3分割占領
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 15:13 UTC 版)
「第二次世界大戦時のギリシャ」の記事における「3分割占領」の解説
三分割占領されたギリシャ イタリア占領地域 ドイツ占領地域 ブルガリア占領地域 ギリシャはドイツ、イタリア、ブルガリアの3国で分割占領されることになった。ドイツ軍は戦略的に重要な地点、すなわち、アテネ、マケドニア中部のテッサロニキ、クレタ島を含むエーゲ海の島々を占領した。また、ブルガリアは以前より、その領有を主張していたギリシャ北東部(エヴロス県を除くマケドニア東部とトラキア西部)を占領、併合した。そして、イオニア島、及びギリシャの3分の2はイタリア軍が占領することとなった。1943年9月、連合国のイタリア侵攻によりイタリアが連合国に降伏、イタリア方面からの連合軍の侵攻を恐れたヒトラーは素早くイタリア本土を占領、さらにイタリアが占領していた地域もドイツ軍が占領したが、その際にイタリア軍との間で戦闘が発生することもあった。イタリアの降伏に伴ってエーゲ海へ侵攻しようとするイギリス軍の目論見はレロス島の戦い(英語版)により失敗に終わった。
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