ライプニッツの記法とは? わかりやすく解説

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ライプニッツの記法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 01:11 UTC 版)

ライプニッツの記法(ライプニッツのきほう, : Leibniz's notation)とは, 数学における微分の記法のひとつである.


ライプニッツの記法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 08:11 UTC 版)

微分の記法」の記事における「ライプニッツの記法」の解説

dydx 「ライプニッツの記法」も参照 ゴットフリート・ライプニッツにより採用されたライプニッツの記法は数学分野広く使用されている。この記法は特に関数 y = f(x)従属変数 y と独立変数 x の関数関係を表すものとみるときに用いられる。この場合導関数d y d x {\displaystyle {\frac {\mathrm {d} y}{\mathrm {d} x}}} のように書かれ(d はこのように立体にする流儀イタリックにする流儀とがある)、"d y d x"と読むのが一般的である。この関数の x における値というのは f の導関数の x における値のことであり、従ってそれは d ( f ( x ) ) d x {\displaystyle \displaystyle {\frac {\mathrm {d} (f(x))}{\mathrm {d} x}}} または d d x ( f ( x ) ) {\displaystyle \displaystyle {\frac {\mathrm {d} }{\mathrm {d} x}}(f(x))} または d f d x ( x ) {\displaystyle \displaystyle {\frac {\mathrm {d} f}{\mathrm {d} x}}(x)} と書かれる。変数 x に対して導関数 df/dx が示す値は関数 f の微分係数(微係数)という。 高階導関数は、y = f(x)n 階導関数に対して d n y d x n {\displaystyle \displaystyle {\frac {\mathrm {d} ^{n}y}{\mathrm {d} x^{n}}}} または d n ( f ( x ) ) d x n {\displaystyle \displaystyle {\frac {\mathrm {d} ^{n}{\bigl (}f(x){\bigr )}}{\mathrm {d} x^{n}}}} または d n d x n ( f ( x ) ) {\displaystyle \displaystyle {\frac {\mathrm {d} ^{n}}{\mathrm {d} x^{n}}}{\bigl (}f(x){\bigr )}} のように表される。(一つ目は、"d n y d x n"と読まれる。)これはそもそも例え三階導関数というのは d ( d ( d y d x ) d x ) d x = ( d d x ) 3 ( f ( x ) ) {\displaystyle {\frac {\mathrm {d} ({\frac {\mathrm {d} ({\frac {\mathrm {d} y}{\mathrm {d} x}})}{\mathrm {d} x}})}{\mathrm {d} x}}=\left({\frac {\mathrm {d} }{\mathrm {d} x}}\right)^{3}(f(x))} のことであるということからくるもので、これをさらに緩く分母括弧省略して書いて d 3 ( d x ) 3 ( f ( x ) ) = d 3 d x 3 ( f ( x ) ) {\displaystyle {\frac {\mathrm {d} ^{3}}{\left(\mathrm {d} x\right)^{3}}}{\bigl (}f(x){\bigr )}={\frac {\mathrm {d} ^{3}}{\mathrm {d} x^{3}}}{\bigl (}f(x){\bigr )}} としたものが、上記の記法となっている。 ライプニッツの記法における、x = a における微係数次のような二種類方法表されるd y d x | x = a = d y d x ( a ) {\displaystyle {\frac {\mathrm {d} y}{\mathrm {d} x}}{\bigg |}_{x=a}={\frac {\mathrm {d} y}{\mathrm {d} x}}(a)} ライプニッツの記法は分母において微分すべき変数明示的に示すことができる。これは偏微分考える際に特に有用であり、また、連鎖律 (合成関数微分法) d y d x = d y d u ⋅ d u d x {\displaystyle {\frac {\mathrm {d} y}{\mathrm {d} x}}={\frac {\mathrm {d} y}{\mathrm {d} u}}\cdot {\frac {\mathrm {d} u}{\mathrm {d} x}}} も見易く覚えすいものになる。 極限による微積分学定式化においては記号 du著者異なればその意味も様々である(より詳細微分 (無限小解析)(英語版)を参照)。 いくつかの文献では du それ自体に対して明示的な意味付け行わず、単に記号 du/dx の一部として扱う。 ほかに dx独立変数として定義し加法性 d(x + y) = dx + dyライプニッツ則 d(x · y) = dx · y + x · dy微分公理として用いるものもある。微分環参照超準解析では du無限小として定義される関数 u の 外微分 du としても解釈される

※この「ライプニッツの記法」の解説は、「微分の記法」の解説の一部です。
「ライプニッツの記法」を含む「微分の記法」の記事については、「微分の記法」の概要を参照ください。

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