ない‐しん【内心】
内接円

初等幾何学において、与えられた多角形の内接円(ないせつえん、英: incircle)は、その多角形に内接 (inscribe) する—この場合はその多角形の内部にあり全ての辺に接する—円を言う。内接円の中心を内心 (incenter) という。
全ての多角形に内接円が存在するわけではないが、全ての三角形と正多角形には内接円が存在する。内接円が存在する場合、その多角形の内部にある最大面積の円になる。
三角形の内接円




任意の三角形に内接円が存在する。内心は3つの角の二等分線の交点である。
内接円の他に、三角形の外部に1辺と2辺の延長線に接する円が存在する。これを傍接円という。傍接円は1つの三角形に対し3つ存在する。
四角形の内接円
四角形に内接円が存在する必要十分条件は
- 全ての内角が180度以下
- AB + CD = BC + DA
内接円の中心と2本の対角線の中点は、同一直線上にある(ニュートンの定理)。
一般の多角形の内接円
多角形に内接円が存在する場合、その半径は
- 半径 = 2 × 面積 ÷ 周長
で求められる。
関連項目
外部リンク
- Weisstein, Eric W. "Incircle". mathworld.wolfram.com (英語).
- Weisstein, Eric W. "Incenter". mathworld.wolfram.com (英語).
- incircle - PlanetMath.
- incenter - PlanetMath.
- Definition:Incircle at ProofWiki
内心
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 16:05 UTC 版)
三角形の 3 つの内角の二等分線は 1 点で交わる。この点のことを内心という。内心は 3 つの辺から等距離であり、内心を中心として半径がその距離である円は 3 つの辺に接する。この円のことを内接円という。
※この「内心」の解説は、「三角形」の解説の一部です。
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内心
「内心」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は内心罪の意識があった
- 彼女に来てくれと頼んだものの,内心は来てほしくなかった
- その出来事のさなかにあってさえ彼は内心落ち着いていた
- 内心は真実を知っている
- 彼女は内心はその男のことが嫌いだ
- 私は内心、別のことを考えていた。
- 彼女は関心のないような顔をしているが、内心はとても喜んでいるようだ。
- 彼は自信ありげに見えたが、内心は全然違っていた。
- 政治家は決して内心を見せない。
- 内心では, 腹では.
- 心の中で, 内心.
- 彼は彼女の行状に愛想がつきたと口では言ってはいるが, さりとて内心では彼女を諦め切れないでいるように僕には思われる.
- 内心びくびくしていた.
- その表情からは彼女の内心の揺れが少しも読み取れなかった.
- 外面菩薩の如し内心夜叉の如し
- 外面菩薩の如く内心夜叉の如し
- 心ひそかに、心中ひそかに、内心ひそかに
- 彼女は自分の夫くらい偉い人は無いと内心ひそかに信じている
内心と同じ種類の言葉
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