サイクルとは? わかりやすく解説

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cycle

別表記:サイクル

「cycle」の意味

「cycle」とは、一連の出来事状況繰り返し起こること、またはその繰り返し過程を指す。自然界社会現象など、さまざまな分野用いられる例えば、水循環昼夜のサイクル経済景気循環などが該当する

「cycle」の発音・読み方

「cycle」の発音は、IPA表記では /ˈsaɪkəl/ であり、カタカナ表記では「サイクル」となる。日本人発音する際のカタカナ英語では「サイクル」と読むことが一般的である。

「cycle」の定義を英語で解説

A cycle is defined as a series of events or situations that recur in a regular or predictable pattern. It can be applied to various fields, such as natural phenomena, social events, and economic trends. Examples include the water cycle, day-night cycle, and economic business cycle.

「cycle」の類語

「cycle」の類語には、""circle"", ""rotation"", ""revolution"", ""recurrence"", ""periodicity"" などがある。これらの単語は、それぞれ独自のニュアンス用途があるが、繰り返し循環概念を表す点で共通している。

「cycle」に関連する用語・表現

「cycle」に関連する用語表現には、""life cycle"", ""vicious cycle"", ""virtuous cycle"", ""menstrual cycle"", ""sleep cycle"" などがある。これらは、それぞれ特定の分野状況における繰り返し循環指している。

「cycle」の例文

1. The water cycle is an essential process for the Earth's ecosystem.(水循環地球生態系にとって不可欠なプロセスである。) 2. The economy goes through cycles of growth and recession.(経済成長不況のサイクルを繰り返す。) 3. The life cycle of a butterfly consists of four stages: egg, larva, pupa, and adult.(チョウ生活史は、卵、幼虫、さなぎ、成虫4つ段階からなる。) 4. The menstrual cycle is a regular biological process in women.(月経周期女性における定期的な生物学的プロセスである。) 5. A good sleep cycle is important for maintaining overall health.(良い睡眠サイクル全体的な健康維持に重要である。) 6. The vicious cycle of poverty and crime is a major social issue.(貧困犯罪悪循環は、重要な社会問題である。) 7. The virtuous cycle of education and economic development benefits society.(教育と経済発展良い循環社会利益もたらす。) 8. The rotation cycle of the Earth around the Sun is approximately 365.25 days.(地球太陽周りを回る周期は約365.25日である。) 9. The carbon cycle plays a crucial role in regulating the Earth's climate.(炭素循環地球の気候調節する上で重要な役割を果たす。) 10. The agricultural cycle includes planting, growing, harvesting, and resting periods.(農業サイクルには、植え付け成長収穫休閑期が含まれる。)

サイクル【cycle】

読み方:さいくる

循環過程周期また、その度数。

振動数周波数)の単位。1サイクルは1秒間に1振動数をいい、1ヘルツ記号c/s, c

自転車。「—レース


サイクル


サイクル

英語 cycle

ある状態から出発していろいろの変化経たあと、再び最初の状態にもどることを繰り返すとき、このような状態変化をサイクルという。ピストン機関のサイクル論においては燃焼による熱量供給の状態によって、(1)容積一定のもとで行われるとした定容サイクル(オットーサイクル)、(2)圧力一定のもとで行われるとした定圧サイクル(ディーゼルサイクル)、(3)一部が定容のもとで残り定圧のもとで行われるとした複合サイクル(サバテサイクル)に分けられる実際エンジンでは火花点火機関が定容サイクルに近く低速圧縮着火機関定圧サイクルに、高速圧縮着火機関複合サイクル近似している。

サイクル

参照 オットーサイクルディーゼルサイクル複合サイクル
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

サイクル cycle

内燃機関シリンダ内の気体変化の1めぐりを1サイクルという。普通内燃機関では4サイクル2サイクル2つがある。 ②電気振動のサイクル。電波交流などの同一位相の1めぐりを1サイクル(または周波)という。1秒間めぐってくるサイクル数を周波数という。周波数大きいものを高周波小さいものを低周波という。

