フィールズ賞とは? わかりやすく解説

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フィールズ‐しょう〔‐シヤウ〕【フィールズ賞】


フィールズ賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/05 10:07 UTC 版)

フィールズ賞(フィールズしょう)は、若い数学者のすぐれた業績を顕彰し、その後の研究を励ますことを目的に、カナダ数学者ジョン・チャールズ・フィールズ (John Charles Fields, 1863年 - 1932年) の提唱によって1936年に作られたのことである[5][6][7]


注釈

  1. ^ 正確な規定は次の通り:受賞年の1月1日より前に40歳の誕生日を迎えたものは候補となれない[8]。ただし厳格な規定が成文化されたのは1966年のICMにおいてである[9]
  2. ^ たとえばアティヤはインタビューでそれらの名声と効果の違いについて比較し述べている[17]。また日本でフィールズ賞をとることは、ノーベル賞をとるようなものだが、英国では誰も気にとめてくれないなど、国によって扱われ方に違いがあることにも言及している。
  3. ^ フィールズ賞の授賞式はヘルシンキで行われた。

出典

  1. ^ モナスティルスキー 2013, p. 27.
  2. ^ Tropp 1976, p. 181.
  3. ^ Riehm 2002, p. 781.
  4. ^ Curbera 2009, p. 111.
  5. ^ a b c Fields Medal”. 国際数学連合. 2021年12月6日閲覧。
  6. ^ 世界大百科事典 第2版『フィールズ賞』
  7. ^ a b モナスティルスキー 2013.
  8. ^ Curbera 2009, p. 110.
  9. ^ Barany 2015, p. 17.
  10. ^ “2006 Fields Medals awarded” (PDF). Notices of the American Mathematical Society (American Mathematical Society) 53 (9): 1037-1044. (2006-10). http://www.ams.org/notices/200609/comm-prize-fields.pdf 2021年12月6日閲覧。. 
  11. ^ ICM2010におけるフィールズ賞を含むIMU各賞の受賞者について”. 日本数学会 (2010年8月19日). 2021年12月6日閲覧。
  12. ^ a b Fields Medals Are Concentrated in Mathematical ‘Families’”. SCIENTIFIC AMERICAN. 2021年12月5日閲覧。
  13. ^ モナスティルスキー 2013, p. 19.
  14. ^ a b 「数学のノーベル賞」で女性初受賞、イラン出身の米大教授”. AFPBB News (2014年8月13日). 2021年12月6日閲覧。
  15. ^ モナスティルスキー 2013, p. 34.
  16. ^ 渡辺 & 上総 1985.
  17. ^ マイケル・F. アティヤ『数学とは何か アティヤ 科学・数学論集』志賀浩二 訳、朝倉書店、2010年11月25日、148-149頁。ISBN 978-4-254-10247-5 
  18. ^ ICM 2010, p. 23.
  19. ^ International Congress of Mathematicians (2014年). “Awards”. 2021年12月6日閲覧。
  20. ^ International Mathematical Union (IMU) (2018年). “Fields Medals 2018”. 2021年12月6日閲覧。
  21. ^ International Mathematical Union (IMU) (2022年). “Fields Medals 2022”. 2022年7月5日閲覧。
  22. ^ a b 【ざっくり分かる】フィールズ賞2022 ,どんな人がどんな理由で受賞した?”. 2022年7月30日閲覧。


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