おうりつ‐きょうかい〔ワウリツケフクワイ〕【王立協会】
読み方:おうりつきょうかい
王立協会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/28 00:34 UTC 版)
王立協会(おうりつきょうかい、英語: Royal Society)は、1660年にロンドンで作られた民間の科学に関する団体[1]である「自然についての知識を改善するためのロンドン王立学会」(The Royal Society of London for Improving Natural Knowledge)のことである。他の日本語訳として王立学会(おうりつがっかい)、王認学会(おうにんがっかい)[注 1]がある。結成以来現在まで存続している学会のなかで最古の学会である[6]。
- 1 王立協会とは
- 2 王立協会の概要
王立協会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 06:04 UTC 版)
1660年に王立協会が創設され、1661年4月には同協会で細いガラス管に水が吸い上げられる現象について議論が起こった。このときフックは管の太さと水位の上昇に相関関係があることを報告している(いわゆる毛細管現象)。その報告は Micrography Observ. 6号に掲載され、その中で「重力の流動性」についても論じている。1661年11月5日、Robert Moray が協会のために実験を監督する者が必要だと提案。満場一致でフックがそれに選ばれた。任命は11月12日に行われ、そこにはボイルが彼を助手から解放したことへの感謝も記録されている。 1664年、John Cutler は王立協会に毎年50ポンドを提供して Mechanick Lecture を創設。フックがその任に選ばれた。1664年6月27日、フックは協会事務局に常駐するようになる。1665年1月11日には事務局長となり、Cutler の年金のほかに30ポンドの給料が支払われるようになった。 王立協会での役割は、自分で考案した実験や会員が示唆した実験を行うことだった。初期の実験としては、熱した空気を封入したガラス球が冷却されると割れる実験、生命の持つ熱(Pabulum vitae)と炎(flammae)が同じであることを示す実験などがある。また、犬を開胸した状態で生かしておけることを実験で示し、呼吸が肺への空気の出し入れであること、静脈と動脈の血液が異なることを示した。重力についての実験も行っており、物体の落下実験、物体の重量測定実験、様々な高度での気圧測定実験、最大61mの高さの振り子実験などがある。 太陽や他の恒星が1秒間に移動する角度を測定する機器を考案し、火薬に威力を測定する機器を考案した。特に時計用の精密な歯車を作る機械を考案し、フックの亡くなるころにはそれが普通に使われていた。 1663年から1664年にかけて、顕微鏡を使った様々な観察を行い、1665年に『顕微鏡図譜』を出版した。アントニ・ファン・レーウェンフックの業績を高く評価し、彼の観察記録をラテン語訳して出版し、また、王立協会会員として招いた。 1664年3月20日、グレシャム大学の幾何学教授職を Arthur Dacres から引き継いだ。1691年12月には医学博士号を取得している。
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「王立協会」の例文・使い方・用例・文例
- 王立協会員.
- 英国王立協会
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