アダム
「アダム」とは、旧約聖書の「創世記」に登場する「神によって創造された最初の人間の男性」の名前である。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教において全人類の祖と位置づけられる。日本語では「人祖」と表現されることもある。
「創世記」によれば、アダムは神の天地創造において作られた存在であり、かつ、天地創造の最後に作られた存在である。土から作られたためヘブライ語で「地面(アダマ)」を意味する名が付けられたという。
神はアダムの肋骨からイブをつくり、アダムの妻とし、2人を楽園に住まわせた。2人は神の厳命に背いて知恵の木の実を食べるという禁忌を犯したために、楽園を追放される。そして労働、病気、死、等々の苦しみを罰として負わされた。
アダムが犯した神に対する罪は「原罪」と呼ばれる。原罪は子々孫々に継承されている。つまり、アダムの子孫である全人類が原罪を負っている。
キリスト教の救世主イエス・キリストは、全人類の身代わりとなって自ら犠牲になり、それによって人類の罪を償い(贖罪)、神と人の和解を成就させたとされる。つまりキリスト教はアダムが犯した原罪からの開放を旨とする宗教であるともいい得る。
アダム【Adam】
アダム【ADAM】
読み方:あだむ
アダム 【Adam】
アダム
収載図書モンキー・ハウスへようこそ 2
出版社早川書房
刊行年月1989.3
シリーズ名ハヤカワ文庫SF
アダム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/24 04:48 UTC 版)
アダム(英語: Adam, ヘブライ語: אָדָם、アラビア語: آدم)は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の伝承によると、創造主ヤハウェ・エロヒムによって創られた最初の人間である。ヘブライ語「אדם(アダム)」の名の由来は「אדמה(土)」だが、右から読むヘブライ語としての末尾には語根の「דם(血)[1][2]」が位置する。ユダヤ教、イスラム教、マンダ教、バハイ教では預言者とされている。
- ^ ヘブライ語対訳英語聖書 Genesis 9:6 血:blood:דם
- ^ ヘブライ語対訳英語聖書 Genesis 37:22 血:blood:דם
- ^ 関根正雄 『旧約聖書 創世記』 株式会社岩波書店、2007年第78刷(第1刷は1956年、1967年第17刷と1999年第69刷で改版あり)。ISBN 4-00-338011-8、P188。
- ^ ヘブライ語で「赤い」はアードーム(エドム)という。
- ^ フラウィウス・ヨセフス 著、秦剛平 訳『ユダヤ古代誌1』株式会社筑摩書房、1999年、ISBN 4-480-08531-9、P34。
- ^ クルアーン復活章36節‐39節、人間章2節
- ^ “ʿAnāq — Brill”. ブリル. 2020年11月29日閲覧。
- ^ 吉田敦彦「6 霊魂のはじまり-なぜ、男は「魂」的存在で女は「魄」的存在なのか」 『天地創造99の謎―世界の神話はなぜ不滅か』サンポウ・ブックス、1976年2月20日、146-147頁。
- ^ 吉田敦彦 『天地創造神話の謎 古代学ミニエンサイクロペディア』大和書房、1985年5月 (原著1976年2月20日)。ISBN 4-479-47005-0。
- ^ 末日聖徒イエス・キリスト教会・聖句ガイド
アダム(ADAM)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 10:02 UTC 版)
「使徒 (新世紀エヴァンゲリオン)」の記事における「アダム(ADAM)」の解説
第1使徒。南極で発見されセカンドインパクトを引き起こしたとされる「光の巨人」。名前の由来は、最初の人間であるとされる「アダム」。外見は上記の呼称の通り、白い光を放つ人型をしており、肩の形状はEVAシリーズのウェポンラックに酷似し、腹部にコアのような円形の暗部が見える。 リリスとリリン以外の使徒を生み出した「生命の源」であり、生命の実を得た存在。それ故、アダムより生み出された第3 - 17使徒にはその力が継承され、また初号機を除くすべてのエヴァンゲリオンの元となっている。 ゼーレの出資により南極に派遣された葛城調査隊により「白き月」内部で発見され、その調査中に覚醒、そして光り輝く4枚の巨大な翼を広げると共に謎の大爆発を起こし、南極大陸は一瞬にして融解、アダム自身も退化していったが、実際はゼーレと碇ゲンドウらにより仕組まれたもので、ロンギヌスの槍を用いることでアダムを卵にまで復元しようとする過程で生じたものがセカンドインパクトであり、その規模を縮小するべく措置も施されていた。 セカンドインパクト後に魂と肉体が分離し、後者はバラバラになったため、後にアダム計画により、アダムの肉体と魂の両面からの再生がアプローチされた。肉体の方は胎児状にまで復元された上で硬化ベークライトの中に封印され、加持リョウジの手によって極秘裏にネルフに運ばれた後、最終的に碇ゲンドウの右の掌に埋め込まれた。この描写はビデオフォーマット版の第弐拾四話と『DEATH (TRUE)2』に存在する。漫画版STAGE.71には、ゲンドウがアダムを喰う描写があり、その影響かA.T.フィールドを使う描写も見られる。また、魂の方はゼーレにより人型の肉体を与えられ、第17使徒タブリス(=渚カヲル)として存在することとなる。なお、この人型の肉体はセカンドインパクトの際に、アダムにダイブされた人間の遺伝情報を元に生み出されたものとされる。
