衝角
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/14 13:55 UTC 版)
衝角(しょうかく、英語: ram)は、軍船の船首水線下に取り付けられる体当たり攻撃用の固定武装である。
- ^ この点に関し「第二次世界大戦後でも、駆逐艦などには対潜体当たり戦術用の衝角が装備されていた」と解説されていることがあるが、あくまで「そのような状況を想定して船首水線下部分の構造強度が強化されている設計とした艦艇があった」ということであり、船首から大きく突き出した形の「衝角」が装備されていたわけではない。
- ^ 森恒英『艦船メカニズム図鑑』、58-59頁。
- ^ イージス艦、船首下部突起で穴か 共同通信(2017年6月20日)2017年6月26日閲覧
衝角
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 01:16 UTC 版)
副砲を含めての近距離砲撃戦でも決着がつかない場合は、最後には衝角による体当たり攻撃で決着をつけるのが、前弩級戦艦の戦闘のセオリーである。帆船時代においては、艦の航行に制限があったため衝角攻撃はほとんど行えない状態であったが、蒸気機関による動力推進が普及し、艦の速度と航行の自由度が飛躍的に高まると、衝角攻撃戦術の効果に大いに期待が寄せられる事となった。よってほとんどの前弩級戦艦は艦首に衝角を装備する。しかしこれは、まだ主砲の威力が小さかった頃の戦闘の名残、およびリッサ海戦においての誤った戦訓によるものである。実際には戦艦どうしの戦闘で衝角が役に立つ事はなく、むしろ衝突事故の際に味方の艦を誤って撃沈してしまう有害な存在であった。弩級戦艦に移行する頃には衝角は廃止の趨勢となった
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衝角
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/22 15:43 UTC 版)
鋭角艦首型の艦首に内蔵された決戦兵器。戦闘時には下部からジャックナイフのように回転しながらせり出して、海賊式体当たり戦法を行うことができる。
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