戦列艦とは? わかりやすく解説

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【戦列艦】(せんれつかん)

Ship-of-the-line.
帆船時代における戦艦

15世紀頃、ガレオン船ベース発展して誕生したもの。
文字通り戦列組んで行動し艦載砲撃ち合いによる艦隊決戦主任務とする。
高い火力と、木造ながら頑丈な装甲備え同時代あらゆる艦と対等以上に撃ち合えた。
一方で機動力、特に旋回性能劣悪で、小回りの効くフリゲート相手苦戦する事もあったという。

大量大砲を積むため、船体2層上の甲板3本マストを持つものが主流
英国では特に90100門以上の艦載砲を持つ艦を特に「一級戦列艦」と呼んでいた。
一方一回り小さ4060程度の戦列艦もあったが、あまり使われていなかった。
また、一級戦列艦は兵站への負担大きく80門を越え大型艦実用性欠けたという。

乗員600800程度このうち100200程度拿捕のための海兵
当時まだ拿捕戦闘時選択肢として有力で、敵艦強行接舷して斬り込む事もあった。

関連世界三大記念艦


戦列艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/02 10:25 UTC 版)

戦列艦(せんれつかん、ship of the line)は、17世紀から19世紀にかけてのヨーロッパ諸国で使用された軍艦の一種。その艦隊単縦陣戦列(Line of battle)を構成し、同じく戦列を構成する艦隊との砲戦を行った。


注釈

  1. ^ 艦首から4本目の小型のマスト
  2. ^ 軍艦ではスパンカーではなくドライバーと呼ぶ
  3. ^ カロネードは砲門数に含まないのが一般的である
  4. ^ 攻城戦では、一撃で城壁を破壊できなくとも、同じ箇所に何度も砲撃する事で、大砲で城壁を破壊する事は可能である。しかし艦対艦戦闘では、互いに戦列艦は移動しており、敵艦の同じ箇所に砲撃を集中させる事は不可能である。
  5. ^ 秋山真之の言葉。船体同士を擦りあうほど近距離での海戦をさす。

出典




戦列艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 14:39 UTC 版)

ガラスの艦隊」の記事における「戦列艦」の解説

儀式めいた砲戦を行う為に各勢力使用する主力戦艦少なくとも数万隻が存在する正式な名称について不明

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戦列艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 10:19 UTC 版)

覇剣の皇姫アルティーナ」の記事における「戦列艦」の解説

プリンセス級七四門汽走高速戦列艦 ハイブリタニアの主力戦列艦。単に「新型艦」とも呼称される。帆船としての帆に加え蒸気機関投入した機帆船で、全長120Co(53m)、全幅34Co(15m)、甲板3本マスト持ち、最も高い中央マストが130Co(58m)。一本目と二本目のマストの間に排煙用の煙突設けられており(一番艦は一本六番以降二本設計変更されている)。船速は巡航15ノット搭載する四一式エルズウィック砲射程は45Ar(3216m)に及ぶ。 ハイブリタニアは合計九隻を保有しており、ベルガリア帝国への侵攻投入されたのは一番、四番五番六番八番九番艦の計六隻で残る三隻は王とクイーンズテムズの港に待機していた。トゥルーアン沖海戦ではベルガリア帝国艦隊圧勝したが、エペプリエール湾海戦においては初日戦闘四番六番艦が撃沈され、二日目戦闘では一番艦は船底スクリュープロペラ故障させられ機関部停止し五番艦はウラテノス級と相打ちの形で大破、残る二隻は降伏し戦闘後帝国軍接収された。 アテルナ級八〇門戦列艦 ベルガリア帝国主力戦列艦。全長120Co(53m)、全幅34Co(15m)、マストの高さは140Co(62m)の大型帆船三本マスト持ちそこかしこ意匠施され洋上の城のごとき威風を持つ。三段砲列甲板艦船用超大型砲榴弾砲搭載している。速度順風の状態でようやく15ノット前後といったところで、艦船用超大型砲射程はおよそ38Ar(2715m)、装填から発射まで時間四一式エルズウィック砲の倍かかるなど、スペック上は全てにおいてプリンセス級に劣る。 トゥルーアン沖海戦ではプリンセス級の性能完敗し、四隻を喪失した。エペプリエール湾海戦では九隻が投入され初日戦闘で更に三隻を喪失、残る六隻は二日目戦闘投入された。 ポセイダム級一二〇門装甲戦列艦 ベルガリア帝国最大の戦列艦。全長160Co(71m)、45Co(20m)に及ぶ巨艦通常800人もの船員運用される木製船体鉄板覆っており、全身鎧着た騎士思わせる形状を持つ。装甲固いが、やはり射程プリンセス級に劣るうえに、浮き砲台揶揄されるほどに低速本編帝国はこの戦列艦を二隻保有しており、三隻目を建造中の状態であった。一番艦は整備であったため、作中登場したのは二番艦である。 トゥルーアン沖海戦での敗報受けて南方海域から派遣され、エペプリエール湾海戦では初日戦闘投入レジス奇策布石のためにあえて撃沈された。 セレルネ級五〇門準戦列艦 ベルガリア帝国の戦列艦。領海治安維持目的とした艦艇で、通常武装した海賊船密売船の取り締まり使用されており、戦列艦としては格下として扱われている。全長80Co(36m)程で、搭載している砲も中型小型のものが大半である。 エペプリエール湾海戦では十四隻が投入された。 ウラテノス級一八門戦列支援艦 ベルガリア帝国の戦列艦。遭難者の救助密輸船の拿捕主目的とした艦艇で、全長も45Co(20m)と主力戦列艦の半分下しかない。風によっては船速でプリンセス級に勝るが、砲撃戦においては期待されておらず、ハイブリタニア側から軽視されていた。 エペプリエール湾海戦では二十隻が投入され、うち一隻二日目戦闘プリンセス級と相打ちの形で喪失した