※この「アダム(ADAM)」の解説は、「使徒 (新世紀エヴァンゲリオン)」の解説の一部です。
「アダム(ADAM)」を含む「使徒 (新世紀エヴァンゲリオン)」の記事については、「使徒 (新世紀エヴァンゲリオン)」の概要を参照ください。
アダム(Adam McKay)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 23:47 UTC 版)
「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ (2003年のアニメ)」の記事における「アダム(Adam McKay)」の解説
4人の侍者たちの中で最も大柄な男性で、ハンマーと鎖付き鉄球を武器とする。ドナテロとは気が合い、乗り物のアイデアを出したこともある。熊の分身を出すことができる。
※この「アダム(Adam McKay)」の解説は、「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ (2003年のアニメ)」の解説の一部です。
「アダム(Adam McKay)」を含む「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ (2003年のアニメ)」の記事については、「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ (2003年のアニメ)」の概要を参照ください。
アダム (声:秋元羊介)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 11:13 UTC 版)
「天外魔境 第四の黙示録」の記事における「アダム (声:秋元羊介)」の解説
マンハッタンに行くための飛行船ビマーナを守る「人間が人間の肉で造った最初の人間」。フランケンシュタインのような風貌をしている。性格は慎ましい。火の都エデンで2000年間、雷神達が訪れるのをずっと待っていた。2000年前に「ご主人様(星夜)」、ユリワカと共にカルベと戦った。
※この「アダム (声:秋元羊介)」の解説は、「天外魔境 第四の黙示録」の解説の一部です。
「アダム (声:秋元羊介)」を含む「天外魔境 第四の黙示録」の記事については、「天外魔境 第四の黙示録」の概要を参照ください。
アダム (Adam) (S6)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 14:16 UTC 版)
「LUCIFER/ルシファー」の記事における「アダム (Adam) (S6)」の解説
人類最初の男アダム。イブの元夫。かつてメイズの母リリスとも結婚していた。
※この「アダム (Adam) (S6)」の解説は、「LUCIFER/ルシファー」の解説の一部です。
「アダム (Adam) (S6)」を含む「LUCIFER/ルシファー」の記事については、「LUCIFER/ルシファー」の概要を参照ください。
「アダム」の例文・使い方・用例・文例
- アダムをそそのかしたのはイブだ。
- アダムは私が彼の時計を壊した時、怒り狂った。
- アダムは岩登りをしている時に、落下してあしを折りました。
- アダムズ氏がその申し出を受けたのはばかだった。
- ジョーンズ夫人, 旧姓アダムズ.
- ヘンリー・アダムと言ったのは彼の言い違いで, 正しくはヘンリー・アダムズだ.
- ヘンリー・アダムズに関する研究論文を日本アメリカ文学会で発表した.
- 彼ら人類はアダムの創造の日から堕落していることを知っていた
- アダムのすべての子孫により引き継がれた罪
- 彼らがエデンの園で禁断の木の実を食べたとき、アダムとイブは原罪を遂行した
- 上司への隷属的な人―SHアダムス
- アダムは服従しなかった引き換えに不死を約束させられた
- アダムはイブを抱いた
- アダムは、人生において永遠に移動させられてたであろう
- アダムとイブは墜ちた
- アダムとイブの堕落の前の期間の、または、アダムとイブの堕落の前の期間に関する
- アダムにへそがあったか否か、彼らは論争した
- 天地創造でアダムとイブがいた美しい庭
- 神が明らかに、肯定的に(例えば、神は『彼自身のイメージで』アダムを作ったように)人間に知られるのに十分な手掛かりを与えたという宗教的な確信
- アダムとイブがエデンの園で善悪の知恵の木の果実を食べたので、神は彼らを罰して園から病気や痛みや最後には死にゆだねられる世界へと追放された
アダムと同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- アダムのページへのリンク