プロシアジン

分子式C10H13ClN6
その他の名称プロシアジン、シクレ除草剤】、CGA-18762、Procyazine、Cycleherbicide】、シクル、サイクル、Cycle、2-[(4-Chloro-6-cyclopropylamino-1,3,5-triazin-2-yl)amino]-2-methylpropanenitrile、2-[[4-Chloro-6-(cyclopropylamino)-1,3,5-triazin-2-yl]amino]-2-methylpropanenitrile
体系名:2-[[4-クロロ-6-(シクロプロピルアミノ)-1,3,5-トリアジン-2-イル]アミノ]-2-メチルプロパンニトリル、2-[(4-クロロ-6-シクロプロピルアミノ-1,3,5-トリアジン-2-イル)アミノ]-2-メチルプロパンニトリル


サイクル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 05:32 UTC 版)

サイクル (: cycle) とは、状態が続けて変化し、再び最初の状態に戻ること。




「サイクル」の続きの解説一覧

サイクル (単位)

(サイクル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/19 07:26 UTC 版)

サイクルまたはサイクル毎秒
記号 c,∼,c/s, (cps)
非SI単位、非法定計量単位(1997年10月1日以降)
周波数
SI 1 Hz
定義 1に1周期
テンプレートを表示
サイクル毎ミリメートル
記号 c/mm, c
度量衡 メートル法
非SI単位、非法定計量単位
空間周波数線数
SI 1 /mm = 1000 /m
定義 1mmに1周期
テンプレートを表示

サイクル (cycle) またはサイクル毎秒 (cycle per second) は、周波数単位である。1997年10月1日以降は計量法上の非法定計量単位であり、取引・証明に用いることは禁止されている[1]

本来は、振動など周期的な現象の回数を数える単位であり、無次元量として単位なしで表す。いくつかの派生単位を、単にサイクルと称する場合もある。

サイクルまたはサイクル毎秒

サイクルとサイクル毎秒は、物象の状態の量である周波数の単位としては、同一の計量単位である[2]

サイクルとサイクル毎秒は、1948年の第9回国際度量衡総会で提案され1960年の第11回国際度量衡総会で正式に決定されたヘルツ (Hz) に置き換えられた。1 ヘルツ = 1 サイクル = 1 サイクル毎秒 である。このことから、日本の計量法では、1997年10月1日以降は、取引・証明における使用が禁止された。

単位記号は「c、∼又はc/s」と規定されている[3]が、「cps」や「⏦」も用いられた。cpsはカウント毎秒、キャラクター毎秒の記号としても用いられることがある。

サイクル毎分 (c/min, cpm)、サイクル毎時 (c/h, cph) もあったが、同じく非SI単位かつ非法定計量単位である。文脈によっては、これらを単にサイクルと称する場合がある。

1997年9月30日までは、派生単位として次の4単位と記号が認められていた[3]が。計量法上はSI接頭語が付加された単位としての位置づけではなかった。これらの4単位の記号としては、「∼」を用いることはできない。

  • キロサイクル又はキロサイクル毎秒(kc又はkc/s)= キロヘルツ
  • メガサイクル又はメガサイクル毎秒(Mc又はMc/s)= メガヘルツ
  • ギガサイクル又はギガサイクル毎秒(Gs又はGc/s)= ギガヘルツ
  • テラサイクル又はテラサイクル毎秒(Tc又はTc/s)= テラヘルツ

俗な用法としてギガヘルツで動作する電子回路のはしりの時期に、キロメガサイクルの語が見られた[4]

