ロマン主義とは?

ロマン‐しゅぎ【ロマン主義】

romanticism18世紀末から19世紀にかけて、ヨーロッパに興った芸術上の思潮古典主義合理主義反抗し、感情個性・自由などを尊重、自然との一体感神秘的な体験や無限なものへのあこがれ表現した。文学ではシュレーゲル兄弟・ホフマン・ワーズワース・バイロン・ラマルティーヌ・ユゴーら、絵画ではジェリコー・ドラクロワら、音楽ではシューベルト・シューマン・ショパンらがその代表。日本では、明治中期の「文学界」「明星」などを中心に展開した文学運動をさす。浪漫主義ロマンチシズムロマンチスム


ロマン主義

読み】:ロマンシュギ
【英】:ROMANTICISM

19世紀前半ヨーロッパ美術潮流ロマンという語は、俗語で書かれた文学を意味した中世フランス語由来し、そこから非現実的要素だけが取り出されて伝奇的空想的意味に用いられ、18世紀には悲愴的美、崇高美と結びついた新し美的感覚をあらわす基本的概念となったものであるドイツでは18世紀末から〃イエナ・ロマン派〃によって生活態度における最高概念まで高められた。ここでは、ロマン現代とは有限と無限、自然と精神分裂時代であり、その中で有限なものの中で心情を無限なものと一体化させることは美的態度によってのみ可能であると考えられた。このようにロマン主義とはいわゆる造形活動上の様式概念ではなく作家制作態度にかかわるものであるので、特定の形式統一的様式はもたず、またロマン主義に含まれる作家様式上の共通点見られない。代表的作家は、ドイツでは絵画フリードリヒルンゲ建築シンケルフランスでは絵画ドラクロワジェリコーらがいる。

ロマン主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/06 07:54 UTC 版)

ロマン主義(ロマンしゅぎ、: Romanticism: Romantisme: Romantik: Romanticismo西: Romanticismo: Romantismo)は、主として18世紀末から19世紀前半にヨーロッパで、その後にヨーロッパの影響を受けた諸地域で起こった精神運動のひとつである。それまでの理性偏重、合理主義などに対し感受性や主観に重きをおいた一連の運動であり、古典主義と対をなす。恋愛賛美、民族意識の高揚、中世への憧憬といった特徴をもち、近代国民国家形成を促進した。その動きは文芸美術音楽演劇などさまざまな芸術分野に及んだ。のちに、その反動として写実主義自然主義などをもたらした。




  1. ^ ROMANTICISM-Dictionary of the History of Ideas、2009-08-20閲覧。
  2. ^ Romanticism. Retrieved 30 January 2008, from Encyclopædia Britannica Online
  3. ^ ドミニック・ランセ『十九世紀フランス文学の展望』、白水社文庫クセジュ、1980年、pp.9-10。
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  5. ^ 澁澤龍彦『小ロマン派群像』(「悪魔のいる文学史」〔中公文庫〕所収)
  6. ^ a b ドミニック・ランセ『十九世紀フランス文学の展望』、白水社文庫クセジュ、1980年、p.83。
  7. ^ ドミニック・ランセ『十九世紀フランス文学の展望』、白水社文庫クセジュ、1980年、p.25。
  8. ^ ドミニック・ランセ『十九世紀フランス文学の展望』、白水社文庫クセジュ、1980年、pp.9-85。
  9. ^ a b c d e f g h i 岩本和子、「ベルギーにおけるロマン主義運動ー想像の「国民文化」形成ー」『国際文化学研究 : 神戸大学国際文化学部紀要』 1999年3月 11号 p.1-35, 神戸大学国際文化学部
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  14. ^ a b c d 田所清克「ナショナル・アイデンティティー構築の歴史とその構想者たち」『ブラジル学への誘い その民族と文化の原点を求めて』田所清克、世界思想社、2001/09
  15. ^ a b c d e 田所清克「ブラジル浪漫主義の思想と主題」『ブラジル学への誘い その民族と文化の原点を求めて』田所清克、世界思想社、2001/09
  16. ^ シッコ・アレンカール、マルクス・ヴェニシオ・リベイロ、ルシア・カルピ/東明彦、鈴木茂、アンジェロ・イシ:訳『ブラジルの歴史 ブラジル高校歴史教科書』明石書店、2003/01 p.254
  17. ^ ドミニック・ランセ『十九世紀フランス文学の展望』、白水社文庫クセジュ、1980年、p.41。


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