スターリングエンジンとは?

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スターリング エンジン [7] 【Stirling engine】

外燃機関の一。シリンダー内に封じ水素ヘリウムなどのガス圧力を,外部からの加熱冷却によって変化させ動力とするもの。熱効率が高く,振動騒音少ない。1816年イギリススターリングR. Stirling)が考案

【スターリングエンジン】(すたーりんぐえんじん)

シリンダー内に満たされたヘリウムなどのガスを、外部から加熱冷却し、それよって生じる気体熱膨張・熱収縮利用してピストンを動かし、動力を得るエンジン
外燃機関分類され、熱効率ディーゼルエンジンと並んで高いと言われる

シリンダー内部爆発起こすレシプロエンジン違い燃焼利用する場合外部となり、エンジン内部での直接爆発行程がなく、トルク変動少ない。
そのため静音性優れ直に有害な成分排気を出すことがなく、環境への影響少なく出来る。
また温度差作り出せれば作動することから、可燃物地熱太陽熱などのあらゆる熱源利用可能である。

しかし、このエンジンガス高圧シリンダー内に封入し、高レベル気密を保ったままで膨張収縮を行なわなければならないため、ピストン出力軸を摩擦なく動かすようにすることは非常に困難で、未来エンジンと言われながら実用例はほとんどない
わずかな例として、スウェーデン海軍の「ゴトランド」級潜水艦コックムス社製スターリングエンジンが搭載されている。
また、同社製のエンジン日本でも海上自衛隊練習潜水艦あさしお(JDS Asashio TSS-3601)にて試験運用された後、2009年3月就役した新型潜水艦そうりゅう」型に、これを改良したもの搭載されて実用化された。


スターリングエンジン

英語 Stirling engine

スターリングサイクル作動原理とする往復式外機関で、再生器(蓄熱器)を介して連結された2つの作動室内作動媒体(水素ヘリウムなどの熱伝達のいいガス)を、一方で加熱器により加熱他方冷却器により放熱する作動繰り返すことにより動力を得るエンジンで、菱形駆動機構による方式と復動機関式がある。1816年スコットランドロバート・スターリング(1770~1878年)によって考案されたが、構造が複雑で価格耐久性信頼性などに課題がある。ほかのエンジン比べ熱効率が高く、多種多様燃料熱源に対応でき、排気騒音などの公害少ないなどの利点があり、今後開発期待されている。

スターリングエンジン

参照 外燃機関スターリングサイクル
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

スターリング・エンジン

読み方すたーりんぐ えんじん
【英】: stirling engine

シリンダーピストン形成される空間内に、水素ヘリウムなどの作動ガス密封し、外部燃焼による作動ガス加熱膨張外部冷却による作動ガス減圧減容によりピストンを動かす動作繰り返し連続的に行って動力を得るという外燃機関である。理想的作動すれば、理論的には、最高の熱効率達成しうる熱機関サイクルであり、実際エンジンにおいても 40前後の高い熱効率を得ることができ、さらにガソリン・エンジンなどの内燃機関見られる爆発工程がないため、エンジン自体振動騒音レベルがかなり低い。また外燃機関であるため、石油天然ガス始め石炭、まきなどの固体燃料工場廃熱太陽熱などの利用も可能であり、燃焼制御も容易であるので排気清浄化を図ることができる。しかし一方作動ガス密封されているので、排気することによって排熱する内燃機関比べ多くの熱をクーラー排熱なければならないために、大きなラジエータが必要であるなどの点もあり、欧米試作機実績はあるものの、まだ大規模実用には至っていない。

スターリングエンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/28 15:25 UTC 版)

スターリングエンジン: Stirling engine)とは、熱機関の形式のひとつで、シリンダー内のガス(もしくは空気等)を外部から加熱・冷却し、その体積の変化(加熱による膨張・冷却による収縮)により仕事を得る外燃機関である[1]。熱交換をすることによってカルノーサイクルと同じ理論効率となる。スコットランド牧師ロバート・スターリング1816年に発明し、名称はこれに由来する。


  1. ^ Stirling Cycle Engine: "The Stirling Engine: A Wave of the Future" 1992 NASA
  2. ^ James D. Van de Ven; Paul B. Gaffuri; Ben J. Mies; Greg Cole (2008). “Developments Towards a Liquid Piston Stirling Engine”. International Energy Conversion Engineering Conference. http://www.me.umn.edu/~vandeven/ConfPaper-Developments%20Towards%20a%20LP%20Stirling%20Engine.pdf 2015年8月12日閲覧。 
  3. ^ R. Sier 1999.
  4. ^ T. Finkelstein & A.J. Organ 2001, Chapter 2.2
  5. ^ 1816年の英国特許第4081号(UK 181604081 ) Improvements for diminishing the consumption of fuel and in particular an engine capable of being applied to the moving (of)machinery on a principle entirely new. C.M. Hargreaves 1991, Appendix Bに部分的に掲載されている。全文は (R. Sier 1995)にある。
  6. ^ R. Sier 1995, p. 93.
  7. ^ A.J. Organ 2008a.
  8. ^ ジェームズ・スターリングが1845年6月に英国土木学会に送った論文にそのような一節がある。(R. Sier 1995, p. 92)に掲載されている。
  9. ^ A. Nesmith 1985.
  10. ^ R. Chuse & B. Carson 1992, Chapter 1
  11. ^ R. Sier 1995, p. 94.
  12. ^ T. Finkelstein & A.J. Organ 2001, p. 30.
  13. ^ Hartford Steam Boiler (a). “Hartford Steam Boiler: Steam Power and the Industrial Revolution”. Hartford Steam Boiler. 2009年1月18日閲覧。
  14. ^ T. Finkelstein & A.J. Organ 2001, Chapter 2.4
  15. ^ 1906年のRider-Ericsson Engine Co.のカタログによれば、「このエンジンは庭師でも召使でも操作でき、免許や経験のある技術者は不要」とある。
  16. ^ T. Finkelstein & A.J. Organ 2001, p. 64.
  17. ^ T. Finkelstein & A.J. Organ 2001, p. 34.
  18. ^ T. Finkelstein & A.J. Organ 2001, p. 55.
  19. ^ C.M. Hargreaves 1991, pp. 28–30.
  20. ^ Philips Technical Review 9 (4): 97. (1947年). 
  21. ^ C.M. Hargreaves 1991, Fig. 3
  22. ^ C.M. Hargreaves 1991, p. 61.
  23. ^ C.M. Hargreaves 1991, p. 77.
  24. ^ 高性能スターリングエンジン 海上技術安全研究所
  25. ^ セメント運搬船「鶴洋丸」に排気ガスから発電する排熱回収システムを搭載-海上技術安全研究所


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スターリングエンジン

出典:『Wiktionary』 (2010/12/07 21:25 UTC 版)

語源

名詞

スターリング エンジン
  1. 英国スターリング発明した外燃機関





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