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そうせい‐き〔サウセイ‐〕【創世記】

読み方:そうせいき

《(ラテン)Genesis旧約聖書の第1書。モーセ五書の一。世界人類創造、罪の起源楽園追放ノアの洪水、アブラハム・イサク・ヤコブそしてヨセフ生涯など、イスラエル民族の古い歴史述べたもの。


そうせいき 【創世記】

Genesisラテン)『旧約聖書開巻第一の書。世界創造物語からヨセフ死に至るまでのヘブライ人神話・伝説録している。モーセ五書第一書。五〇章。神による世界人間創造楽園追放バベルの塔ノアの箱船などの話、アブラハム・イサク・ヤコブ・ヨセフらの族長伝承など

創世記

作者皆川博子

収載図書アート偏愛異形コレクション
出版社光文社
刊行年月2005.12
シリーズ名光文社文庫


創世記

作者勝山俊介

収載図書勝山俊介作品集
出版社東銀座出版社
刊行年月2001.2


創世記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/05 14:37 UTC 版)

創世記そうせいきヘブライ語בראשיתギリシア語Γένεσις英語: genesis)は、古代ヘブライ語によって記された、ユダヤ教キリスト教の聖典とされ、キリスト教啓典である聖書旧約聖書)の最初の書かつ、正典の一つとして扱われている。写本が現存しており、モーセが著述したとされている。いわゆるモーセ五書は、ユダヤ教においてはトーラーと呼ばれている[1]


注釈

  1. ^ 「これが天地創造の由来である。」[2]
    原文:“Αὕτη ἡ βίβλος γενέσεως οὐρανοῦ καὶ γῆς, ὅτε ἐγένετο[3]
  2. ^ モーセの十戒に見られる、他の神々と共存した観点を持つ拝一神教は古いものとされ、創世記の原初史に記されている唯一絶対神信仰は、紀元前550年前後のバビロニア捕囚期の時代のものと考えられている。(岩波キリスト教辞典2002年P869、「拝一神教」の項目、山我哲雄)

出典

  1. ^ "創世記". ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. コトバンクより2022年2月2日閲覧
  2. ^ 口語訳聖書『創世記』2章4節”. Wikisource. 2017年12月12日閲覧。
  3. ^ Γένεσις, Κεφάλαιον β'(七十人訳聖書『創世記』2章)”. Wikisource. 2017年12月12日閲覧。
  4. ^ Carr 2000, p. 491.
  5. ^ Γένεσις - LSJ The Online Liddell-Scott-Jones Greek English Lexicon” (英語). Thesaurus Linguae Graecae. 2017年12月12日閲覧。
  6. ^ 岩波書店1997年旧約聖書〈Ⅰ〉創世記(月本昭夫解説P181)
  7. ^ 伝承が文書の形にまとめられるきっかけとなったのは、前586年のエルサレム神殿の破壊と、バビロン捕囚に伴う異教の地への強制移住であったとされている。 岩波書店2000年旧約聖書〈Ⅱ〉出エジプト記 レビ記(レビ記の解説P425、山我)
  8. ^ 創世記7:1と6:18
  9. ^ a b 岩波書店2000年旧約聖書〈Ⅱ〉出エジプト記 レビ記(出エジプト記解説P396、木幡)
  10. ^ 創世記7:2と6:19
  11. ^ 冒頭部分においても天と地、昼と夜も2回創造されている。創世記1
  12. ^ たとえば創世記6:5と創世記6:9等がある。
  13. ^ 岩波書店2000年旧約聖書〈Ⅱ〉出エジプト記 レビ記(出エジプト記解説P402木幡)


「創世記」の続きの解説一覧

創世記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/20 21:31 UTC 版)

羽根モノ」の記事における「創世記」の解説

1981年羽根モノ元祖と言われる『ゼロタイガー』が平和から発売された。当初18開放最大8ラウンド継続入賞数に制限無く1ラウンド1520個の入賞も可能であった。そのため規制入り1ラウンド10入賞した場合羽根開放回数かかわらず終了するようになった当時ラウンド間のインターバルも無い為、羽根拾われた玉が複数同時にV入賞した場合ラウンドその分進むという欠点もあった。

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創世記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/24 04:23 UTC 版)

Satanikus ENMA ケルベロス」の記事における「創世記」の解説

閻魔大王の座を継ぐ者継承されてきた書物。その中には地獄創世真相ケルベロス顕在化為の文章コード)が記されている。炎魔七大公の冥王血族の魂とはいわばIDパスワードの関係で、これにより疑似的ハデス因子ファクター)が認証されケルベロス召喚する事が可能となる。

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創世記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/26 02:40 UTC 版)

