天地創造
天地創造とは、天地創造の意味
天地創造(てんちそうぞう)とは、神が世界・宇宙・万物を創り出すという神話の類型、とりわけ聖書(旧約聖書)の「創世記」における万物の創造のこと。あるいは、その「創世記」の描写などを題材とした宗教画・物語・楽曲のタイトル。天地創造の類語と使い分け
天地創造の類義語としては「創世」あるいは「国生み」「天地開闢」などが挙げられる。「国生み」は、もっぱら日本神話における国土創成の物語を指す語として用いられる。「天地開闢(てんちかいびゃく)」は「世界の始まり」や「宇宙が今の形になった初め」を指す語であり、特に中国神話における創世の物語を指す語として用いられることが多い。
神話を排除した文脈では、「天地開闢」や「宇宙開闢」のような表現が使えないことはないが、「宇宙の始まり」のような表現が用いたほうが無難である。
天地創造の英語
天地創造は、英語では creation(創造・創世)の語で表現される。特に創世記における天地創造は the Creation という固有名詞で表現される。その他の天地創造神話は creation of the world のような言い方で表現できる。てんち‐そうぞう〔‐サウザウ〕【天地創造】
てんちそうぞう〔テンチサウザウ〕【天地創造】
てんちそうぞう 【天地創造】
天地創造
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 18:29 UTC 版)
「システィーナ礼拝堂天井画」の記事における「天地創造」の解説
天地創造にかかわる3つの画面は、『創世記』の最初の章に基づく。そこでは、神は大地とそこにあるすべてのものを6日間で創造し、7日目に休息したとされている。第1の画面は天地創造の第1日目で、神が光を創造し、光と闇とを分けた場面である。時系列的にはその次に位置する出来事は第3の画面に描かれている。すなわち天地創造の第2日目で、神が地と水とを分離した場面である。3つの画面の中で最もサイズの大きい第2の画面では、神の姿は2回描写されている。天地創造の第3日目、神が大地を創造し、植物を生じさせたという内容と、第4日目、神が太陽と月にそれぞれ昼と夜を支配させ、時と四季とを支配させたという内容が描かれている。第5日目に、神は空を飛ぶ鳥と、魚と水に棲む生き物を創造したが、これは天井画には描かれていない。第6日目の地上に棲む獣の創造も同様に描かれていない。 これら3画面は、天井画制作の順序の点では、3段階目、つまり最後に制作されたものであり、構想や描法は他の画面より雄大で、天井画全体の中でもっともダイナミックなものになっている。第1の画面についてヴァザーリは書いている。「ミケランジェロは神が光と闇を分離するところを描いた。威厳に満ちた神は両腕を伸ばして力強く立ち、神の愛の啓示と創造の力とを示している」。
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