導関数とは? わかりやすく解説

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どう‐かんすう〔ダウクワンスウ〕【導関数】

読み方:どうかんすう

関数fx)を微分して得られる関数f′(x)を、もとの関数の導関数という。

「導関数」に似た言葉

導関数

関数 f(x) で、x の値 a に微分係数(a)対応させるとき、これを f(x) の導関数といい、f´(x) で表す。導関数を求めることを微分するという。すなわち、[数式]


微分

(導関数 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 14:24 UTC 版)

数学における実変数函数英語版微分係数微分商または(どうかんすう、: derivative)は、別の量(独立変数)に依存して決まる、ある量(関数の値あるいは従属変数)の変化の度合いを測るものであり、これらを求めることを(びぶん、: differentiationするという。微分演算の結果である微分係数や導関数も用語の濫用でしばしば微分と呼ばれる。


注釈

  1. ^ ここでベクトル値関数の極限は、2乗ノルム、絶対値ノルムなど、どんなノルムを用いて定めても同じことである。
  2. ^ アーボガストが導入したのは変数記号を伴わない Df のような記法だった[4]。その後、多変数関数の微分を扱うために変数記号を付した Dxf のような記法がド・モルガンコーシーにより用いられるようになった[5][6]

出典

  1. ^ 本項に述べる微分法は多くの情報源を持つ非常によく確立された数学の分野である。本項に書かれているような内容の大半は Apostol 1967, Apostol 1969, Spivak 1994 に含まれる。
  2. ^ Banach 1931.
  3. ^ Apostol 1967, §4.18.
  4. ^ a b Cajori 1923.
  5. ^ de Morgan 1836, pp. 267–268.
  6. ^ Cauchy 1840, p. 5.



導関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 06:12 UTC 版)

記号の濫用」の記事における「導関数」の解説

解析学における導関数のライプニッツの記法 .mw-parser-output .sfrac{white-space:nowrap}.mw-parser-output .sfrac.tion,.mw-parser-output .sfrac .tion{display:inline-block;vertical-align:-0.5em;font-size:85%;text-align:center}.mw-parser-output .sfrac .num,.mw-parser-output .sfrac .den{display:block;line-height:1em;margin:0 0.1em}.mw-parser-output .sfrac .den{border-top:1px solid}.mw-parser-output .sr-only{border:0;clip:rect(0,0,0,0);height:1px;margin:-1px;overflow:hidden;padding:0;position:absolute;width:1px}dy/dx に関するある代数的操作記号の濫用である。数式 dy/dx を分数のように扱うのがしばしば便利で、例えば、合成関数微分対し dy/dx = dy/du⋅du/dx は正しい(連鎖律)。別の例微分方程式を解くときの変数分離である。方程式 dy/dx = g(x)/h(y) を h(y)dy = g(x)dx と書き直し積分するのである関連する記号濫用として、∫1/xdx のような積分を ∫ d x x {\displaystyle \int {dx \over x}} と、まるで dx1/x掛かった因子あるかのように書く。 これらの操作微分形式理論厳密にすることができる。

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導関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/02 21:12 UTC 版)

ランプ関数」の記事における「導関数」の解説

ランプ関数の導関数はヘビサイド関数等しい。 R ′ ( x ) = H ( x )   i f   x ≠ 0 {\displaystyle R'(x)=H(x)\ \mathrm {if} \ x\neq 0}

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導関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/25 00:38 UTC 版)

二値エントロピー関数」の記事における「導関数」の解説

二値エントロピー関数の導関数はロジット関数符号反転させたもので表現されるd d p H b ( p ) = − logit 2 ⁡ ( p ) = − log 2 ⁡ ( p 1 − p ) {\displaystyle {d \over dp}H_{\text{b}}(p)=-\operatorname {logit} _{2}(p)=-\log _{2}\left({\frac {p}{1-p}}\right)} .

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導関数

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 02:09 UTC 版)

異表記・別形

名詞

関数どうかんすう

  1. ある関数とそれに定義される変数に対して変数増分とそれに対応する関数値増分取り増分を0に限りなく近づけたときに商の極限値得られるとき、その極限値関数値とする関数f(x) に対して f ( x ) = lim h 0 f ( x + h ) f ( x ) h {/displaystyle f'(x)=/lim _{h/to 0}{/frac {f(x+h)-f(x)}{h}}} で定義される新たな関数 f'(x) のこと。

複合語

  • 偏導関数

関連語

翻訳


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