3分の1とする立場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 14:09 UTC 版)
この立場では表の確率は1/3であると主張している。アダム・エルガは元々この立場について次のように主張していた。「コインは裏だった」と彼女が説明を受けそれを信じたと仮定する。彼女とって今日が月曜日であるという可能性と今日が火曜日である可能性は同様に確からしい。つまり、P(裏だった前提で月曜日) = P(裏だった前提で火曜日)であり、したがって P(裏で火曜日)= P(裏で月曜日)となる。 今、眠り姫が目覚めて質問された時に、今日が月曜日だと説明を受けそれを信じたとする。コインが表であった時の客観確率は裏であった時の確率と等しいため、P(月曜日だった前提で裏)= P(月曜日だった前提で表)であり、したがって P(裏で火曜日)= P(裏で月曜日)= P(表で月曜日)となる。 これら3つの結果は網羅的であり、1つの試行に対して排他的であるため、それぞれの確率は、3分の1となる。
※この「3分の1とする立場」の解説は、「眠り姫問題」の解説の一部です。
「3分の1とする立場」を含む「眠り姫問題」の記事については、「眠り姫問題」の概要を参照ください。
- 3分の1とする立場のページへのリンク