サイクル毎ミリメートル

空間周波数の単位として、サイクル毎ミリメートルを単にサイクルと称することがある。SIでは毎ミリメートル (/mm, mm−1) で表す。

  1. ^ 新計量法とSI化の進め方-重力単位系から国際単位系(SI)へ- 通商産業省 SI単位等普及推進委員会、p.11、1999年3月発行
  2. ^ 計量法附則第三条の計量単位等を定める政令 別表第2、項番2、計量単位の欄に「サイクル又はサイクル毎秒」とある。
  3. ^ a b 計量法附則第三条の計量単位の記号等を定める規則 別表、周波数の欄
  4. ^ https://ci.nii.ac.jp/naid/110002717346

サイクル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 03:31 UTC 版)

カルノーサイクル」の記事における「サイクル」の解説

次の過程が準静的可逆的)に行われるものとする1-2 断熱圧縮 2-3 温度 T H {\displaystyle T_{\mathrm {H} }} で Q H {\displaystyle Q_{\mathrm {H} }} の熱を等温吸熱膨張 3-4 断熱膨張 4-1 温度 T L {\displaystyle T_{\mathrm {L} }} で Q L {\displaystyle Q_{\mathrm {L} }} の熱を等温放熱圧縮

※この「サイクル」の解説は、「カルノーサイクル」の解説の一部です。
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サイクル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 06:20 UTC 版)

オットーサイクル」の記事における「サイクル」の解説

オットーサイクルは、火花点火機関実際のサイクルを、下表 1 のような比熱一定の理想気体空気)の可逆クローズドサイクル空気標準サイクル)で置き換えたものと考えることができる 。 表 1 サイクルの置き換え実機関の状態変化置換後の状態変化備考1 → 2 混合ガス圧縮 断熱(等エントロピー圧縮 2 → 3 点火・燃焼 等積加熱 この間ピストン移動無視 3 → 4 燃焼ガス膨張 断熱(等エントロピー膨張 4 → 1 排気吸気(または掃気) 等積冷却 この間ピストン移動無視1. オットーサイクルp-V 線図 図 2. オットーサイクルT-S 線図 オットーサイクルp-V 線図および T-S 線図を図 1、2 に示す。また、吸気状態を V1p1、T1、S1 としたときの、サイクル上の各点状態量下表 2 に示す。 表 2 サイクル各点状態量体積圧力絶対温度エントロピー1 V 1 {\displaystyle V_{1}} p 1 {\displaystyle p_{1}} T 1 {\displaystyle T_{1}} S 1 {\displaystyle S_{1}} 1→2 p = p 1 ( V 1 V ) κ {\displaystyle p=p_{1}\left({\frac {V_{1}}{V}}\right)^{\kappa }} T = T 1 ( V 1 V ) κ − 1 {\displaystyle T=T_{1}\left({\frac {V_{1}}{V}}\right)^{\kappa -1}} S = S 1 {\displaystyle S=S_{1}} 2 V 2 = V 1 / ϵ {\displaystyle V_{2}=V_{1}/\epsilon } p 2 = p 1 ϵ κ {\displaystyle p_{2}=p_{1}\epsilon ^{\kappa }} T 2 = T 1 ϵ κ − 1 {\displaystyle T_{2}=T_{1}\epsilon ^{\kappa -1}} S 2 = S 1 {\displaystyle S_{2}=S_{1}} 2→3 V = V 2 {\displaystyle V=V_{2}} T = T 2 p p 2 {\displaystyle T=T_{2}{\frac {p}{p_{2}}}} S = S 2 + m c v lnT T 2 {\displaystyle S=S_{2}+mc_{v}\ln {\frac {T}{T_{2}}}} 3 V 3 = V 1 / ϵ {\displaystyle V_{3}=V_{1}/\epsilon } p 3 = p 1 α ϵ κ {\displaystyle p_{3}=p_{1}\alpha \epsilon ^{\kappa }} T 3 = T 1 α ϵ κ − 1 {\displaystyle T_{3}=T_{1}\alpha \epsilon ^{\kappa -1}} S 3 = S 1 + m c v ln ⁡ α {\displaystyle S_{3}=S_{1}+mc_{v}\ln \alpha } 3→4 p = p 3 ( V 3 V ) κ {\displaystyle p=p_{3}\left({\frac {V_{3}}{V}}\right)^{\kappa }} T = T 3 ( V 3 V ) κ − 1 {\displaystyle T=T_{3}\left({\frac {V_{3}}{V}}\right)^{\kappa -1}} S = S 3 {\displaystyle S=S_{3}} 4 V 4 = V 1 {\displaystyle V_{4}=V_{1}} p 4 = p 1 α {\displaystyle p_{4}=p_{1}\alpha } T 4 = T 1 α {\displaystyle T_{4}=T_{1}\alpha } S 4 = S 1 + m c v ln ⁡ α {\displaystyle S_{4}=S_{1}+mc_{v}\ln \alpha } 4→1 V = V 4 {\displaystyle V=V_{4}} T = T 4 p p 4 {\displaystyle T=T_{4}{\frac {p}{p_{4}}}} S = S 4 + m c v lnT T 4 {\displaystyle S=S_{4}+mc_{v}\ln {\frac {T}{T_{4}}}} ϵ = V 1 V 2 {\displaystyle \epsilon ={\frac {V_{1}}{V_{2}}}} :圧縮比、 α = p 3 p 2 {\displaystyle \alpha ={\frac {p_{3}}{p_{2}}}} :圧力比圧力上昇比)、 κ = c p c v = 1.40 {\displaystyle \kappa ={\frac {c_{p}}{c_{v}}}=1.40} :比熱比、 m {\displaystyle m} :質量c p {\displaystyle c_{p}} :定圧比熱c v {\displaystyle c_{v}} :定積比熱

