ルネサンス期のイタリア絵画とは?

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ルネサンス期のイタリア絵画の意味・解説 

ルネサンス期のイタリア絵画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/11 20:22 UTC 版)

ルネサンス期のイタリア絵画(ルネサンスきのイタリアかいが)では、13世紀終わりに勃興し、15世紀初めから16世紀半ばにかけて最盛期を迎えた芸術運動であるルネサンスにおいて、当時多くの都市国家に分裂していたイタリアで描かれた絵画作品を解説する。ルネサンス美術は、黎明期(1300年 - 1400年)、初期(1400年 - 1475年)、盛期(1475年 - 1525年)、そして後期のマニエリスム期(1525年 - 1600年)に大別することができる。しかしながら、個々の画家たちの独自表現、作風が複数の時代区分にまたがっていることもあり、作品に明確な相違が見られるわけではない。


注釈

  1. ^ ヤーコポ・ベリーニとその息子ジェンティーレジョヴァンニら。
  2. ^ サセッティはメディチ家の銀行の重職にあり、コジモ・デ・メディチの側近だった人物である。
  3. ^ 『画家・彫刻家・建築家列伝』にはジョットが弟子入りした経緯をはじめ、ジョットとチマブーエとのエピソードが多く書かれているが、そもそもジョットはチマブーエの弟子ではないとする説もある。(Hayden B.J. Maginnis, "In Search of an Artist," in Anne Derbes and Mark Sandona, The Cambridge Companion to Giotto, Cambridge, 2004, pp.12 - 13)
  4. ^ もともとはニコ・グイダロッティが自身の墓所として建てた礼拝堂だが、後にトスカーナ大公コジモ1世が、スペインのトレド出身の妃エレオノーラ・ディ・トレドにこの礼拝堂を与えたことにちなんで「スペイン人礼拝堂」と呼ばれるようになった。
  5. ^ ヴァザーリの『画家・彫刻家・建築家列伝』では、マサッチオがマソリーノの画家であった可能性が指摘されている(第2版 p.295)。しかしながら、現代の美術史家たちはこの二人の作風の相違から、この説に懐疑的な研究者が多い(Luciano Berti, "Masaccio 1422," Commentari 12 (1961) pp.84 - 107)。
  6. ^ ダヴィデ・ギルランダイオの兄ドメニコ・ギルランダイオ、弟のベネデッド・ギルランダイオも著名な画家である。
  7. ^ マンテーニャは1460年にマントヴァ侯ルドヴィーコ3世の宮廷画家に迎えられている。
  8. ^ 「スキファノイア」は「(俗世の)面倒ごとからの逃避」を意味し、実際にスキファノイア宮殿には厨房のような存在してしかるべき設備がなかった。このため食事はすべて外部から運び込まれていた。
  9. ^ 聖ヒエロニムスには、シリアでライオンの脚に刺さった棘を抜いたという伝承があり、生涯そのライオンがヒエロニムスのもとを離れなかったとされる。このためヒエロニムスをモチーフとした絵画には、ライオンがその象徴、寓意として描かれることが多い。
  10. ^ メディチ銀行の重職フランチェスコ・サセッティ、ピエロ・ディ・コジモ・デ・メディチ夫人ルクレツィア・トルナブオーニなど。
  11. ^ 左翼最前列にひざまずいて祈る人物が制作依頼者のポルティナーリ。
  12. ^ 画面左上から右へと順番に、隠者に身を変えた悪魔が石をパンに変えるようにそそのかす場面、悪魔がエルサレム神殿の屋根から飛び降りるようそそのかす場面、最後に悪魔を崖下へと退ける場面が描かれている。
  13. ^ ユリウス2世(在位1503年 - 1513年)とレオ10世(在位1513年 - 1521年)の肖像画。レオ10世の肖像画には後にローマ教皇クレメンス7世となる枢機卿ジュリオ・ディ・ジュリアーノ・デメディチも描かれている。
  14. ^ プロトゲネスのモデルは画家ソドマ(1477年 - 1549年)とする説もある。しかしながら当時のソドマは30歳代であり、描かれている白髪のプロトゲネスははるかに年齢が上に見える。当時ソドマよりも著名だったペルジーノは60歳代で、ペルジーノの自画像と『アテナイの学堂』のプロトゲネスには共通点が多い。また、ティモテオ・ヴィティ(1469年 - 1523年)という説もある。
  15. ^ ジョルジョーネはジョヴァンニ・ベリーニの弟子といわれ、ヴァザーリの『画家・彫刻家・建築家列伝』ではティツィアーノはジョルジョーネの弟子だったとされている。しかしながら17世紀のイタリア人バロック画家、伝記作家カルロ・リドルフィは、ティツィアーノもベリーニに師事していたとしている。
  16. ^ アゴスティーノ・カラッチの弟アンニーバレ・カラッチ、従兄弟ルドヴィコ・カラッチ、息子アントニオ・カラッチら。

