超弩級戦艦とは? わかりやすく解説

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超弩級戦艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/24 14:59 UTC 版)

超弩級戦艦ちょうどきゅうせんかん: Super Dreadnoughts)は、1906年に進水したイギリス海軍ドレッドノートの規模(弩級戦艦)を超える規模の戦艦巡洋戦艦である。イギリス海軍のオライオン級戦艦を嚆矢とする。


  1. ^ フジテレビトリビア普及委員会 『トリビアの泉〜へぇの本〜 2』講談社、2003年。 
  2. ^ 海人社 世界の艦船 増刊 近代戦艦史
  3. ^ 新名丈夫、1979、「陸奥の爆沈」、『日本海軍史』、毎日新聞社〈別冊一億人の昭和史〉 p. 258
  4. ^ 『U.S. Battleships』(Norman Friedman)より


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超弩級戦艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 02:05 UTC 版)

弩級戦艦」の記事における「超弩級戦艦」の解説

詳細は「超弩級戦艦」を参照 ドレッドノート就役後5年、まだその就役中に、より強力な新世代の「超弩級戦艦」が出現し始めた。超弩級戦艦はイギリスオライオン級戦艦に始まる。この艦の起工後マスコミ情報漏れてしまい、新聞記者がこれを「超弩級戦艦」と呼称したのが始まりであり。従って正式な軍事用語というよりも、マスコミ用語というべきものである。それらを「超」をつけて呼ぶのは、一気に2,000トンにおよぶ排水量増大、より大きな13.5インチ (343 mm) 砲の導入、そして全主砲中心線配置などの特徴に基づく。ドレッドノートからオライオンまでの4年間で排水量25%増加し舷側砲火の砲弾重量は2倍となったイギリスの超弩級戦艦にはまたしても他国追随した1911年起工アメリカ海軍ニューヨーク級は、イギリスにおける13.5インチ (343 mm) 砲を凌駕すべく、14インチ (356 mm) 砲を搭載した日本では1911年起工金剛型巡洋戦艦4隻、1912年起工扶桑型超弩級戦艦2隻と、それに続く1914年伊勢型2隻に14インチ (356 mm) 砲12門を搭載した同じくイギリスにおける13.5インチ (343 mm) 砲の凌駕と、近い将来登場予想される15インチ (381 mm) 砲に準ずる能力目論んでのものである金剛型に関しては1番艦を輸入したものの、続く3隻は国産扶桑型以降設計含めて日本行われたフランスではクールベ級に、340 mm砲を搭載したプロヴァンス級超弩級戦艦が続いた。それに続くノルマンディー級戦艦5隻は、第一次世界大戦の勃発ともなってキャンセルされた。ドイツ海軍では、自軍12インチ50口径砲はイギリスの13.5インチ45口径砲に匹敵する考えていたため、対応して砲の口径増大させる動きはなかった。 イギリス超弩級戦艦の後期艦(クィーン・エリザベス戦艦以降)は砲塔の数を1つ減らしたため、それによって生じた重量容積余裕がより大きな石油専焼ボイラー搭載回された。新し15インチ (381 mm) 砲は砲塔減少にもかかわらず砲の火力増大させ、また装甲帯の増厚と水中防御改善繋がった。このクラス25ノット設計速力有し世界最初高速戦艦考えられている。 初期の超弩級戦艦の、第一次世界大戦後設計異な弱点は、装甲配分であり、短距離戦闘で必要とされる垂直防御重点置いていた点であった。これらの艦は20,000ヤード (18,300 m) で交戦することも可能だったが、そのような遠距離から飛来する高い角度の「落下してくる」砲弾弱かった大戦後設計では、それに対抗して5ないし6インチ (127-152 mm) の厚さ装甲甲板設けることが一般的となった重点防御区画概念は、その後戦艦設計中心課題となったまた、魚雷脅威現実的なものとなってきたことにより、水中防御の不足も、これら第一次世界大戦前設計弱点認められた。 アメリカ海軍の「標準型戦艦は、長距離砲戦と大落下角の砲弾念頭に置いたネバダ級戦艦から始まった。1番艦の起工1912年ヨーロッパ諸国海軍遠距離砲戦の危険を知ることになるユトランド沖海戦4年前のことだった。標準型戦艦重要な特徴は「オール・オア・ナッシング」の集中防御装甲と「浮体構造であった。その設計思想は、船の重要部分だけにきわめて厚い装甲施し、この装甲され浮体部分に、装甲のない艦首艦尾部分撃ち抜かれ浸水しても船全体浮かんでいられるだけの十分な予備浮力持たせるというものだった。この設計価値第3次ソロモン海戦証明された。この海戦戦艦サウスダコタ回頭タイミング誤り日本艦隊の砲に側面さらした。そして重砲26発の命中受けたが、装甲され浮体部分破壊されず、戦闘最後まで、沈むことなく行動続けることができた。 1917年発注され長門型戦艦には世界で初め16インチ (41 cm) 砲が搭載され世界最強戦艦となると考えられた。ワシントン海軍軍縮条約において日本長門型2隻の保有認められたが、引き替えとしてアメリカコロラド級戦艦3隻を16インチ (40.6cm) 砲へ換装しての建造続行イギリス同じく16インチ搭載ネルソン級戦艦2隻の新造認められた。

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超弩級戦艦(super dreadnoughts)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 06:35 UTC 版)

戦艦」の記事における「超弩級戦艦(super dreadnoughts)」の解説

30.5cmを超える34.3cmの主砲搭載する戦艦オライオン級戦艦)が登場すると、マスコミ弩級超えるという意味で、超弩級戦艦と報道した。ただしこれらは単に主砲口径違いよるものであり、弩級戦艦基本的な構成においては差異がある訳ではない重要なのは主砲口径と艦体サイズへの取り払われたことで、超弩級戦艦の出現により大艦巨砲時代本格的に開幕した

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