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戦列艦(アレーク)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/15 05:38 UTC 版)

星界の紋章」の記事における「戦列艦(アレーク)」の解説

機雷戦専門艦種サイズ的には巡察艦上回る超大型艦で、胴体部に機雷多数格納している。平面宇宙戦闘では主力艦地位占める。質量巡察艦三倍にも達するため、機動力が低いのが弱点また、雷撃突破されるか機雷撃ち尽くして巡察艦等の接近を許すと、防御火砲装備してはいるものの、一方的な蹂躙戦を許しがちである。ソーフ級が存在する

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戦列艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/22 06:45 UTC 版)

星界の戦旗 (ゲーム)」の記事における「戦列艦」の解説

機雷攻撃特化した級。前作登場した戦列艦と全く同じデザインで、船体中央左右に開き、その断面ずらりと機雷射出口が並んでいる。しかし今回機雷積載数が少ない事を除き、艦自体能力アーヴ帝国のソーフ級より優れている火力値もアーヴ帝国のヘージュ級と同等なので、油断出来ない

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戦列艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/22 10:07 UTC 版)

星界の紋章 (ゲーム)」の記事における「戦列艦」の解説

ソーフ級に類似したデザイン船体前半分が縦に開き、その断面ずらりと機雷射出口が並んでいる。機雷攻撃特化された級で、護衛艦同様に艦艇同士直接戦闘では何の役にも立たない。ただし大型艦なので、大型巡察艦次いで高い耐久値持っている機雷26積載している。船体塗装グレー

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戦列艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/22 10:07 UTC 版)

星界の紋章 (ゲーム)」の記事における「戦列艦」の解説

船体中央左右に開き、その断面ずらりと機雷射出口が並んでいる。機雷攻撃特化された級で、24積載している。護衛艦同様に艦艇同士直接戦闘では何の役にも立たない。しかもアーヴ帝国の戦列艦と異なり巡察艦並み耐久値しかない機雷攻撃対処出来るなら、良いカモである。

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戦列艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 11:04 UTC 版)

日本国召喚」の記事における「戦列艦」の解説

地球でも17世紀から19世紀にかけて使われていた木造水上戦闘艦艇。

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戦列艦(1755年-1785年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 07:50 UTC 版)

イギリス海軍戦列艦一覧」の記事における「戦列艦(1755年-1785年)」の解説

1751年ジョージ・アンソン男爵海軍本部長官就任したのと同時期にイギリス艦艇設計縛っていた寸法規定制度撤廃された。1755年にはトーマス・スレードとウィリアム・ベイトリーが共同艦艇監督官就任し新たな原理基づいて艦隊編成されるようになった3層80門艦は建造されなくなり2層甲板70門または60門の艦は新し74門艦64門艦に統合された。50門艦はもはや戦列艦とは見なされなくなったが、これらの艦は外洋での単独任務のために建造続けられた。

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戦列艦(1830年-1847年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 07:50 UTC 版)

イギリス海軍戦列艦一覧」の記事における「戦列艦(1830年-1847年)」の解説

ウィリアム・シモンズ大佐1832年から1847年の間艦艇監督官として働いたシモンズ海軍士官であるとともにヨットデザイナーで、「小型軍艦帆走試験での競走執念燃やした」といわれている。彼の設計には2世紀続いた工廠鍛えられ技師達の設計への批判内包されている。シモンズ艦艇設計革命起こそうとした。彼の艦船寄り速く帆走出来、さらに砲の周囲余裕作ることでもっと効率的に砲を扱えるようになったこのため船体大型化し、バラスト少なくて安定性保てるような形状になっていた。しかし設計局人員不足で、さらにシモンズ設計意図誤解していた。そのためシモンズの戦列艦は舷側砲列を持つ艦艇としては安定性が高すぎるものとなった彼の設計に関する他の問題として、艦内積載物などの重量分布にとても敏感だったというのも挙げられるシモンズ経験豊富造船技官であるジョン・エディと緊密な連携をとりながら働いたエディ構造設計実際の建造担当していた。シモンズエディ設計した艦船はセッピングスの設計による前世代艦艇よりはるかに多く鉄材構造用いている。

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