ビザンチン【Byzantine】
ビザンティン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/29 08:44 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ビザンティン(ビザンチン、英語: Byzantine)は、東ローマ帝国の首都であったコンスタンティノポリス(コンスタンディヌーポリ、コンスタンティノープル)の旧名ビュザンティオン(ビュザンティウム、ビザンチウム)を語源とする東ローマ帝国およびその文物を指す、英語の形容詞に由来する名称。正教会の広まった地域を中心に文化的な影響を及ぼし、これらの地域における文物の特定様式にも「ビザンティン」の名が付される事がある。ドイツ語の名詞ビザンツ(ドイツ語: Byzanz, ただし標準ドイツ語発音ではビュツァンツ)とも表記される。
なお、「ビザンティン」「ビザンツ」のいずれも後代に用いられるようになった用語であり、東ローマ帝国時代から用いられていた呼称ではない。
- 東ローマ帝国 - またの名を「ビザンティン帝国」「ビザンツ帝国」の通称がある。しかしながら東ローマ帝国においては自国の名称は「ローマ帝国」であり、「ビザンティン」の名が使われた事は無く、「ビザンティン帝国」「ビザンツ帝国」は後代に用いられるようになった呼称である。詳細は東ローマ帝国#名称を参照。
- ビザンティン文化 - 東ローマ帝国のもとで栄えた文化。日本ではビザンツ文化と呼ぶ場合もある。
- ビザンティン建築 - 東ローマ帝国の勢力下で興った建築。
- 東欧諸国のビザンティン建築 - ブルガリアやロシア、ルーマニアに伝播したビザンティン建築を便宜的にまとめた記事。
- ネオ・ビザンティン建築 - 19世紀中葉から20世紀初頭に発展したビザンティン様式。
- テッサロニキの初期キリスト教とビザンティン様式の建造物群 - ギリシャ共和国のテッサロニキにあるユネスコの世界遺産。
- ビザンチン (クルアーン) - クルアーンにおける第30番目のスーラ。
関連項目
![]() |
このページは曖昧さ回避のためのページです。一つの語句が複数の意味・職能を有する場合の水先案内のために、異なる用法を一覧にしてあります。お探しの用語に一番近い記事を選んで下さい。このページへリンクしているページを見つけたら、リンクを適切な項目に張り替えて下さい。 |
ビザンティン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/10 00:03 UTC 版)
詳細は「ビザンティン聖歌」を参照 ヘレニズム文化内のキリスト教文明が勃興した際、帝国時代を経てもなお知識の概念や教育が音楽も含め、キリスト教が国教化された時まで生き残った。ビザンティン帝国の伝統音楽はコンスタンティノポリスに属する東方正教会の影響と関連づけられる。大規模な聖歌形式の発達は、5世紀におけるコンタキオンの発達に始まり、6世紀の聖歌者聖ロマンによって頂点に達した。音節の型に当てはめられたイルモス(英語: heirmoi)は連接歌集(正教会の祈祷書の一種。ギリシア語: εἱρμολόγιον, ロシア語: Ирмоло́гий, ирмологио́н)に収められている。連接歌集には10世紀半ばに著されたが、この中には八調にアレンジされた膨大な讃詞の型を含んでいる。
※この「ビザンティン」の解説は、「バルカン半島の音楽」の解説の一部です。
「ビザンティン」を含む「バルカン半島の音楽」の記事については、「バルカン半島の音楽」の概要を参照ください。
「ビザンティン」の例文・使い方・用例・文例
- ビザンティンのページへのリンク