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サイクル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 06:23 UTC 版)

ディーゼルサイクル」の記事における「サイクル」の解説

ディーゼルサイクルは、圧縮着火機関実際のサイクルを、下表1のような比熱一定の理想気体空気)の可逆クローズドサイクル空気標準サイクル)で置き換えたものと考えることができる。 表1 サイクルの置き換え実機関の状態変化置換後の状態変化備考1 → 2 空気圧縮 断熱(等エントロピー圧縮 2 → 3 燃料噴射着火燃焼 等圧加熱膨張 噴射の間 ピストン移動 3 → 4 噴射締切燃焼ガス膨張 断熱(等エントロピー)膨張 4 → 1 排気吸気(または掃気) 等積冷却 この間ピストン移動無視1. ディーゼルサイクルp-V 線図 図 2. ディーゼルサイクルT-S 線図 ディーゼルサイクルp-V線図およびT-S線図を図1、2に示す。また、吸気状態をV1p1、T1、S1としたときの、サイクル上の各点状態量下表2に示す。 表2 サイクル各点状態量体積圧力絶対温度エントロピー1 V 1 {\displaystyle V_{1}} p 1 {\displaystyle p_{1}} T 1 {\displaystyle T_{1}} S 1 {\displaystyle S_{1}} 1→2 p = p 1 ( V 1 V ) κ {\displaystyle p=p_{1}\left({\frac {V_{1}}{V}}\right)^{\kappa }} T = T 1 ( V 1 V ) κ − 1 {\displaystyle T=T_{1}\left({\frac {V_{1}}{V}}\right)^{\kappa -1}} S = S 1 {\displaystyle S=S_{1}} 2 V 2 = V 1 / ϵ {\displaystyle V_{2}=V_{1}/\epsilon } p 2 = p 1 ϵ κ {\displaystyle p_{2}=p_{1}\epsilon ^{\kappa }} T 2 = T 1 ϵ κ − 1 {\displaystyle T_{2}=T_{1}\epsilon ^{\kappa -1}} S 2 = S 1 {\displaystyle S_{2}=S_{1}} 2→3 p = p 2 {\displaystyle p=p_{2}} T = T 2 V V 2 {\displaystyle T=T_{2}{\frac {V}{V_{2}}}} S = S 2 + m c p lnT T 2 {\displaystyle S=S_{2}+mc_{p}\ln {\frac {T}{T_{2}}}} 3 V 3 = V 1 σ / ϵ {\displaystyle V_{3}=V_{1}\sigma /\epsilon } p 3 = p 1 ϵ κ {\displaystyle p_{3}=p_{1}\epsilon ^{\kappa }} T 3 = T 1 σ ϵ κ − 1 {\displaystyle T_{3}=T_{1}\sigma \epsilon ^{\kappa -1}} S 3 = S 1 + m c p ln ⁡ σ {\displaystyle S_{3}=S_{1}+mc_{p}\ln \sigma } 3→4 p = p 3 ( V 3 V ) κ {\displaystyle p=p_{3}\left({\frac {V_{3}}{V}}\right)^{\kappa }} T = T 3 ( V 3 V ) κ − 1 {\displaystyle T=T_{3}\left({\frac {V_{3}}{V}}\right)^{\kappa -1}} S = S 3 {\displaystyle S=S_{3}} 4 V 4 = V 1 {\displaystyle V_{4}=V_{1}} p 4 = p 1 σ κ {\displaystyle p_{4}=p_{1}\sigma ^{\kappa }} T 4 = T 1 σ κ {\displaystyle T_{4}=T_{1}\sigma ^{\kappa }} S 4 = S 1 + m c p ln ⁡ σ {\displaystyle S_{4}=S_{1}+mc_{p}\ln \sigma } 4→1 V = V 4 {\displaystyle V=V_{4}} T = T 4 p p 4 {\displaystyle T=T_{4}{\frac {p}{p_{4}}}} S = S 4 + m c v lnT T 4 {\displaystyle S=S_{4}+mc_{v}\ln {\frac {T}{T_{4}}}} ϵ = V 1 V 2 {\displaystyle \epsilon ={\frac {V_{1}}{V_{2}}}} :圧縮比、 σ = V 3 V 2 {\displaystyle \sigma ={\frac {V_{3}}{V_{2}}}} :噴射締切比、 κ = c p c v = 1.40 {\displaystyle \kappa ={\frac {c_{p}}{c_{v}}}=1.40} :比熱比、 m {\displaystyle m} :質量c p {\displaystyle c_{p}} :定圧比熱c v {\displaystyle c_{v}} :定積比熱

