フィリップスとは? わかりやすく解説

フィリップス【Koninklijke Philips Electronics N.V.】


フィリップス【フィリップス】(草花類)

登録番号 第14400号
登録年月日 2006年 7月 13日
農林水産植物の種類 エウリオプス ペクティナツス
登録品種の名称及びその読み フィリップス
 よみ:フィリップス
品種登録の有効期限 25 年
育成者権の消滅 2006年 7月 13日
品種登録者の名称 西垣正俊
品種登録者の住所 岐阜県加茂郡川辺町中川辺38番地の1
登録品種の育成をした者の氏名 西垣正俊
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は、在来一重枝変わりであり、に斑が有り、花は鮮黄色で中輪の鉢物向きの品種である。草姿中間の高さは中である。太さはやや太、アントシアニン発色有無は無、一次分枝数は少、節間長は短である。切れ込み有無及び程度は密、深さ深裂葉長及び幅は中、葉身の色は淡緑、斑及び毛の有無は有である。花形一重、花容は平、花径は中、舌状花長さはやや短、幅は中、形は広線形先端の形は円形、数は少、表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、裏面の色は明黄(同2506)、複色の有無は無、総ほうの直径はやや小、花数は少である。在来一重比較して葉身の色が淡緑であること、に斑が有ること等で区別性認められる
登録品種の育成経過概要
この品種は、平成13年育成者温室岐阜県加茂郡川辺町)において、在来一重枝変わり発見以後増殖行いながら特性の調査継続し14年にその特性が安定していることを確認して育成完了したのである



フィリップス

名前 Philipps; Philippus; Phillipps; PhilipsPhillipsPhilip; Philipse; Phillps

フィリップス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/18 06:55 UTC 版)

コーニンクレッカ フィリップス
Koninklijke Philips N.V.
(Royal Philips)
フィリップス本社
種類 株式会社
市場情報 EuronextPHIA
NYSEPHG
本社所在地 オランダ
アムステルダム
アイントホーフェン(登記上の本店)
設立 1891年
業種 電気機器
事業内容 ヘルスケア製品・医療関連機器の開発製造
売上高 約177.8億ユーロ (2017年)
総資産 約253.15億ユーロ (2017年)
従業員数 115,392人 (2017年)
外部リンク www.philips.com
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コーニンクレッカ フィリップスKoninklijke Philips N.V. 、英文正式表記:Royal PhilipsEuronextPHIA , NYSEPHG)は、ヘルスケア製品・医療関連機器を中心とする電気機器関連機器メーカーで、オランダアムステルダムに本拠を置く多国籍企業である。

日本法人である株式会社フィリップス・ ジャパンは、東京都港区麻布台に所在。日本法人については、2017年10月に株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパンから株式会社フィリップス・ジャパンに社名を変更した[1]

沿革

1891年に、オランダザルトボメル出身の創業者ヘラルド・フィリップスがアイントホーフェン[2] に従業員20名の電球工場を設立したのが源流である。1920年代にドゥカティの技術協力を受け[2]、その後押しで[2] 電球を欧州各地に販売して成功し、その後はラジオ受信機、蓄音機、電気通信装置などに拡大し、家電製品から軍需産業まで関与する総合エレクトロニクスメーカーとなった。第二次世界大戦中、ナチス・ドイツ軍に工場を接収され、また英米連合軍の爆撃で大きな被害を受けた。戦後は一層の多角化を進めたものの、次第に不採算事業の赤字に苦しむようになった。その後、選択と集中による事業の再構築によって、ヘルスケア・医療機器に経営資源を集中した。その結果、世界の主要電器メーカーの中で最も利益率が高い企業になっている。

日本では、電気かみそり(シェーバー)や電動歯ブラシで知名度が高い。それ以外ではコンピュータ断層撮影 (CT)、核磁気共鳴画像法 (MRI)、自動体外式除細動器 (AED)などの医療機器分野で高い技術力を持っている。かつては照明機器半導体AV機器(音響機器映像機器)分野で知られ、コンパクトカセットレーザーディスク (LD)、コンパクトディスク (CD)、DVD+R/RWBlu-ray Discなどの開発、提唱元の一つとして知られていた。

インダストリアルデザインに凝った製品が多く、その分野でも先駆的存在であり、デザイナーを社内に多く擁しているのも特徴であった。初期型CDプレーヤー「CD-34」は、独自開発のスイングアーム式ピックアップ(弧を描く形でCDを読み取る方式)と、4fsオーバーサンプリング左右独立14bitDAC+ノイズシェイパー+デジタルフィルタの構成であった。アナログ的なアプローチをした音作りがなされていたことから、特にクラシック音楽ファンに人気を呼び、ソニー製「D-50」と並んでコンパクトディスクの普及に大きな役割を果たした。

2006年8月、フィリップスは採算の不安定な半導体部門の株式の8割を投資会社に売却すると発表した。半導体部門は家電、モバイル、車載機器の開発も行っており、売却後の同部門は同年9月1日、新会社NXPセミコンダクターズとして独立した。オーディオ・ホームエンタテイメント事業は2014年以降、楽器メーカーのギブソンに売却[3] された。また、創業以来の照明事業について2016年5月、フィリップスライティング(2018年シグニファイに社名変更)として分社した[4](照明事業の日本法人は「フィリップスライティングジャパン合同会社」として分離、2019年「シグニファイジャパン合同会社」に名称変更)。この結果、現在のフィリップスは、ヘルスケア製品・医療関連機器に事業の大半が集中した企業へと変貌している[5][6]

