フェルマーの小定理とは? わかりやすく解説

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フェルマーの小定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/22 05:13 UTC 版)

数論において、フェルマーの小定理(フェルマーのしょうていり、: Fermat's little theorem)は、素数の性質についての定理であり、実用としてもRSA暗号に応用されている定理である。

概要


フェルマーの小定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/02 16:08 UTC 版)

ラグランジュの定理 (群論)」の記事における「フェルマーの小定理」の解説

フェルマーの小定理 ― p を素数とするとき、整数 x ∈ ℤ が p と互いに素ならば、x p - 1 ≡ 1 (mod p) となる。 証明 位数 p の巡回群 (ℤ/pℤ) の乗法群 (ℤ/pℤ)× = {1, 2, 3, … , p - 1} は位数 p - 1有限群になるから、(ℤ/pℤ)× の任意の元を a とすると、ラグランジュの定理の系(2) より、a p - 1 = 1成り立つ。したがって、a ∈ {1, 2, 3, …, p - 1} のとき a p - 1 - 1素数 p で割り切れるから、a p - 1 ≡ 1 (mod p) となる。よって、x ≡ a (mod p) のとき、x p - 1a p - 1 (mod p) が成り立つので、x p - 1 ≡ 1 (mod p) を得る。 より一般に合成数 n についても乗法群 (ℤ/nℤ)× を考えればオイラーの定理を導くこともできる

※この「フェルマーの小定理」の解説は、「ラグランジュの定理 (群論)」の解説の一部です。
「フェルマーの小定理」を含む「ラグランジュの定理 (群論)」の記事については、「ラグランジュの定理 (群論)」の概要を参照ください。

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