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サイクル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 06:24 UTC 版)

サバテサイクル」の記事における「サイクル」の解説

サバテサイクルは、圧縮着火機関実際のサイクルを、下表 1 のような比熱一定の理想気体(空気)の可逆クローズドサイクル(空気標準サイクル)で置き換えたものと考えることができる 。 表 1 サイクルの置き換え実機関の状態変化置換後の状態変化備考1 → 2 空気圧縮 断熱(等エントロピー)圧縮 2 → 3 予混合燃焼 等積加熱 この間ピストン移動無視 3 → 4 拡散燃焼 等圧加熱膨張 噴射の間もピストン移動 4 → 5 噴射締切燃焼ガス膨張 断熱(等エントロピー)膨張 5 → 1 排気吸気(または掃気) 等積冷却 この間ピストン移動無視1. サバテサイクルp-V 線図 図 2. サバテサイクルT-S 線図 サバテサイクルp-V 線図および T-S 線図を図 1、2 に示す。また、吸気状態を V1p1、T1、S1 としたときの、サイクル上の各点状態量下表 2 に示す。 表 2 サイクル各点状態量体積圧力絶対温度エントロピー1 V 1 {\displaystyle V_{1}} p 1 {\displaystyle p_{1}} T 1 {\displaystyle T_{1}} S 1 {\displaystyle S_{1}} 1→2 p = p 1 ( V 1 V ) κ {\displaystyle p=p_{1}\left({\frac {V_{1}}{V}}\right)^{\kappa }} T = T 1 ( V 1 V ) κ − 1 {\displaystyle T=T_{1}\left({\frac {V_{1}}{V}}\right)^{\kappa -1}} S = S 1 {\displaystyle S=S_{1}} 2 V 2 = V 1 / ϵ {\displaystyle V_{2}=V_{1}/\epsilon } p 2 = p 1 ϵ κ {\displaystyle p_{2}=p_{1}\epsilon ^{\kappa }} T 2 = T 1 ϵ κ − 1 {\displaystyle T_{2}=T_{1}\epsilon ^{\kappa -1}} S 2 = S 1 {\displaystyle S_{2}=S_{1}} 2→3 V = V 2 {\displaystyle V=V_{2}} T = T 2 p p 2 {\displaystyle T=T_{2}{\frac {p}{p_{2}}}} S = S 2 + m c v lnT T 2 {\displaystyle S=S_{2}+mc_{v}\ln {\frac {T}{T_{2}}}} 3 V 3 = V 1 / ϵ {\displaystyle V_{3}=V_{1}/\epsilon } p 3 = p 1 α ϵ κ {\displaystyle p_{3}=p_{1}\alpha \epsilon ^{\kappa }} T 3 = T 1 α ϵ κ − 1 {\displaystyle T_{3}=T_{1}\alpha \epsilon ^{\kappa -1}} S 3 = S 1 + m c v ln ⁡ α {\displaystyle S_{3}=S_{1}+mc_{v}\ln \alpha } 3→4 p = p 3 {\displaystyle p=p_{3}} T = T 3 V V 3 {\displaystyle T=T_{3}{\frac {V}{V_{3}}}} S = S 3 + m c p lnT T 3 {\displaystyle S=S_{3}+mc_{p}\ln {\frac {T}{T_{3}}}} 4 V 4 = V 1 σ / ϵ {\displaystyle V_{4}=V_{1}\sigma /\epsilon } p 4 = p 1 α ϵ κ {\displaystyle p_{4}=p_{1}\alpha \epsilon ^{\kappa }} T 4 = T 1 α σ ϵ κ − 1 {\displaystyle T_{4}=T_{1}\alpha \sigma \epsilon ^{\kappa -1}} S 4 = S 1 + m c v ln ⁡ α + m c p ln ⁡ σ {\displaystyle S_{4}=S_{1}+mc_{v}\ln \alpha +mc_{p}\ln \sigma } 4→5 p = p 4 ( V 4 V ) κ {\displaystyle p=p_{4}\left({\frac {V_{4}}{V}}\right)^{\kappa }} T = T 4 ( V 4 V ) κ − 1 {\displaystyle T=T_{4}\left({\frac {V_{4}}{V}}\right)^{\kappa -1}} S = S 4 {\displaystyle S=S_{4}} 5 V 5 = V 1 {\displaystyle V_{5}=V_{1}} p 5 = p 1 α σ κ {\displaystyle p_{5}=p_{1}\alpha \sigma ^{\kappa }} T 5 = T 1 α σ κ {\displaystyle T_{5}=T_{1}\alpha \sigma ^{\kappa }} S 5 = S 1 + m c v ln ⁡ α + m c p ln ⁡ σ {\displaystyle S_{5}=S_{1}+mc_{v}\ln \alpha +mc_{p}\ln \sigma } 5→1 V = V 5 {\displaystyle V=V_{5}} T = T 5 p p 5 {\displaystyle T=T_{5}{\frac {p}{p_{5}}}} S = S 5 + m c v lnT T 5 {\displaystyle S=S_{5}+mc_{v}\ln {\frac {T}{T_{5}}}} ϵ = V 1 V 2 {\displaystyle \epsilon ={\frac {V_{1}}{V_{2}}}} :圧縮比、 α = p 3 p 2 {\displaystyle \alpha ={\frac {p_{3}}{p_{2}}}} :圧力(上昇)比、 σ = V 4 V 2 {\displaystyle \sigma ={\frac {V_{4}}{V_{2}}}} :噴射締切比、 κ = c p c v = 1.40 {\displaystyle \kappa ={\frac {c_{p}}{c_{v}}}=1.40} :比熱比、 m {\displaystyle m} :質量c p {\displaystyle c_{p}} :定圧比熱c v {\displaystyle c_{v}} :定積比熱

