わ‐さん【和算】
和算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 14:21 UTC 版)
和算(わさん)は、中国の伝統数学の系譜を引く日本の算術体系。『和算』という語は、明治期に、当時流入した『洋算』(西洋数学)と対比するために作られ、主に江戸時代の数学を指すが、西洋数学導入以前の数学全体を指すこともある。特に関孝和以降、高度に発展した。
注釈
- ^ a b 川本慎自「禅僧の数学知識と経済活動」中島圭一 編『十四世紀の歴史学 新たな時代への起点』(高志書院、2016年) ISBN 978-4-86215-159-9
- ^ a b 岡山 & 田村 2003, pp. 110–111.
- ^ 堀口 2008, p. 67.
- ^ 和算に挑戦 - 一関市博物館
- ^ トニー・ロスマン; 深川英俊 (1998年7月号). “算額に見る江戸時代の幾何学”. 日経サイエンス 2020年3月15日閲覧。
- ^ 川本慎自は京都の医師である吉田宗桂は策彦周良の門人で、京都の豪商・土木家角倉了以および『塵劫記』の著者吉田光由がその子孫であったと指摘し、角倉家及び同族の吉田家の数学知識は禅寺由来であった可能性を指摘する(川本慎自「禅僧の数学知識と経済活動」中島圭一 編『十四世紀の歴史学 新たな時代への起点』(高志書院、2016年) ISBN 978-4-86215-159-9)。
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