部分積分とは? わかりやすく解説

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部分積分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/01 00:45 UTC 版)

部分積分(ぶぶんせきぶん、: Integration by parts)とは、微分積分学解析学における関数積分法に関する定理であり、積の積分をより計算が容易な積分に変形するために頻繁に使われる手法である。

具体的には、2つの微分可能な関数

部分積分の定理のグラフによる解釈。図示された曲線は媒介変数 t の関数である。

パラメーター t によって ポータル 数学
プロジェクト 数学


部分積分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 18:40 UTC 版)

ルベーグ=スティルチェス積分」の記事における「部分積分」の解説

函数 f が点 a において「正常」("regular") であるとは、右および左側極限 f(a+) および f(a−) が存在して、a における値がそれらの算術平均 f ( a ) := 1 2 ( f ( a − ) + f ( a + ) ) {\displaystyle f(a):={\frac {1}{2}}\,(f(a-)+f(a+))} に一致することをいう。二つ有界変動函数 U, V が与えられたとき、U または V のいづれか連続となるような点、若しくは U および V がともに正常となるような点では、ルベーグ=スティルチェス積分対する部分積分公式 ∫ a b U d V + ∫ a b V d U = U ( b + ) V ( b + ) − U ( a − ) V ( a − ) , ( a < b ) {\displaystyle \int _{a}^{b}U\,dV+\int _{a}^{b}V\,dU=U(b+)V(b+)-U(a-)V(a-),\quad (a<b)} が成立する。この公式は少し一般化して、U および V に関する余分な条件を落とすことができる。 同様の結果で、確率解析確率微積分)の理論極めて重要なものは、有界変動二つ函数 U, V がともに右連続左側極限を持つとき(このような函数右連続左極限函数 (càdlàg, RCLL) と呼ぶ)、 U ( t ) V ( t ) = U ( 0 ) V ( 0 ) + ∫ ( 0 , t ] U ( S − ) d V ( S ) + ∫ ( 0 , t ] V ( S − ) d U ( S ) + ∑ u ∈ ( 0 , t ] Δ U u Δ V u , ( Δ U u = U ( t ) − U ( t − ) ) {\displaystyle U(t)V(t)=U(0)V(0)+\int _{(0,t]}U(S-)\,dV(S)+\int _{(0,t]}V(S-)\,dU(S)+\sum _{u\in (0,t]}\Delta U_{u}\Delta V_{u},\quad (\Delta U_{u}=U(t)-U(t-))} が成立するというものである。この結果伊藤の補題先駆けとみることもでき、また確率積分一般論において用いられる最後の項 ΔU(t) ΔV(t) = d[U, V] は U と V の二次共変分から生じる。先の結果はストラトノヴィッチ積分関連する結果看做すともできる

※この「部分積分」の解説は、「ルベーグ=スティルチェス積分」の解説の一部です。
「部分積分」を含む「ルベーグ=スティルチェス積分」の記事については、「ルベーグ=スティルチェス積分」の概要を参照ください。

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