3分割
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814年カール大帝が亡くなると、ルートヴィヒ1世は帝位と王権を継承した。817年に「帝国整序令」を出して長子ロタール1世を共治帝とし、次子ピピンにアキテーヌの、末子ルートヴィヒ2世にバイエルンの支配権を確認した。この時点ではロタール1世にイタリアの支配権も認められており、彼は後継者として尊重されていた。 しかしシャルル2世が生まれると、ルートヴィヒ1世はこの末子のために829年フリースラント・ブルグント・エルザス・アレマニアに及ぶ広大な領土を与えることとし、長兄であるロタール1世もこれを承認した。内心これを不満に思っていたロタール1世は830年反乱し、ルートヴィヒ1世を退位させて単独帝となったが、ピピンとルートヴィヒ2世がこれに対抗してルートヴィヒ1世を復位させた。その後840年のルートヴィヒ1世の死後も兄弟たちは激しい抗争を繰り広げた。 841年ロタール1世とシャルル2世、ルートヴィヒ2世はオセール近郊で戦い(フォントノワの戦い)、ロタール1世は敗北し、842年兄弟は平和協定を結び、帝国分割で合意することとなった。843年ヴェルダンで最終的な分割が決定され、帝国はほぼ均等に三分(西フランス王国、中フランス王国、東フランス王国)されることとなった(ヴェルダン条約)。
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3分割
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「パーティション (紋章学)」の記事における「3分割」の解説
3分割 ティアスト・パー・ベンド ティアスト・パー・シェブロン ティアスト・パー・フェス ティアスト・パー・ペイル ティアスト・パー・ポール ティアスト・パー・ポール・リバースド 3分割は紋章のほかに国旗をはじめとする各地方の旗などでも頻繁に用いられ、そのような旗を三色旗という。金属色の隣りに金属色、原色の隣りに原色を配置してはならないという紋章学上の原則があるため、中央に金属色を配置したらそれ以外の2つの領域は原色に、中央が原色なら他の領域は金属色に自動的に定まる。 分割された各フィールドのティンクチャーの記述順序及びマーシャリングによる紋章の統合時の配列順序は、右図のそれぞれについてギュールズ(赤色)、アージェント(銀色)、セーブル(黒色)で示されている順になる。配列順序は上から下へと向かって左から右へ進む。ティアスト・パー・ベンドのようにどちらにでも解釈できそうな場合は上から下への順序が優先される。つまり、左下から右上へ進む順序はありえない。 ティアスト・パー・ベンド ティアスト・パー・ベンド (tierced per bend) は、デキスター・チーフからシニスター・ベースに向かう2本の直線でフィールドを3分割したものである。非常に紛らわしいものとして、パーティ・パー・ベンドの境界線上にベンドをチャージしたものがある。 ティアスト・パー・シェブロン ティアスト・パー・シェブロン (tierced per chevron) は、中央が上向きに尖っている左右にわたる2本の山形の線で3分割したものである。 ティアスト・パー・フェス ティアスト・パー・フェス (tierced per fess) は、フィールドの上下のほぼ中央を左右にわたる2本の直線で3分割したものである。 ティアスト・パー・ペイル ティアスト・パー・ペイル (tierced per pale) は、フィールドの左右のほぼ中央を上下にわたる2本の直線で3分割したものである。 ティアスト・パー・ポール ティアスト・パー・ポール (tierced per pall) は、フィールドをY字型の線で3分割したものである。スコットランドの影響を受けている地方や国の紋章に用いられていることが多い。分割された領域がお互いに隣り合っているため、金属色の隣りに金属色、原色の隣りに原色を配置してはならないという紋章学上の原則を実質上守ることができない。そのため、金属色を3つの領域のいずれにも使っていない紋章さえある。 ティアスト・パー・ポール・リバースド ティアスト・パー・ポール・リバースド (tierced per pall reversed) は、ティアスト・パー・ポールの上下を逆さまにしたものである。紋章記述でのフィールドのティンクチャーの指定順序、及びマーシャリングによる紋章の統合時の配列順序は左上、右上、下の順に変わる。
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