描かれた作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 03:58 UTC 版)
様々な紀行文学に描かれ、東海道中膝栗毛にも「飯食はんかい。酒飲まんかい。サアサア、みな起きくされ。よう臥さる奴らぢゃな」などとがなり立てられた弥次が「イヤ、こいつらア、云はせておきゃア、途方もねえ奴らだ。横面張り飛ばすぞ」と立腹する場面がある。 烏丸光広はその声を「くらはぬかくらはんかにはあかねども喰ふ蚊にあくる淀の明ぼの」と詠んだ。大衆文学では、その起源について、徳川家康の1587年(天正15年)6月の伊賀の難に付会させられ、「難波戦記」に、その由来が脚色された。 この流れを汲む水上惣菜業者は各地で第二次世界大戦後まで残っていたと思われ、横溝正史の推理小説『トランプ台上の首』(1956年、事件発生は同年の東京の設定)にも事件の発見者として描かれている。
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