システィーナ礼拝堂とは? わかりやすく解説

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システィナ‐れいはいどう〔‐レイハイダウ〕【システィナ礼拝堂】

読み方:しすてぃなれいはいどう

《(イタリア)Cappella Sistinaバチカン宮殿にある礼拝堂。1473〜1481年教皇シクストゥス4世により創建ミケランジェロ「最後の審判」ほか、すぐれた壁画天井画がある。

システィナ礼拝堂の画像
ミケランジェロによる天井画アダムの創造」/撮影Jörg Lohrer https://goo.gl/jQyDr3

システィーナ礼拝堂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/09 13:06 UTC 版)

システィーナ礼拝堂(システィーナれいはいどう)、より正確にスィスティーナ礼拝堂(スィスティーナれいはいどう、: Cappella Sistina)は、ローマ教皇の公邸であるバチカン宮殿にある礼拝堂サン・ピエトロ大聖堂北隣に位置するその建物とともに、ミケランジェロボッティチェッリペルジーノピントゥリッキオら、盛期ルネサンスを代表する芸術家たちが内装に描いた数々の装飾絵画作品で世界的に有名な礼拝堂である。とくにローマ教皇ユリウス2世の注文でミケランジェロが1508年から1512年にかけて描いた天井画と、ローマ教皇クレメンス7世が注文し、ローマ教皇パウルス3世が完成を命じた、1535年から1541年にかけて描いた『最後の審判』はミケランジェロの絵画作品の頂点とされている。


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システィーナ礼拝堂

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バチカン市国 (世界遺産)」の記事における「システィーナ礼拝堂」の解説

詳細は「システィーナ礼拝堂」を参照 バチカン宮殿バチカン美術館繋がっている。シクストゥス4世の命により教皇礼拝堂として1475年建設始まり1481年建物完成した礼拝堂の名称は教皇の名に由来している。ミケランジェロ4年歳月をかけて描いた大天井画の『創世記』、やはりミケランジェロ6年歳月をかけた『最後の審判』壁画があることであまりに有名。 また、教皇選出するコンクラーヴェ会場としても知られている。

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システィーナ礼拝堂

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バチカン美術館」の記事における「システィーナ礼拝堂」の解説

シクストゥス4世により1477年1480年建設された。ミケランジェロ天井画『創世記』1508年1512年)と祭壇壁画『最後の審判』1536年1541年)で知られる側壁キリストモーゼ生涯テーマにした壁画は、ペルジーノボッティチェッリギルランダイオらの作。

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