聖書に登場する女性の一覧」の記事における「創世記」の解説

エバイヴ) 創世記 3:20 アダ(「飾り」、「光」)とチラ(「影」(シャドウ)又は「音」)(カインの子孫、レメクの妻) ナアマレメクの娘、名前は「愛嬌」という意味。トバルカインの妹) サラアブラハムの妻サライ改名) 創世記 17:15 ハガルサラ女奴隷、イシュマエルの母) ロトの娘、モアブの母、ベン・アミの母の姉)→(父娘相姦ロトの娘、モアブの母の妹、ベン・アミの母)→(父娘相姦リベカイサクの妻) レアヤコブの妻、ラバン長女ラケルヤコブの妻、ラバン次女ディナヤコブレアの娘) タマルヤコブの四男ユダ長子エルの妻だったが、エルが子を残さずなくなったため、遊女成りすましユダの子ペレツゼラを産む。) ファラオ侍従長ポティファルの妻ヨセフ誘惑した。)

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創世記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 23:08 UTC 版)

サタン」の記事における「創世記」の解説

創世記の(口語訳)3:1-6サタン最初の女イヴに嘘をついて騙し、神から食べると死ぬと明確に言われていた善悪の知識の木の実を食べさせた。この事により人類全体が死ぬようになったパウロ論じた。まさにサタン人類全体の敵である。

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創世記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 07:00 UTC 版)

バナナ型神話」の記事における「創世記」の解説

旧約聖書の創世記に出てくる生命の樹知恵の樹善悪知識)の説話も、このバナナ型神話変形であると考えられるエデンの園中央には神によって2本の、すなわち、その実食す永遠の命を得ることができる生命の樹と、知恵善悪知識)を得ることができる知恵の樹植えられていた。この内知恵の樹実の方は神によって食べることを禁じられていた(禁断の果実)。知恵の樹の実を除いてエデンの園生る全ての果実食べて良いとされていた。 しかし生命の樹の実と知恵の樹の実、二者択一の内、唆されとはいえ人類禁じられていた知恵の樹実の方を選んで食べてしまったために、善悪知識を得る代わりに永遠の命を得る機会失い、神によってエデンの園追放されてしまう。それ以降人類は必ず死ぬようになったのである。 神である主は東の方エデンに園を設け、そこに主の形造った人を置かれた。(創世記2章8節) 神である主は、その土地から、見るから好ましく食べるのに良い全ての生えさせた。園の中央には、生命の樹、それから善悪知識生えさせた。(創世記2章9節) 神である主は人に命じて仰せられた。 「あなたは、園のどのからでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪知識からは取って食べてならない。それを取って食べる時、あなたは必ず死ぬ。」(創世記2章16-17節) なぜここで知恵の樹の実を食べると必然的に死ぬようになるのかというと、「知恵の樹の実を食べると必ず死ぬ」と定義づけられているということもあるが、生命の樹知恵の樹互いに相反する性質を持つ双対であり、一方選択肢バナナ知恵の樹必然の死)を選ぶと、もう一方選択肢石・生命の永遠の命)を失うというバナナ型神話構造由来するのである。 「知恵の樹の実を選ぶということは永遠の命象徴である生命の樹の実を選ばないということ」で、言い換えると、「永遠の命選ばないということは、その対極である必然の死を選ぶこと」なのであるバナナ型神話においては選択肢両立しないのである。そしてこの選択不可逆であり、選び直すことはできない。よって人類二度と生命の樹の実を得ることができずに、必ず死すべき存在となったのである。 神である主は仰せられた。「見よ。人は我々の一人のようになり、善悪を知るようになった。今、彼が、手を伸ばし生命の樹からも取って食べ永遠に生きないように。」(創世記3章22節) こうして、神は人を追放して生命の樹への道を守るために、エデンの園の東に、ケルビムと輪を描いて回る炎の剣置かれた。(創世記3章24節) この説話神学的に解釈され意味づけされることによって改変され、神に対す不服従、原罪、罪に対する罰、などの観点強調され、また生命の樹物語背後隠れてしまったために、趣旨変わってしまったが、原型人類死の起源説明したバナナ型神話一種のである一般的なバナナ型神話異なる点は、間違った選択肢を選ぶと必ず死ぬことが予め明示されその選択禁じられていることである。しかしそれでも人類間違った選択をしてしまうのである。これは多く神話民話によくみられる、「タブーを破ると悲劇訪れる」という神話類型でもあると考えられる。 またバナナ型神話類型からすれば、もしも人類知恵の樹の実を選ばず生命の樹の実を選んだ場合人類無知なままではあるが、それゆえ無垢なまま神に従順で、永遠の命得てエデンの園幸せ暮らし続けた可能性を、死の起源同時に示唆している。 エデンの園追放された後の人類は、しばらくはそれでもかなりの長命で、メトシェラのように一代1000年近く生きることもあったが、ノアの大洪水の頃に120年短命になることが神によって定められた。 そこで、主は、「わたしの霊は、永久には人のうちにとどまらないであろう。それは人が肉にすぎないからだ。それで人の齢は、百二十年にしよう」と仰せられた。(創世記6章3節)

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