がい‐めん〔グワイ‐〕【外面】
げ‐めん【外面】
そと‐づら【外面】
そとも【▽背▽面/外▽面】
外面
読み方:そとも
- これはチガヒと殆んど同一のスリの方法で、後をつけて、わざと先方の足をふみつけ「なにをしやあがるんでい。この野郎!」と後を振向いた途端に、前面の相棒が間一髪の隙を狙つてチヨロマかすやりかた。殊に女などは雑作なくこの手にかかり易いから注意なさい。
- 掏摸の方法にて、後方から被害者の足を踏み、又は女なれば尻などを突つつくと、自然そんなことをされた人は後をふりむくにきまつてゐる、そのすきに「だち」即ち仲間がゐて前方から懐中物等を盗むのである。「そとも」とは外面の意である。〔犯罪語〕
- 外側の懐中から抜き取ることで、チガヒと多少似て居る様であるが、正面から行違ひに仕事するばかりでなく、後から被害者(ドウロク)の足とか履物とかを踏むとき、相手が振り向くトタンに素早く抜きとつて「どうも済みません」などと知らぬ顔をする者のことである。即ち被害者の注意力を一時他に変換させて其の隙きに仕事をするのであるから、若い女などフイに尻を撫でられたり、前を突かれたりした場合には余程注意を要する。
- 掏摸の方法にて、後方から被害者の足を踏み、又は女なれば尻などを突つつくと、自然そんなことをされた人は後をふりむくにきまつてゐる。そのすきに「だち」即ち仲間がゐて前方から懐中物等を盗むのである。「そとも」とは外面の意である。
- 二人が共謀して一人は後ろから悪戯をし被害者が後を振り返る隙に前の一人が懐中物を掏り取る方法のことをいふ。
- 掏摸の方法にして、後方より被害者となる目的の人物の足を踏むとか婦人の場合には主に尻などを突つき目的の人物が後を振り向く隙に他の仲間が前方から懐中物を窃取する掏摸を云ふ。
- 外懐。これは主として掏摸がつかう陰語だが、一種のスリ方法である。後方から被害者の足を踏み、又は、女ならば尻などを突っつくと、自然そんなことをされた人は後ろをふりむくにきまっている。そのすきに「だち」つまり、仲間がいて、前方から懐中物を盗むのである。〔一般犯罪〕
- 二人ががいしゃの注意を他に向け買手が掏る方法。〔掏摸〕
- スリの方法であって、二人が一組になり、目的の人物(がいしゃ)の注意を他にむけてスル方法。例えば後方より被害者の足を踏むとか婦人の場合には主に尻などを突きその人物が後を振りむく隙に他の仲間が前方から懐中物をスリ取るのである。
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外面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/13 08:57 UTC 版)
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