定理とは? わかりやすく解説

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てい‐り【定理】

読み方:ていり

ある理論体系において、その公理や定義をもとにして証明され命題で、それ以降推論前提となるもの。「ピタゴラスの—」


定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/07 04:17 UTC 版)

定理(ていり、: theorem)とは、数理論理学および数学において、証明された真なる命題をいう。

概要

文脈によっては公理も定理に含む。また、数学においては論説における役割等から、補題(ほだい、: lemma)あるいは補助定理(ほじょていり、: helping theorem)、(けい、: corollary)、命題(めいだい、: proposition)などとも呼ばれることがある。

一般的に定理は、まずいくつかの条件を列挙し、次にその下で成り立つ結論を述べるという形をしている。例えば、次は代数学の基本定理の述べ方の1つである。

前提条件:f(X)複素数係数のn次方程式である。
結論:f(X) は複素数のを持つ。

ある一定の条件(公理系)下で命題を述べ、それが「定理」であると論証する、というのが数学という分野の中心的な研究の形態である。

数学の多くの分野には、各々「基本定理」という名で呼ばれる中心的な定理が存在している。なお定理という名称と証明という手続きは、数学のみならず、物理学工学においても使用される。

有名な定理

数学

物理学発祥の定理

工学発祥の定理

経済学発祥の定理

※数学以外の分野から発祥した定理は、物理学発祥、工学発祥、経済学発祥として表記した。ただし、数学者が証明した物理学の定理は物理学発祥とした。

関連項目


定理 (単葉正則関数の基本定理)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/07 09:56 UTC 版)

単葉関数」の記事における「定理 (単葉正則関数基本定理)」の解説

f ( z ) {\displaystyle f(z)} を複素平面のある連結領域 D で定義され正則関数とし、その微分を f ′ ( z ) {\displaystyle f'(z)} で表す。 (1) f ( z ) {\displaystyle f(z)} が D で単葉であれば D で f ′ ( z ) ≠ 0 {\displaystyle f'(z)\neq 0} である。 (2) D の点 z 0 {\displaystyle z_{0}} で f ′ ( z 0 ) ≠ 0 {\displaystyle f'(z_{0})\neq 0} であれば、 z 0 {\displaystyle z_{0}} の近傍 U を、U で f ( z ) {\displaystyle f(z)} が単葉になるように選ぶことができる。

※この「定理 (単葉正則関数の基本定理)」の解説は、「単葉関数」の解説の一部です。
「定理 (単葉正則関数の基本定理)」を含む「単葉関数」の記事については、「単葉関数」の概要を参照ください。

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定理

出典:『Wiktionary』 (2021/08/06 14:14 UTC 版)

この単語漢字
てい
第三学年

第二学年
音読み 音読み

名詞

(ていり)

  1. 公理により証明された命題または数学的な主張

発音(?)

て↘ーり

関連語

翻訳


「定理」の例文・使い方・用例・文例

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