フィクションへの反映
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 17:23 UTC 版)
アレクサンドル・デュマ・ペールの小説『モンテ・クリスト伯』の中に出てくる「スパダ家」は、メディチ家ではないかと推測される。モンテ・クリスト伯が作中で得た財産はスパダ家の隠し財宝であるが、スパダ家がイタリアの豪商であること、枢機卿を輩出していること、断絶していることなどが一致する。なお、『モンテ・クリスト伯』が書かれたのは1844年から、冒頭部分は1815年から始まる。 ただし、ローマに実際にスパダ家が存在しており、17世紀に枢機卿も出していること、資産も多く、その絵画コレクションと邸宅は現在もスパーダ美術館(ローマのカンポ・デ・フィオーリ付近)として残っていることを考えると、あえて『モンテ・クリスト伯』の中に出てくる「スパダ家」をメディチ家と推測することには疑問もある。
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