に行われる事が多い。キル・ザ・クロックともいう。
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「スパイク」の例文・使い方・用例・文例
- ブーツにスパイク底を取り付けた。
- 私は毎試合後スパイクを磨きます。
- シューズ・・スパイクのあるものを禁止しているコースが多いので気をつけましょう。
- マイクは自分の犬をスパイクと名づけた。
- 女性のスパイクヒールは、板の床をくりぬいた
- スパイクで留める
- 骨が多いフリルと長い鼻角の縁の周りに多くの大きいスパイクを持っている珍しいceratopsian恐竜
- スパイクに似ているさま
- 尖ったスパイクとフックがある象の突き棒
- 歩行や登山のときに氷上で滑るのを防ぐための靴に付いた金属のスパイク
- 中空の人体に似た形をし犠牲者を串刺しにするためのスパイクが並んでついている鉄枠でできた拷問器具
- 鋭いスパイクが付いている丈夫なてこ
- ドイツ兵がかぶっていたスパイク付きのヘルメット
- ロープのための穴がある金属スパイク
- 拍車の端の小さなスパイクのついた輪
- ステッキに似たスパイクステッキ、一番上が開いてイスになる
- スパイクは、より大きな牽引力をあたえる
- スパイクのうちの1本は、彼を突き刺した
- 二塁手は、試合前はいつもスパイクを砥いだ
- ゴルファーのスパイクはグリーンを傷つける
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