レ・ディタリア級装甲艦とは? わかりやすく解説

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レ・ディタリア級装甲艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/09 03:52 UTC 版)

レ・ディタリア級装甲艦
艦級概観
艦種 装甲艦
艦名
前級 プリンチペ・ディ・カリニャーノ級
次級 レジナ・マリア・ピア級
性能諸元
排水量 常備:5,700トン
満載:6,180トン
全長 99.6m
垂線長:84.3m
全幅 16.6m
吃水 6.7m
機関 形式不明石炭専焼角缶6基
+振動レシプロ機関1基1軸推進
最大出力 1,800hp
最大速力 12.0ノット(機関航行のみ)
航続距離 -ノット/-海里
燃料 800トン(石炭)
乗員 25名(士官)
525名(科員)
兵装 20.3cm(72ポンド)鋼製単装ライフル砲2基
20.3cm(72ポンド)鉄製単装滑腔砲4基
16.4cm鉄製単装ライフル砲30基
装甲(鉄製) 舷側:120mm
砲郭:-mm
司令塔:-mm

レ・ディタリア級装甲艦 (Fregate corazzate della classe Re d'Italia) とはイタリア海軍が1860年代に購入した装甲艦の艦級である。イタリア海軍では一等装甲蒸気フリゲートと分類していた。

概要

レ・ディタリアの艦首の衝角。

まだ国内の工業力が未発達であったイタリアは宿敵オーストリア=ハンガリー帝国海軍に対抗すべく、アメリカに装甲艦2隻を発注した。これは本級である。この当時のアメリカ合衆国は南北戦争中で海軍は未発達であり、そのために本級は木造艦に鉄板を要所に貼り付けた様式となった。

本艦の基本構造は製で3本のマストと一本煙突と艦首に装備された衝角を持つ装甲フリゲートとしてアメリカで設計・建造された。船体側面部に120mm装甲板が張られた砲廓(ケースメート)を持ち、20.3cm(76ポンド)鋼製ライフル砲を単装砲架で片舷1基ずつ計2基と20.3cm(72ポンド)鉄製滑腔砲を単装砲架で片舷2基ずつ計4基と16.4cm鉄製ライフル式単装砲を片舷15基ずつ計30基を配置した。

同型艦

1861年11月21日にアメリカ、ニューヨーク、ウィリアム・ウェップ造船所にて起工、1863年4月18日進水、1864年9月18日竣工、1866年7月20日にリッサ海戦で戦没。

1861年12月にアメリカ、ニューヨーク、ウィリアム・ウェップ造船所にて起工、1863年8月29日進水、1864年3月12日竣工、1875年3月31日に除籍。艦名「ポルトガル王」はルイス1世に因む。

関連項目

参考文献

  • 「世界の艦船増刊第41集 イタリア戦艦史」(海人社)
  • 「Conway All The World's Fightingships 1860-1905」(Conway)

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