レビき 【レビ記】
レビ記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/05 14:36 UTC 版)
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ヘブライ聖書 または 旧約聖書 |
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詳細は聖書正典を参照 |
ユダヤ教、プロテスタント、 カトリック教会、東方教会 |
ユダヤ教とプロテスタントが除外 |
東方正教会が含む |
ロシア正教会とエチオピア正教会が含む |
エチオピア正教会が含む |
ペシッタ訳聖書が含む |
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古代教会スラブ語聖書が含む |
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内容
内容は大きく二つに分けられる。
- 1章から16章および27章 - 儀式の方法、形式、清浄と不浄の規定など祭司のための規定集。
- 17章から26章 - 神聖法集と呼ばれるすべての民に向けた規定集。
レビ記の規定はユダヤ教における律法の核となった。
- 祭司の規定
- 献げ物に関する規定(1章~7章)
- アロンの故事とそれにちなむ祭司の聖別などの規定(8章~10章)
- 清浄と不浄に関する規定(11章~16章)
- 神聖法集
- 献げ物と動物の扱いに関する規定(17章)
- 厭うべき性関係に関する規定(18章)
- 神と人との関係におけるタブーに関する規定(19章)
- 死刑に関する規定(20章)
- 祭司の汚れに関する規定(21章)
- 献げ物に関する規定(22章)
- 祝い日に関する規定(23章)
- 幕屋に関する規定(24章1-9節)
- 神への冒涜などに関する規定(24章10-23節)
- 安息年とヨベルの年に関する規定(25章)
- 偶像崇拝の禁止と祝福と呪いに関する規定(26章)
- 誓いと関係する献げ物の規定(27章)
古代、ユダヤ教では『レビ記』の内容を神がシナイ山でモーセに語ったことであるとみなし、律法の源泉として尊重してきた。キリスト教にモーセ五書が受け継がれたとき、ユダヤ教の儀式から離れたキリスト教徒たちは、『レビ記』を「イエス・キリストの祭司職の予型」として新たに解釈しなおした上で受け入れた。このような『レビ記』解釈は『ヘブライ人への手紙』などに見ることができる。
新資料仮説
近代に入って批判的な学術的研究が進められた結果、モーセ五書がいくつかの資料が組み合わされて成立したという新資料仮説がリベラル派で広く認められるようになった。『レビ記』に関しては祭司資料(P資料)に由来するもので、古代からの規定をまとめていった過程で成立したものであるとされている。また、かつては祭司の規定と神聖法集は別個の書物であったが、いずれかの時点でまとめられたのであろうと主張されている。
出典
関連項目
外部リンク
- レビ記【60分でわかる旧約聖書】中川健一 ハーベスト・タイム・ミニストリーズHarvest Time Ministries
レビ記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 06:46 UTC 版)
『レビ記』の有名な一節に「水中のあらゆる[中略]海や川の中にいる」鰭と鱗のいずれも持たないものは「貴方にとって忌むべきもので」食してはならないとある。これは全ての水生無脊椎動物および鱗のない魚(鰭のない魚はいないと思われる)を忌避や不浄として排除している。 トーラーおよびタルムードの戒律によると、魚がカーシェール(食用としてユダヤ教の教義に適する)を宣告されるには鱗と鰭が必要である。この「鱗」の定義は生物学上の定義とは異なり、カーシェール魚の鱗は視認できてかつ成魚の時にあるもので、手または鱗用ナイフで皮から容易に取り除くことが可能なものとなっている。正統派連合のカーシェール認証機関によると、皮膚を引き裂くことなく鱗を取り除くことができれば、魚はカーシェールである。したがって鯉や鮭はカーシェールだが、鱗が顕微的に小さいサメ、胴体を切らなければ稜鱗を容易に除去できないチョウザメ、成魚につれて鱗が無くなるメカジキ、はいずれもカーシェールではない。他の非カーシェール魚としては、ナマズ、ウナギ、マダラ、クロタチカマス、フグ科などがいる。
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