13世紀のトスカーナ絵画とは? わかりやすく解説

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13世紀のトスカーナ絵画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 15:46 UTC 版)

ルネサンス期のイタリア絵画」の記事における「13世紀のトスカーナ絵画」の解説

フィレンツェシエーナを含む13世紀トスカーナ地方では、フィレンツェチマブーエシエーナドゥッチョ二人が特に有名で画家である。両者ともにビザンティン美術影響強く残した画家である。描いたジャンル聖母子描いた大規模な祭壇画などの宗教画がほとんどだった。同時代には、グイード・ダ・シエナ (en:Guido of Siena)、コッポ・ディ・マルコヴァルド (en:Coppo di Marcovaldo)、そして高度に様式化された作風描いた伝統的古代ギリシア様式イコン残っている、通称「聖ベルナルディーノ巨匠」と呼ばれる画家などがいる。 テンペラ描かれそれまで画家たち絵画ルネサンス絵画比べる生硬なものだった。描く主題によって様式決まっており、たとえば聖母子題材とした作品場合であれば描く手位置まで指定され作品を見るものに対して鑑賞法を強いるような構成描かれていた。聖母マリア頭部や肩の角度、髪を包むヴェール容貌なども画一化され、同様の構成構図描かれた作品無数に制作されていた。このような当時トスカーナ絵画界において、チマブーエドゥッチョ、そしてローマピエトロ・カヴァリーニは、ゴシックビザンティン影響が残るとはいえ次世代ルネサンス絵画作品主流となる自然主義萌芽となった重要な画家といえる

※この「13世紀のトスカーナ絵画」の解説は、「ルネサンス期のイタリア絵画」の解説の一部です。
「13世紀のトスカーナ絵画」を含む「ルネサンス期のイタリア絵画」の記事については、「ルネサンス期のイタリア絵画」の概要を参照ください。

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