現在、フィリップスはオランダプロサッカーリーグPSVアイントホーフェンの冠スポンサーとなっている。

星と波が描かれたフィリップスのシールドは、1934年にオランダで初めて登場して商標登録され、たちまち世界中で知られるシンボルマークとなった。星は電球を量産化し世界中に送り出したフィリップスの先駆的役割を表したものである。また、波は電波を表し、初期に無線通信プラットフォームを実現したフィリップスの高い貢献を示唆している。後に円がデザインに加わるが、これは世界と人々を象徴している。

日本における事業活動

1953年には松下電器産業(現・パナソニックホールディングス)との合弁で松下電子工業(現在のパナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社パナソニック コネクトおよびパナソニック ライティングデバイス)を設立した。また、1970年代前半までは松下電工で電気カミソリをライセンス生産しており、当時のナショナル電気カミソリは刃がフィリップス独特のものであった。 1980年代には日本にも電気カミソリの開発拠点・工場を有していた[7]

同じく1980年代、経営が悪化した米スーパースコープ社を買収し、その関連会社の日本マランツも傘下にした(現在、マランツはフィリップスの資本から脱退)。マランツのブランドを利用しデジタルオーディオ製品に注力する。1980年代後半にはLHHシリーズという高級コンポーネントを自社ブランド(製造はマランツ)により、CDプレイヤーやアンプなどで発売した。そして最終的に高級オーディオはマランツ、ゼネラルオーディオはフィリップスとブランド分けし、1990年代中盤頃までは同社のデザイン技術を生かしたテレビラジカセビデオデッキといった民生品を国内向けに生産していた時期もあった。2006年11月、D&Mホールディングスデノン、マランツの持株会社)に、Hi-Fiオーディオ部門を買収され、完全子会社化された。子会社化後の社名は「D&M Premium Sound Solutions」と改められた。日本国内でのAV関連事業は一時撤退し、その後、ヘッドフォン・インナーイヤフォンが燦坤(サンクン)日本電器によって輸入され、2009年4月より日本市場へ参入した。

2008年、呼吸器、睡眠治療器などを扱うフジ・レスピロニクス株式会社を傘下に入れ、2010年に同社の社名変更を行って「フィリップス レスピロニクス合同会社」とした[1]

現在の日本法人であるフィリップスジャパンは輸入販売やサポートを手がける会社であるが、高齢化が進む日本で対応するソリューションを創出する拠点として、2020年に「Philips Co-Creation Center」を仙台市に開設した[8][9]

また、2020年からは補聴器や人工内耳など聴覚機器を扱うヘルスケア企業デマント・ジャパンとライセンス契約を結びフィリップスヒアリングケアソリューションズ[1]として補聴器業界に参入。2021年には神奈川県横浜市にフィリップス補聴器のコンセプトストアを補聴器販売店と共同出店している。

CM

1980年代にはイメージキャラクターに千葉真一を起用し、CM広告を展開した。

その他

出典

  1. ^ a b 2017年10月1日社名変更のお知らせ”. PR TIMES (2017年9月27日). 2018年3月11日閲覧。
  2. ^ a b c 『クラシックカメラ専科No.43、Viva!イタリア コンタレックスのすべて』p.66-69。
  3. ^ Gibson、Philipsのオーディオ/ホームエンターテイメント事業を買収”. AV Watch (2014年4月28日). 2018年3月11日閲覧。
  4. ^ Philips Lighting Shares Pop on IPO Debut” (英語). フォーチュン (2016年5月27日). 2018年3月11日閲覧。
  5. ^ ヘルスケア界の巨人フィリップスが仕掛けるビッグデータ戦争”. Wedge Infinity (2016年10月8日). 2018年3月11日閲覧。
  6. ^ Annual Report 2017” (PDF) (英語). フィリップス. 2018年3月11日閲覧。
  7. ^ フィリップスの回転式――“元祖”電動シェーバーはどのように進化したか?”. ITmedia (2015年12月29日). 2024年7月18日閲覧。
  8. ^ フィリップス、Co-Creation Centerを開設 - Philips
  9. ^ 課題山積みの地方だからこそチャンスがある。 ヘルスケア×IT・ヘルステック領域を切り開く、フィリップスの挑戦 - SENDAI INC.
  10. ^ 「名大がフィリップスと提携 認知症や生活習慣病で」『日本経済新聞』電子版(2018年6月25日)2018年7月12日閲覧
  11. ^ 「フィリップスと東北大、企業も巻き込み病気予防」『日本経済新聞』電子版(2018年6月26日)2018年6月28日閲覧

参考文献

  • 『クラシックカメラ専科No.43、Viva!イタリア コンタレックスのすべて』朝日ソノラマ

関連項目

外部リンク


フィリップス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/12 08:46 UTC 版)

マランツ」の記事における「フィリップス」の解説

フィリップスは当時発売直前だったCD普及を図る上で電球など生活家電印象が強いフィリップスとは別のブランド製品展開した意向持っていた。一方スーパースコープその後10年間に亘り本国である北米カナダ地域のみでマランツブランド製品ビジネス独自に継続したため、フィリップス傘下日本マランツがフィリップス開発CDプレーヤーマランツブランド生産し、また最新のフィリップス製部品数多く搭載した自社CDプレーヤー開発しデジタルオーディオ分野での製品を展開。プロダクトデザイン分野では1989年頃から欧州製品思わせるスマートなデザイン製品群続々発表1990年代後半には10万クラスプリメインアンプに高さ110mmのスリムな筐体採用したり、2000年代後半からはフロントパネル縦に3分割両サイド奥行き方向ラウンドさせた独特な筐体デザイン採用している。

※この「フィリップス」の解説は、「マランツ」の解説の一部です。
「フィリップス」を含む「マランツ」の記事については、「マランツ」の概要を参照ください。

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