テブナンの定理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/11 14:56 UTC 版)
テブナンの定理(テブナンのていり、英: Thévenin's theorem)は電気回路に関する定理で、複数の直流電源を含む電気回路に負荷を接続したときに得られる電圧や負荷に流れる電流を、単一の内部抵抗のある電圧源に変換して求める方法である。
概要

右の図で、回路網の出力端子A–B間の開放電圧を Vth, 端子A–B間から見た回路網の内部抵抗を Rth, A–B間に接続する負荷の抵抗値を RL, 負荷に流れる電流を IL, 負荷を接続したときの端子A–B間の電圧を VL とすると、次の関係が成立する。
テブナンの定理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 17:03 UTC 版)
電源や回路素子を含む回路網(右図(a))中の任意の2点間に現れる電位差が V 0 {\displaystyle V_{0}} (右図(b-1))、電圧源を短絡、電流源を開放したときのインピーダンスが Z 0 {\displaystyle Z_{0}} (右図(b-2))のとき、この2点間にさらにインピーダンス Z {\displaystyle Z} を接続したときに流れる電流 I {\displaystyle I} は、 I = V 0 Z 0 + Z {\displaystyle I={\frac {V_{0}}{Z_{0}+Z}}} である(右図(b-3))。 したがって、この2点間から見た回路網の等価回路は、電源電圧 V 0 {\displaystyle V_{0}} 、出力インピーダンス Z 0 {\displaystyle Z_{0}} の直列回路として表される。
※この「テブナンの定理」の解説は、「等価回路」の解説の一部です。
「テブナンの定理」を含む「等価回路」の記事については、「等価回路」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- テブナンの定理のページへのリンク