出典

  1. ^ eg. Antonello da Messina who travelled from Sicily to Venice via Naples.
  2. ^ a b c d e f g h i j Frederick Hartt, A History of Italian Renaissance Art, (1970)
  3. ^ a b Michael Baxandall, Painting and Experience in Fifteenth Century Italy, (1974)
  4. ^ Margaret Aston, The Fifteenth Century, the Prospect of Europe, (1979)
  5. ^ O'Malley, John (1986). The Theology behind Michelangelo's Ceiling in The Sistine Chapel, ed. Massimo Giacometti p.112
  6. ^ Keith Christiansen, Italian Painting, (1992)
  7. ^ John White, Duccio, (1979)
  8. ^ a b c d e Giorgio Vasari, Lives of the Artists, (1568)
  9. ^ All three are reproduced and compared at en:Thematic development of Italian Renaissance painting
  10. ^ a b Sarel Eimerl, The World of Giotto, (1967)
  11. ^ Mgr. Giovanni Foffani, Frescoes by Giusto de' Menabuoi, (1988)
  12. ^ Helen Gardner, Art through the Ages, (1970)
  13. ^ Baptistry of Florence
  14. ^ a b c d R.E. Wolf and R. Millen, Renaissance and Mannerist Art, (1968)
  15. ^ A. Mark Smith (2001), “The Latin Source of the Fourteenth-Century Italian Translation of Alhacen's De aspectibus (Vat. Lat. 4595)”, Arabic Sciences and Philosophy: A Historical Journal (Cambridge University Press) 11: 27 - 43 [28] 
  16. ^ a b Ornella Casazza, Masaccio and the Brancacci Chapel, (1990)
  17. ^ Joan Kelly Leon Battista Alberti. Universal Man of the Renaissance. University of Chicago Press, 1969;
  18. ^ Annarita Paolieri, Paolo Uccello, Domenico Veneziano, Andrea del Castagno, (1991)
  19. ^ Peter Murray and Pier Luigi Vecchi, Piero della Francesca, (1967)
  20. ^ a b c d Diana Davies, Harrap's Illustrated Dictionary of Art and Artists, (1990)
  21. ^ Ranieri Varese, Il Palazzo di Schifanoia, (1980)
  22. ^ Ilan Rachum, The Renaissance, an Illustrated Encyclopedia, (1979).
  23. ^ a b Hugh Ross Williamson, Lorenzo the Magnificent, (1974)
  24. ^ Umberto Baldini, Primavera, (1984)
  25. ^ a b c Giacometti, Massimo (1986). The Sistine Chapel 
  26. ^ a b T.L.Taylor, The Vision of Michelangelo, Sydney University, (1982)
  27. ^ Gabriel Bartz and Eberhard König, Michelangelo, (1998)
  28. ^ Ludwig Goldschieder, Michelangelo, (1962)
  29. ^ See, for example Honour, Hugh; John Fleming (1982). A World History of Art. London: Macmillan. p. 357.
  30. ^ David Thompson, Raphael, the Life and Legacy, (1983)
  31. ^ Jean-Pierre Cuzin, Raphael, his Life and Works, (1985)
  32. ^ Olivari, Mariolina (1990). Giovanni Bellini 
  33. ^ Cecil Gould, Titian, (1969)





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ルネサンス期のイタリア絵画」の関連用語

ルネサンス期のイタリア絵画のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ルネサンス期のイタリア絵画のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのルネサンス期のイタリア絵画 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2021 GRAS Group, Inc.RSS