啓蒙時代とは? わかりやすく解説

啓蒙時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/12 13:35 UTC 版)

啓蒙時代(けいもうじだい)は、ヨーロッパ啓蒙思想が主流となっていた17世紀後半から18世紀にかけての時代のこと。啓蒙思想とは、聖書神学といった従来の権威を離れ、理性悟性)による知によって世界を把握しようとする思想運動である。この時代にはスコットランド王国フランス王国思想家たちが、特に重要な役割を果たした。政治と経済の面では、三十年戦争でヨーロッパを二分した政治的宗教的対立がやみ、絶対主義王権と重商主義が確立した時期に当たる。


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啓蒙時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/16 17:30 UTC 版)

アメリカ合衆国の哲学」の記事における「啓蒙時代」の解説

18世紀初期アメリカの哲学伝統宗教的主題によってはっきりと特徴付けられていたが、後半理性科学に頼ることになり、啓蒙時代の思想に進むと人間性完璧さへの信仰自由放任経済学、および政治的事項への大衆注視現れた。 建国の父中でもトーマス・ジェファーソンベンジャミン・フランクリンおよびジェームズ・マディソンの3人は、政治課題について多く書き物残した17世紀ピューリタンの主要関心継続して個人国家の関係を議論し、国の性格、特に国と神および宗教との関係論じたアメリカ独立宣言アメリカ合衆国憲法書かれたのがこの時期であり、それらはこの議論妥協結果だった。 アメリカ合衆国憲法では、政府として連邦共和制形態取っており、三権の間の抑制均衡を伴う権力分立特徴付けられている。すなわち司法府大統領率い行政府および下院上院両院がある立法府である。 独立宣言はその中に創造主言及する文があるが、建国の父達明らかに有神論排除するものではなく、ある者は公然と理神論に関する個人的概念吐露しており、これはマクシミリアン・ロベスピエールフランソワ=マリー・アルエット(筆名ヴォルテール)およびルソーのようなヨーロッパ啓蒙思想家特徴だった。 『コモン・センス』と『人間の権利』を著したトマス・ペイン知識人であり、小冊子書き革命推進者だったが、影響力有る啓蒙思想家アメリカ建国の父でもあった。「革命時代全体で最も扇動的人気のあった小冊子と言われた『コモン・センス』は、アメリカ革命イギリス王制からの独立正当化した

※この「啓蒙時代」の解説は、「アメリカ合衆国の哲学」の解説の一部です。
「啓蒙時代」を含む「アメリカ合衆国の哲学」の記事については、「アメリカ合衆国の哲学」の概要を参照ください。


啓蒙時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:46 UTC 版)

無神論の歴史」の記事における「啓蒙時代」の解説

詳細は「啓蒙時代の無神論」を参照 1770年代までに、キリスト教優勢ないくつかの国において、無神論否定要求する危険な告発遭うことはなくなっていき、公然と認められる立場へと発展していった。古典時代以来初め公然と神の存在否定され無神論認められたのはポール=アンリ・ティリ・ドルバック(1723年1789年)の1770年書かれ著作『自然の体系』でのことである。ドルバックパリ社会的な人物で、ドゥニ・ディドロジャン=ジャック・ルソーデイヴィッド・ヒュームアダム・スミスベンジャミン・フランクリンといった当時知的な著名人広く訪れ有名なサロン開いていた。それにもかかわらず彼の著作偽名出版され公に禁書とされ焚書された[要出典]。 理性の祭典一種宗教であり、ジャック・ルネ・エベールやピエール・ガスパール・ショーメット、彼らの支持者たちがフランス革命期に考案した無神論をもとにしている。理性の祭典理神論者マクシミリアン・ロベスピエールによって止めさせられた。彼は最高存在の祭典挙行した。どちらの祭典革命フランスの脱キリスト教化産物であり、恐怖政治一翼担っていた。 「理性の祭典」ははっきりとは分からないがおそらく1792-94年(第一革命~第三革命期)に発展しその後九月虐殺起こったその頃革命政府内憂外患苛まれていた。パリいくつかの教会例えばル・マレー地区のサン・パウル教会サン・ルイ教会理性崇拝寺院へと宗旨替えさせられた。1793年5月には教会閉鎖され11月24日カトリックミサ禁止された。 理性の祭典謝肉祭パレード一環として行われ教会があさり回られイコノクラスムが行われ、その中で宗教王室を表すものが削り取られた。また、キリスト教殉教者を「革命殉教者」に挿げ替える儀式行われた。これらの儀式初期実演パリの外の「アン・プロヴァンス」で、特にエベール主義者たちによって行われたが、さらに過激なものとして「Fête de la Liberté」(自由の祝祭)がノートルダム大聖堂1793年11月10日(ブリュメール20日)に行われた。この祝祭はピエール・ガスパール・ショーメットによって考案計画されたものであった。自由の祭典理性の女神と言う形で戯画化された若い女性中心に据えていた。 『プリーストリー博士哲学的不信心者への手紙にたいする回答』(1782年)という小冊子イギリス最初に刊行され無神論宣言とされる(密かかつ曖昧に無神論者著作区別されイングランド最初のものだとまことしやかに語られる)。他にはよく知られていない人物「ウィリアム・ハモン」(おそらく偽名)がこの著作編集者として前書き後書き署名しており、匿名本文リヴァプール自然哲学者プリーストリー知己のマシュー・ターナー(d. 1788?)によるものとされている。無神論史家のデイヴィッド・バーマンがターナー著作であるという説を強く推しているのだが、彼は他に著者考えられる人物二人挙げてもいる。

※この「啓蒙時代」の解説は、「無神論の歴史」の解説の一部です。
「啓蒙時代」を含む「無神論の歴史」の記事については、「無神論の歴史」の概要を参照ください。

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