特殊潜航艇とは? わかりやすく解説

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とくしゅ‐せんこうてい〔‐センカウテイ〕【特殊潜航艇】

読み方:とくしゅせんこうてい

旧日本海軍太平洋戦争用いた小型潜航艇母艦目的地近くまで運ばれてから作戦任務に就く。昭和16年1941)の真珠湾、その翌年シドニーなどの攻撃参加


特殊潜航艇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/09 18:20 UTC 版)

特殊潜航艇(とくしゅせんこうてい)とは、敵海軍の泊地襲撃や、工作員潜入などに使われる軍用潜水艇・小型潜水艦。ミゼット・サブマリン(Midget submarine)とも呼ばれる。日本の甲標的をはじめとして、世界各国で製造・運用された。




「特殊潜航艇」の続きの解説一覧

特殊潜航艇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 00:21 UTC 版)

オウム真理教の兵器」の記事における「特殊潜航艇」の解説

1991年12月、「オウム海中都市構想」を企てた麻原が、その手始めとして村井らに命じ建造させた。発端富田隆映画彼女が水着にきがえたら』に潜水艦出てくることを話していたところ、麻原オウムでも潜水艦ぐらい作れと言い出したことであるという。教団雑誌えんじょいはぴねす」に掲載される予定だった。

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特殊潜航艇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/16 09:40 UTC 版)

佐々木半九」の記事における「特殊潜航艇」の解説

1941年昭和16年10月23日佐々木第六艦隊司令部から、特潜(甲標的)による真珠湾攻撃実施計画知らされた。特潜を搭載する潜水艦には10月末に完成したものもあり、出撃日の11月18日まで時間足りず真珠湾到達することにさえ疑問があった。佐々木それまで特潜の知識がなく、期間も錬度不足する悪条件のなかで作戦計画をまとめあげ、攻撃実施したのである。しかし搭乗員10名のうち9名が戦死し、1名は捕虜となった酒巻和男捕虜となった情報12月10日又は11日得ており、不可抗力であるとして、原田覚らと十軍神として扱うよう意見具申行っている。しかし海軍省採用せず戦死者九軍神として発表された。佐々木帰還後に特潜搭乗員最先任者であった岩佐直治実家訪れているが、作戦内容機密であり、出撃見送った岩佐との関係を明かすことはできなかった。 また真珠湾攻撃における潜水艦部隊は、米艦船追尾攻撃期待されていた。しかし参戦した潜水艦長同様に実戦では困難であると考えており、黒島亀人には、潜水艦待機攻撃通商破壊作戦使用すべきとの考え伝えている。 佐々木戦訓から特潜と潜水艦交通塔を設置ジャイロコンパス改良などの準備行い、再び特潜部隊指揮官として攻撃に向かう。佐々木は特潜搭乗員に無理な攻撃はしないよう指示をしていたが、出撃した特潜3隻は帰還せず松尾敬宇ら6名の搭乗員全員戦死という結果終わった。この作戦攻撃目標候補複数あり、潜水艦搭載偵察機情報によりシドニー湾攻撃決定したもので、事前の準備限界があり、中村秀樹指揮官である佐々木苦衷理解示している。

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特殊潜航艇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/20 07:01 UTC 版)

朝熊利英」の記事における「特殊潜航艇」の解説

特殊潜航艇の開発主導したのは酸素魚雷同じく岸本であった朝熊設計主任として参加し名和武らと協同し1935年(昭和10年)に開発成功している。

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特殊潜航艇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 18:50 UTC 版)

真珠湾攻撃」の記事における「特殊潜航艇」の解説

航空攻撃併用して、5隻の特殊潜航艇(甲標的)による魚雷攻撃立案された。この計画連合艦隊司令部秘密裏進めていた真珠湾攻撃とは別に浮上した独自のプランであったり、司令部の他にも部隊側に開戦同時に真珠湾奇襲する発想があったことを示している。甲標的1940年9月に正式採用され34基の建造命令された。1941年昭和16年1月中旬から訓練開始され8月20日までに襲撃訓練完了搭乗員技量向上していった。訓練により戦力化目処が立つとともに日米関係悪化する状況に、搭乗員から開戦時甲標的使って港湾奇襲を行うべきであるとの意見盛り上がり先任搭乗員岩佐直治中尉から甲標的母艦千代田艦長原田覚大佐真珠湾奇襲具申された。この時、たまたま訓練視察していた軍令部潜水艦主務部員である有泉龍之助中佐もこの構想共鳴して協力約束した9月初旬原田岩佐連合艦隊司令部訪問して真珠湾潜入攻撃計画説明したが、搭乗員生還難しいことから却下された。司令部納得させるため、甲標的から電波発信して潜水艦方位測定して水中信号誘導を行う収容方法考案し再度司令部具申行ったが、搭乗員収容確実性がないとの山本判断再度却下された。部隊では更に検討行って甲標的航続時間延長するなどの研究行い10月初旬三度具申行った。この結果、更に収容法の研究を行うとの条件付きながら、ついに計画採用された。10月11日 - 13日長門行われた図上演習には甲標的搭載した潜水艦5隻による特別攻撃隊使用された。特別攻撃隊甲標的5隻には岩佐10名の搭乗員選抜され作戦に使う潜水艦として甲標的を後甲板搭載可能な伊16伊18伊20伊22伊24選ばれた。

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特殊潜航艇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 13:26 UTC 版)

潜水艦」の記事における「特殊潜航艇」の解説

詳細は「特殊潜航艇」を参照 排水量数十トン乗員数名程度の超小型潜水艦兵装搭載力や航続力小さく外洋航行力には欠けるものの、小型のため探知されにくく、特に水深浅く障害物の多い海域では探知攻撃される可能性が低い。そのため、沿岸警備待ち伏せ攻撃使用される第二次世界大戦時には、真珠湾攻撃使用され日本海軍甲標的や、ドイツ戦艦ティルピッツ攻撃使用され英海軍のX級潜航艇などを始めとして各国で特殊潜航艇が製造された。人員が艦外で操作するタイプもある(人間魚雷参照)。 現代でもその利点生かして、敵の支配水域侵入して情報収集当たったり、スパイ送り込んだり、捕えた捕虜海岸付近収容したりすることに用いられる場合もある。平時にも特殊潜航艇は領海不法侵入して活動を行うので、冷戦期ソ連特殊潜航艇は西側諸国にとって厄介なであった。特にソ連ユーゴスラビアでの開発著しく北朝鮮ユーゴスラビアから技術移入して潜航艇建造努めてきた経緯がある。一方でイタリアにおいても一部企業特殊作戦用の潜航艇建造しており、同海軍採用していないものの、ユーゴスラビア中近東諸国コロンビアなどに輸出され実績がある。 1996年韓国江陵浸透事件では、北朝鮮工作員がサンオ級潜航艇による韓国国内侵入成功しており、侵入作戦用器としての潜航艇有用性証明している。

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