メディチ家とは? わかりやすく解説

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メディチ‐け【メディチ家】


メディチ家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 15:56 UTC 版)

メディチ家(メディチけ、イタリア語: Casa de' Medici)は、ルネサンス期のイタリアフィレンツェにおいて銀行家、政治家として台頭、フィレンツェの実質的な支配者(僭主)として君臨し、後にトスカーナ大公国の君主となった一族である。


  1. ^ 高階 1996, p. 7.
  2. ^ 家名の本来の意味を考えれば、医師・薬種商の出身で、丸薬を意匠化したと見るのが自然であるが、13世紀以降の医師・薬種商組合の史料にメディチの一族が登録していた形跡はない。しかし、一方、貨幣ないし秤の分銅を意匠化したと考えることは、銀行組合(両替商組合)の紋章と比較すると疑問が生ずる。なぜなら、銀行組合の小円板のモティーフは明らかに貨幣を意匠化したものだが、そこでは小円板はコイン状の平板な形状を示しているのに対し、メディチの紋章では、当初からヴォリユームゆたかな半球状の球(パツラ)が並べられているからだ。(森田義之『メディチ家』講談社現代新書より)



メディチ家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/04 06:02 UTC 版)

アリアドネの冠」の記事における「メディチ家」の解説

ルクレツィア・トルナブオーニ ロレンツォの母。病弱な現当主である夫に代わり家政を担う。実年齢比べ若々しい風貌をしている。 短命なメディチ家の血を強い物にするため、及びスティラに対して何か確かめる事があり、3か月という期限設けるが彼女を花嫁候補として迎えたジュリアーノ・デ・メディチ ロレンツォの弟。性格人見知りマルシリアス・フィチーノ ロレンツォ家庭教師ピエロ・ディ・コジモ・デ・メディチ メディチ家の現当主。痛風病みのため病弱。空の額縁のある部屋療養している。部屋訪れたスティラロレンツォについての話を楽しそう聞いていた。 コジモ・デ・メディチ ロレンツォ祖父故人。メディチ家を繁栄させた。 マリア ピエロ長女ロレンツォの姉。黒髪ビアンカ ピエロ次女ナンニーナ ピエロ三女カルロ・デ・メディチ ロレンツォ叔父プラトン・アカデミー臨時講師となる。褐色の肌をしている。スティラの母・リディアは元許嫁であった

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メディチ家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 08:19 UTC 版)

トスカーナ大公国」の記事における「メディチ家」の解説

コジモ1世フィレンツェ公 在位1537年 - 1569年トスカーナ大公 在位1569年 - 1574年フランチェスコ1世在位1574年 - 1587年フェルディナンド1世在位1588年 - 1609年コジモ2世在位1609年 - 1621年フェルディナンド2世在位1621年 - 1670年コジモ3世在位1670年 - 1723年ジャン・ガストーネ在位1723年 - 1737年) メディチ家断絶1738年発効したウィーン条約により公位はロートリンゲン公フランツ・シュテファンに移る。

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メディチ家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/14 05:21 UTC 版)

ピッティ宮殿」の記事における「メディチ家」の解説

ピッティの死から約100年経た1550年頃、初代トスカーナ大公であるメディチ家の当主コジモ1世が、体調崩しがちになったエレオノーラ・ディ・トレドのためにピッティ宮殿買い取ったこれにともない中断されていた宮殿建設再開された。宮殿改修は、バルトロメオ・アンマナーティ担当し宮殿背後にある庭(現・ボーボリ庭園)の設計は、通称トリボロという芸術家の案に従って造られていったとされる。庭と宮殿整備は、1590年頃まで約半世紀近くコジモ一世フランチェスコ一世フェルディナンド一世三代わたって続けられた。 1580年現在のウフィッツィ美術館完成し、その建物政治の場として機能するうになると、コジモ1世およびその家族私的な時間ピッティ宮殿で過ごすようになる結果としてコジモ1世公私空間は、これら二つ建物分離された。 また、多数芸術家支援したことで知られるメディチ家は、美術品収集にも熱心だった。ルネサンス代表する名画宝飾品が、時の当主の手によって集められた。これらが現在のピッティ美術館中心となる収蔵品である。 1737年、メディチ家最後トスカーナ大公であるジャン・ガストーネが、後継ぎ男児生まれないまま死去。少し遅れて1743年には、彼の姉であり最後メディチことアンナ・マリーア・ルイーザ・デ・メディチ世を去った。アンナ・マリーアの死によってメディチ家の主流断絶したため、トスカーナ大公地位およびピッティ宮殿主人の座はロートリンゲン家フランチェスコ2世神聖ローマ皇帝フランツ1世)が継承することになった。 アンナ・マリーアはその死に際し、「メディチ家のコレクションフィレンツェから持ち出さない」ことを条件に、すべての美術品トスカーナ政府寄贈する遺言残した。これによってメディチ家の収集品散逸免れた

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