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サイクル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 06:45 UTC 版)

第二種吸収ヒートポンプサイクル」の記事における「サイクル」の解説

4' - 凝縮器QC 低温冷却水冷却し冷媒液化する。 →3 3 - 凝縮器から蒸発器ポンプ液化した冷媒移送する。 →1 1 - 蒸発器液体冷媒低温排熱気化させ QE 吸熱する。 →1' 1',6 - 吸収器で吸収液に冷媒蒸気吸収させる吸収濃度 ξ1 →2 2 - 圧力差で希吸収液を液熱交換器送り QH 熱交換する →7 7 - 再生器で QG 低温排熱で希吸収液を加熱する。 →5 5 - 濃吸収液と冷媒蒸気分離する。 →4,4' 4 - 再生器から吸収熱交換器吸収ポンプで濃吸収液を送り QH 熱交換する。吸収濃度 ξ2 →8 8 - 吸収器で吸収液から QA 熱を取り出す。 →6

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サイクル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 06:29 UTC 版)

再熱・再生サイクル」の記事における「サイクル」の解説

2段抽気場合記述すると。 1 温度T1-給水ポンプP1からP2まで加圧→2 温度T2 2 温度T2 →温度Te2の蒸気m2で給水加熱温度Tf2 →温度Te1の蒸気m1で給水加熱温度Tf1 →蒸気ボイラQ1の熱を吸熱→3 温度T3 3 温度T3-タービン断熱膨張→a 温度Ta a 温度Ta蒸気ボイラQaの熱を吸熱→b 温度Tb b 温度Tbタービン断熱膨張e1 温度Te1 で m1の蒸気抽気e2 温度Te2 で m2の蒸気抽気→4 温度T4 4 温度T4Q2の熱を復水器放熱→1 温度T1

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サイクル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 06:47 UTC 版)

吸着冷凍サイクル」の記事における「サイクル」の解説

2組吸着剤用意して吸着再生時間的に切替えることによって、連続的動作を可能としている。また、切替えの間に準備期間設けて2つ吸着材間で熱交換冷却水温水混合しないようにしている。

※この「サイクル」の解説は、「吸着冷凍サイクル」の解説の一部です。
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サイクル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 02:21 UTC 版)

コラッツの問題」の記事における「サイクル」の解説

n が奇数であるときに 3n + 1 は必ず偶数になることから、コラッツ写像の「ショートカット形式次の定義で与えられる: T ( x ) = { x / 2 if  x ≡ 0 ( mod 2 ) , ( 3 x + 1 ) / 2 if  x ≡ 1 ( mod 2 ) . {\displaystyle T(x)={\begin{cases}x/2&{\text{if }}x\equiv 0{\pmod {2}},\\(3x+1)/2&{\text{if }}x\equiv 1{\pmod {2}}.\end{cases}}} コラッツ数列のサイクルとは相異なる正整数からなる数列 ( a 0 , a 1 , … , a q ) {\displaystyle (a_{0},a_{1},\ldots ,a_{q})} であって、 T ( a 0 ) = a 1 {\displaystyle T(a_{0})=a_{1}} , T ( a 1 ) = a 2 {\displaystyle T(a_{1})=a_{2}} , ..., T ( a q ) = a 0 {\displaystyle T(a_{q})=a_{0}} を満たすのである唯一知られているサイクルは長さ2の ( 1 , 2 ) {\displaystyle (1,2)} で、これは自明なサイクルと呼ばれる

※この「サイクル」の解説は、「コラッツの問題」の解説の一部です。
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サイクル

出典:『Wiktionary』 (2021/04/26 13:37 UTC 版)

語源

英語 cycle

発音

さ↘いくる

名詞

サイクル

  1. 周期循環過程
  2. 周波数単位
  3. 自転車

関連語


「サイクル」の例文・使い方・用例・文例

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