へ【▽辺/▽方】
読み方:へ
[名]
1 そのものにごく近い場所、また、それへの方向を示す。近く。ほとり。あたり。
[接尾]名詞、動詞の連体形の下に付く。普通「え」と発音され、また濁音化して「べ」ともなる。
1 その辺り、その方向などの意を表す。「片(かた)—」「行(ゆ)く—」「海—(うみべ)」「水—(みずべ)」
2 その頃の意を表す。「去(い)にし—」「春—(はるべ)」「夕—(ゆうべ)」
べ【辺/▽方】
読み方:べ
[接尾]⇒へ(辺)
へた【▽辺/▽端】
読み方:へた
[名]へり。ほとり。はた。特に、海べ。波うちぎわ。
「近江(あふみ)の海—は人知る沖つ波君をおきては知る人もなし」〈万・三〇二七〉
[接尾]名詞のあとに付き、その側面、その方面の意を表す。促音を間にはさんで「ぺた」となる。「尻っぺた」「ほっぺた」など。
へん【辺〔邊〕】
読み方:へん
[音]ヘン(呉)(漢) [訓]あたり べ へ ほとり
〈ヘン〉
1 中央から隔たった所。国境。果て。「辺境・辺塞(へんさい)・辺地/広大無辺」
2 ある物を中心としてその付近。あたり。「縁辺・海辺・机辺・近辺・口辺・周辺・身辺・水辺・那辺(なへん)・炉辺」
へん【辺】
ほとり【▽辺/▽畔】
辺
辺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/12 19:15 UTC 版)
辺(へん、英:side(二次元図形)、edge(三次元図形、ただし円柱の辺の様に線分でないものはこう呼ばれない))は、特定の“図形”の中で 1 次元の“部分”となっている、両端に頂点と呼ばれる特別の点を 0 次元の“部分”として含むような線分である。
概要
辺は“線分”であり通常はまっすぐであるものを指すが、位相幾何学(トポロジー)的な文脈など、場合によっては曲がっていても構わずに辺と呼ぶことがある。
- 等式において等号を挟む両の側の対象をそれぞれ辺 (side) と呼ぶのとは別の概念である。
辺と呼ばれる“部分”を含むような“図形”としては例えば、多角形、グラフ理論におけるグラフ、単体的複体などを挙げることができる。
正確に辺の概念を考えるためには、頂点と呼ばれる点の集合 V の部分集合からなる集合族の族 D を図形として捉えて、V の二つの頂点 v, w に対して、D に含まれる {{v}, {w}, {v, w}} の形(あるいはこれに空集合を含めた形)に表される集合、あるいは同じことではあるが、{v, w} の冪集合に順序同型なる集合が辺であるというのが適当である。ユークリッド空間内の点集合を図形と捉えるような立場では、このような D と図形とが一対一に対応すると考えることは望むべくもない。
特に辺上には無数の点が乗っており、頂点を決めても辺が一意的に決まるわけではない。それでもなお、辺はこのような方法によって図形の中の“部分”として特徴付けられる。
関連項目
辺
出典:『Wiktionary』 (2021/10/14 05:57 UTC 版)
発音(?)
名詞
- (数学)特定の図形の中で 1 次元の部分となっている、両端に頂点と呼ばれる特別の点を 0 次元の部分として含むような線分。
- (形式名詞)あたり。近辺。
- (形式名詞)ことがらのおおよその範囲。
- (形式名詞)ことがらの途中や限度の過程。
熟語
邊
辺
辺 |
邊
「辺」の例文・使い方・用例・文例
- 周辺地域
- 私たちは浜辺を素足で歩いた
- この辺りに新しいレストランがある
- 私たちは午後ずっと浜辺で過ごした
- 腸の辺りが痛いのです
- 私たちは川辺にキャンプした
- この辺の家はどれも同じで個性がない
- この浜辺の砂はとてもきれいだ
- 浜辺に近くなって来たようだ
- 彼は浜辺で波をじっと見つめて立っていた
- 彼らはその国の辺境で暮らしていた
- 彼らは海辺に別荘をもっている
- こんな場面が想像できる.浜辺に僕ら2人だけ,夕日を眺めている
- 私たちはその日まる1日を海辺で過ごした
- 打ち解けた談話;炉辺談話
- 昔はこの辺は貧しい村であった
- 浜辺で太陽は私たちにぎらぎらと照りつけた
- あの新しいショッピングセンターはこの近辺の商売に損害を与えている
- 三角形の斜辺
- 周辺文化
辺と同じ種類の言葉
品詞の分類
- >> 「辺」を含む用語の索引
- 辺のページへのリンク